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というお悩みにお答えします。
IT業界のSIerで営業・マーケティング・営業企画として働いているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
エンジニアの人たちとも一緒に働いていますが、在宅勤務OKで働きやすいSIerなので、毎日楽しく働けています。
SIer(エスアイアー/エスアイヤー)とは、
System Integrator(システムインテグレーター)の略で、システムを構築する会社のこと。
会社で使うシステム(会計システムや業務システムなど様々)の
- コンサルティング
- 設計
- 開発
- 運用
- 保守
などを、一括で請け負って構築します。
SIer1社で完結することもあれば、部分部分を他社へ依頼して構築することもあります。
SIerは、
- 忙しすぎる
- スキルが身につかない
などの様々な理由により、辞めたいと思う人も多い仕事。
SIerで働くぼく自身、自社以外の他社のSIerとも関わって仕事をしているので、
「ご愁傷様。。」
と思うぐらい本当にヤバい会社はあります。
本記事では、
「SIerを辞めたい。。」
「SIerではスキルが身につかない。。」
というお悩みについて解説します。
結論から言うと、
世の中に良い会社はたくさんあるので、今の会社がヤバいのなら何をやりたいのかを明確にしてすぐに転職してOK。
おすすめの転職先は、以下のようにいろいろあるので、今の会社がヤバい場合は自分が輝ける会社に移るのがおすすめ。
- Web系の会社
- 社内SE
- もっと条件の良いSIer
- IT業界以外の会社
本記事後半では、
- SIerを辞めたい方におすすめの転職先
- SIerから転職する時に失敗しない方法
について詳しく解説しているので、是非最後までご覧ください。
3回転職したぼくが使っていた、おすすめの転職エージェントはこちら!
- 多くの求人をカバーしているdoda
- 隠れた優良企業が見つかるtype転職エージェント
- 中小企業の求人に強いマイナビエージェント
エンジニア(SE/プログラマー)の方におすすめの転職エージェントはこちら!
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SIerを辞めたい・つらいと思う理由
まずは、
「SIerを辞めたい。。」
「SIerで働くのがつらい。。」
となる理由を見ていきましょう。
SIerを辞めたい理由は、以下の3つ。
- 労働時間が長い
- スキルが身につかない
- つまらない
上記は、SIerの営業でもエンジニア(SE/プログラマー)でも感じる理由になりますし、
- メーカー系SIer
- ユーザー系SIer
- 独立系SIer
のどのSIerでも起こりえます。
メーカー系SIerはやめとけ?メリット・デメリットの詳細記事はこちら
ユーザー系SIerはきついからやめとけ?メリット・デメリットの詳細記事はこちら
独立系SIerはやめとけと言われて不安な方が優良企業で働く方法の詳細記事はこちら
文系や新卒でSIerはやめとけ?メリット・デメリットの詳細記事はこちら
SEが合わないから辞めたい方におすすめの仕事と転職する方法の詳細記事はこちら
ブラックすぎる会社で働くSEがブラックじゃない会社に転職する方法の詳細記事はこちら
IT業界から足を洗う人におすすめの仕事についての詳細記事はこちら
システムエンジニアは転職が当たり前で転職に有利な状況である理由の詳細記事はこちら
理由①労働時間が長い
SIerを辞めたいと思う理由1つ目は、労働時間が長いこと。
労働時間が長いことで、辞めたくなるケースはとても多いです。
営業もエンジニアも、会社によっては無茶なスケジュールで動かざるを得ないことがあります。
例えば、
- 話もらってから3日で見積提示
- やること多いのに、要件定義~設計&開発~テスト~カットオーバーまで3ヶ月しかない
- 月の稼働時間がデフォルトで200時間になっている
など。
そのため、労働時間が長くなりがちに。
労働時間が長くなる原因として、
- 営業がいない
- SEが足りない
- 納期が短すぎる
- 社内連絡のレスポンスが遅い
- プロジェクトが炎上
- スキルが足りない
ということが挙げられます。
また、やたらと遅い時間まで頑張るチームメンバーの人もいるため、付き合っていると帰るのが遅くなるということも。
残業を減らすには、仕事をコントロールする必要があるのですが、ヤバい会社だと全くコントロールできません。
そうなると、残業が当たり前になってしまうので、SIerを辞めたくなるのは当然です。
SEが残業ばかりで忙しい理由と稼働通りに働ける方法の詳細記事はこちら
残業するのが当たり前というおかしい職場での解決方法の詳細記事はこちら
SE(IT業界)に疲れて嫌になった人が少しでも楽に働ける方法の詳細記事はこちら
理由②スキルが身につかない
SIerを辞めたいと思う理由2つ目が、スキルが身につかないこと。
会社によっては、
- 営業
- エンジニア
- プリセールス
のどの立場でも、スキルが身につかないケースがあります。
営業の場合
実際の提案を、メーカーやプリセールス(セールスエンジニア)に任せっきりになっている営業だと、調整と段取りをしているだけになります。
人によっては、調整や段取りですら周りに丸投げしている、ただの事務作業員と化している人もいますが。。
調整や段取りはとても大事ですが、営業として、提案力や売上を持ってくる能力が身につかないというのは致命的。
自分の価値を高められずに困ることになります。
エンジニアの場合
会社によっては、調整や管理だけの仕事になってしまうことがあり、実際にコードを書いたりシステムを触ったりすることなくプロジェクトが進むことも。
そのため、
「エンジニアだけど開発を全然やらずにスキルが身につかない。。」
ということも起こりえます。
技術はどんどん進歩していくので、新しい技術を身に着けていかないと、価値が上がらずにまずいことに。。
また、仕様書を自分たちでコントロールできないような場合、言われた通りに一部の作業をするだけになります。
ある一部の作業しかできないエンジニアの価値は高くならないので、要注意。
プリセールスの場合
- 自社エンジニアの人数が少ない
- 製品を構築するためのエンジニアのスキルレベルが足りない
という時、自社で取り扱いができる製品が限られてしまうため、しょぼい内容しか提案できません。
特に最近では、
- AWS(エーダブリューエス)
- Azure(アジュール)
- GCP(ジーシーピー)
などのクラウドが主流なのですが、自社で取り扱いができないと、いつまでもオンプレの提案しかできないことも。
世の中の主流になっている技術を提案する選択肢がない場合、提案スキルが全く上がらずに自分の価値が上がりません。
営業もエンジニアもプリセールスも、会社の提案方針によっては、スキルが全然身につかないということが起こります。
特に、エンジニアの方でプログラミングできない会社にいるのはかなり危険。
スキルが身につかず、自分の価値を上げることができないからです。
詳しくは、以下の記事で紹介しています。
SIerでプログラミングできないと危険な理由についての詳細記事はこちら
理由③つまらない
SIerを辞めたいと思う理由3つ目は、つまらないということ。
会社によっては、スキルが身につかないなどの理由でSIerの仕事がつまらないと感じることがあります。
スキルが身につかないから仕事が面白くないというのは本当にそうで、
実際にぼくがいる会社でも、特に営業は
「調整や段取りばかりで面白くない!」
という状態になっていました。
そこで、
- 他社とのアライアンス強化
- 新規事業の推進
など、面白くするためのことをやり始めたら楽しくなってきたので、やり方次第で変わる部分もあります。
SIerがつまらない理由や面白くする方法については、以下の記事でも解説しています。
SIerはつまらないと思った時に面白くする方法の詳細記事はこちら
また、客先常駐の場合だと、契約先であるお客さんの業務方針に沿って働くことになるため、個人の裁量はほぼありません。
自分が所属している会社であれば、業務効率改善やビジネス拡大のために裁量をもって働けますが、客先常駐だと常駐先の意見が最優先。
やりたいことがあっても、個人の裁量でどうにかできる環境ではないので、仕事がつまらないと感じることも多いです。
完全に客先常駐なしのSIerは少ないものの、基本的に客先常駐をしないビジネスモデルになっている以下のようなSIerなら、ほぼ客先常駐なしで働けます。
- 元請(プライム案件)が多いSIer
- テレワークを多く実施しているSIer
- ビッグデータやAIなどDX推進を支援するSIer
詳しくは以下の記事で解説しています。
SIerで客先常駐なしで働くためのポイントの詳細記事はこちら
客先常駐(SES)を辞めたい時の対処法についての詳細記事はこちら
ぼくの会社は面白くなりましたが、どうやってもつまらない会社も多いもの。
そうなると、SIerを辞めたいと思うのはもっともです。
SIerを辞める前にやっておくべき3つのこと
SIerを辞めたいと思った時、ヤバいSIerならすぐに辞めてOKですが、今の会社にいる間にやっておくべきことがあります。
SIerを辞める前にやっておくべきことは以下の3つ。
- 原因を探る
- 身につけられるスキルを盗んでおく
- 自分が今後どうしたいのか考えて行動する
特に、SIerは会社によって良い・悪いの差が激しいので、まずは
- なんで辞めたいのか?
- なんで嫌だと思うことが起きているのか?
を把握すると良い転職先を選べるようになります。
やっておくべきこと①原因を探る
SIerを辞める前にやっておくべきことの1つ目は、原因を探ること。
SIerを辞めたい原因として、
- 忙しすぎる
- スキルが身につかない
- つまらない
など色んな原因があります。
例えば、「忙しすぎる」という場合、なぜここまで忙しいのかを考えることが大事です。
単純に、
- SIerの階層構造のせい
- 会社が悪い
となる前に、なぜなのかを掘り下げて考えましょう。
もしかしたら、そもそも無理なスケジュールで受注していたからかもしれません。
例えば、お客さんが
「2022年7月頭にシステムを稼働させたいから、そこまでにシステムを作ってほしい」
と言ってきた場合、プロジェクトのカットオーバーから逆算すると、
「2022年1月にはプロジェクトを始めないといけない」
などが見えてきます。
ゴールから逆算していくと、
- 2021年12月頭には発注もらわないと、プロジェクト要員のアサインができない
- お客さんの稟議決裁のスケジュールを考えると、11月頭には提案しないといけない
- 提案するためには、10月頭にはヒアリングをして提案書を作らないといけない
- 並行して、秘密保持契約書を締結しないといけない
と提案スケジュールが見えてきます。
現時点で、このスケジュール通りに進められないのであれば、そもそも無理なスケジュールで仕事を受けてしまっているということ。
忙しくなるのも当然です。
上記の例のように、
忙しい原因が「最初からスケジュールに無理があるから」という場合、
「営業がお客さんとちゃんと交渉するべき」
などの解決策が見えてきます。
そうなると、基本的には営業の責任ですし、会社に言って改善していくべき内容だとわかります。
ぼくもよく、
「このスケジュールにサービス開始する場合、この時までに受注する必要がありますが、この期間で決定できますか?」
と事前にきちんと伝えています。
また、エンジニアはどこも人手不足なので、
「この日までに契約書か契約の内示がもらえないと、来月からプロジェクトを始めるためのエンジニアを確保できない」
と伝えることも。
実際にそう伝えると、期日までに決められないお客さんが多いのですが。。
なお、期日を1週間くらい引き延ばしても決められなかったりする場合、お客さんもスケジュールを強く言えなくなります。
そうなると、スケジュールはこちらでコントロールしやすくなるので楽になります。
もちろん、原因を探って解決しようとしても、それでもどうにもならないことも多いです。
その時は転職する方が早いので、すぐに転職するべき。
SEを辞めたい30代の方が経験を活かせる転職先の詳細記事はこちら
SEを辞めたい40代の方が経験を活かせるおすすめの仕事の詳細記事はこちら
SEに向いてないし辞めたい女性が良い仕事に転職する方法の詳細記事はこちら
やっておくべきこと②身につけられるスキルを盗んでおく
SIerを辞める前にやっておくべきことの2つ目は、身につけられるスキルを盗んでおくこと。
せっかく、大規模システムのプロジェクトに関わったりしているのであれば、
- そこから学べるものは学ぶ
- 盗めるスキルは盗む
というスキルアップをしておきましょう。
営業であれば、
- 段取り力
- 調整力
が磨かれますし、業界の流れや協力会社にはどんな会社があるのかという情報も把握できます。
エンジニアであれば、
- この案件ではこのソフトを利用してシステムを作った
- この案件ではこのようなことで苦労した
という経験値が貯まります。
プリセールスであれば、
- この案件では、新しい技術を使ってシステム構築の提案をした
- この案件では、既存システムを活かしながらシステムを刷新した
という経験値が貯まります。
どんな仕事でも盗めるものはあるので、自分のスキルアップのためにも、盗めるものは盗んでおきましょう。
やっておくべきこと③自分が今後どうしたいのか考えて行動する
SIerを辞める前にやっておくべきことの3つ目は、自分が今後どうしたいのか考えて行動すること。
SIerで働いている場合に限りませんが、転職が頭をよぎったら、自分が今後どうしたいのかを具体的に考えて行動しましょう。
自分が今後どうしたいのかを具体的に考えるとは、以下のようなこと。
- スキルを身につけたい
- 労働時間を短くしたい
- 面白いサービスを作りたい
- 自社サービスを持っている会社で働きたい
など。
とりあえずSIerを辞めれればいいという考えの場合、また同じような転職を繰り返してしまう可能性があるので、注意が必要。
なお、エンジニアの方でスキルを身につけたいなら、
- Web系の会社に行く
- ソフトウェアを自社開発できる会社がおすすめ
- 社内SEがいい
という情報をネットでよく見かけますが、はっきり言って会社次第です。
Web系の会社であっても、
- やり方が古臭い
- スピード感がないので成長スピードが遅い
という会社は普通にあります。
ぼくが勤めていたソフトウェアメーカーは、いわゆる自社開発ができる会社ですが、
- オーナー企業なので決めるのに時間がかかる
- オーナーの価値観に合わないと新しいソフトが作れない
ということが起きていました。
また、社内SEも同様に会社次第です。
社内SEだと、一般的には一人一人がやれる範囲が多いものの、どこまで社内開発ができるのかは会社の方針次第。
なので、
- 自分が何に不満を持っているのか
- どうしたいのか
を明確にしてから、転職をするようにしましょう。
SIerを辞めたい時のおすすめの転職先
SIerを辞めたいと思った時、
- 今抱えている不満を整理
- 今後何をしたいのかを整理
したら、転職に踏み出しましょう。
SIerは、大手以外の中小や協力会社も含めるとかなりの数があり、色んな会社があるので会社によってやり方が全然違います。
そのため、おかしいと言っても全然変わらないことも。。
声を上げても全然変わらない会社の場合、どうしようもないので、転職して環境を変えるのが一番早いです。
ここまで読んでいただいた方は、
- 何が原因だったのか
- 何を自分が身につけたのか
- 自分がどうしたいのか
をきちんと理解した上で転職に臨めるので、転職で求めることが明確化されています。
なので、自分の経験を活かして今後どうしたいのかを考えて、転職先を決めていきましょう。
SIerからの転職先は以下のようにいろいろあるので、今働いているSIerがヤバい場合は、自分が輝ける会社に移るのがおすすめ。
- Web系の会社
- 社内SE
- もっと条件の良いSIer
- IT業界以外の会社
それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
SEに向いてない人のおすすめの転職先についての詳細記事はこちら
おすすめの転職先①Web系の会社
SIerを辞めたいと思った時、おすすめの転職先として真っ先に上がるのがWeb系の会社。
Web系の会社とは、
- スマホアプリの開発
- パソコンで使うソフトなどの開発
- ブラウザでのサービスの開発
をしている会社を指します。
創業から長い会社もあれば、ベンチャー企業まで幅広く存在しています。
よく、私服で出勤できるIT企業というイメージをされますが、それはこのWeb系の会社を指すことがほとんど。
ベンチャー企業だと若い方も多く、古いしがらみが無いという点で働きやすい会社が多いです。
多くのWeb系の会社に見られるメリットは以下の通り。
- 労働時間を調整しやすい
- 新しい技術(スキル)を身に着けられる
- 新しいことに挑戦できるので楽しい
会社によっては、
- リモートワークOK
- フレックス制を導入している
- チャットツールをフル活用して業務の無駄を省ける
と日本特有の慣習が少ないため、労働時間を調整しやすいです。
また、世の中に受け入れられるようなサービスを開発するために新しい技術を取り入れることも多く、ITエンジニアの方にとって技術(スキル)が身に付きやすいです。
下請けではなく、自分たちのサービスを開発している会社であれば、新しいことにどんどん挑戦できるというメリットも。
ぼく自身もソフトウェアメーカーにいたのでわかるのですが、Web系の会社はどこもITエンジニアの人手が足りていません。
世の中の流れが速く、ニーズに応えるためにはスピード感を持った開発が必要で、それにはITエンジニアが必要だからです。
気を付ける点は、Web系の会社といっても会社の風土はピンからキリまであるので、
- やり方が古臭い
- スピード感がない
という場合、成長スピードが遅くなってしまいます。
ベンチャー企業の中には、イケイケなので楽しい部分はあったとしても、人数が足りなくて労働時間が長くなることも。
また、コードを書くのがメインになるので、SEとしてコードを書かずにキャリアを積んでいる方だと大変です。
なので、後述する転職エージェントをうまく活用して、自分に合う会社を探しましょう。
おすすめの転職先②社内SE
SIerを辞めたいと思った時、おすすめの転職先として社内SEも人気です。
社内SEは、ほぼすべての会社にある、IT部門で働く形になります。
具体的には、主に情報システム部で勤務することになり、自社のITに関わるほぼすべての業務に携わります。
SIerと違って、
- 決まったシステムだけでなく、社内の業務にかかわるITシステム全般に関われる
- 社員のパソコンやスマホなどの選定や管理も行う
と業務が幅広いのが特徴。
- 労働時間はそれなりに調整しやすい
- スキルを身に着けやすい
- やる仕事の幅が広いので面白い
労働時間については、余裕で定時で帰れる会社もあれば、仕事量が多く残業が当たり前の会社も。
ただ、調整するのがお客さん相手ではなく社内になるため、時間の調整はしやすいです。
また、社内SEは何か一つのシステムをやるわけではなく、会社の業務に関わるIT全般を担当することになります。
なので、様々な視点で考えて開発したり、幅広いシステムを社内に取り入れることが多く、ITエンジニアの方にとって技術(スキル)や知識が身に付きやすいです。
また、会社をITで良くしていくために、新しいことにどんどん挑戦できるというメリットもあります。
気を付ける点は、会社での地位が低いことが多く、
- 給料を上げるのが難しい
- 常にコスト削減を求められる
こと。
なので、社内SEに対する理解がある会社を選ぶ必要があります。
後述する転職エージェントをうまく活用して、自分に合う会社を探しましょう。
おすすめの転職先③もっと条件の良いSIer
SIerを辞めたいと思った時、おすすめの転職先としてもっと条件の良いSIerに行くという手もあります。
ぼく自身がSIerで働いているのでひしひしと感じますが、SIerは会社次第で天国にも地獄にもなるぐらい振れ幅が本当に大きいということ。
SIerは、会社規模の大きさで良い悪いが決まることはなく、
- 会社の風土や仕組みが今の時代に合っているか
- 時代の先取りをできているか
で決まります。
条件の良い会社であれば、今までの経験を活かしながらステップアップが容易。
- 労働時間が調整しやすい
- スキルが身につく
- 世の中を動かすような大きなプロジェクトもあり面白い
- マネジメント力がつく
- 年収が上がる
- 休みも取りやすい
良い条件のSIerだと、
- リモートワークOK
- フレックス制を導入している
- チャットツールをフル活用して業務の無駄を省ける
と日本特有の慣習が少なく、労働時間を調整しやすいです。
AIやRPAなどの最先端の技術を取り入れて開発するなど、ITエンジニアの方にとって
- 技術(スキル)が身に付きやすい
- 新しい提案をどんどん行える
というメリットも。
また、社内外との調整を行いながらプロジェクトを進めるので、平社員のうちからマネジメント力をつけることができます。
なお、ぼく自身もSIerで働いているのでわかるのですが、IT投資へ積極的な企業が増えているので、どのSIerもITエンジニアの人手が足りていません。
良い条件のSIerなら、なおさら競争率が高いです。
なので、後述する転職エージェントをうまく活用して、自分に合う会社を探しましょう。
ユーザー系SIerでホワイト企業・穴場企業を探せる方法についての詳細記事はこちら
おすすめの転職先④IT業界以外の会社
SIerを辞めたいと思った時の転職先として、視点を変えてIT業界以外の会社に行くのもおすすめ。
IT業界以外の会社に転職するというと、情報システム部(社内SE)への転職を思い浮かべることが多いですが、情報システム部(社内SE)ではなくてIT推進を行っている部署に転職するということです。
最近はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を検討している会社が増えてきていることもあり、情報システム部以外の部署を新設して、ITを活用しようという会社が増加中。
そこでは、ITエンジニアの経験が必要なので、自分のスキルを活かして転職するという選択肢になります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)
ざっくり言うと、デジタル技術(IT)を使って事業の変革を行うこと。
既存の仕組みや価値観をひっくり返すような、革命的な仕組みにより、社会全体に影響を及ぼして人々の生活を変えていく考え方です。
例えばZOZOは、アパレルのインターネット通販により急成長しました。
服を買う時は店舗に行って試着するのが一般的でしたが、若者に人気のあるブランドを揃えることで、服を試着できない通販であっても売り上げを急拡大することに成功しています。
(その後のZOZOスーツや、買収などのゴタゴタについては、割愛しますw)
実際、IT企業でなくても、自分たちの得意分野の知見を活かしたアプリを出すような会社が増えています。
- 新しい技術(スキル)を身に着けられる
- 新しいことに挑戦できるので楽しい
- 世の中に影響を与えることもできる
IT業界以外の会社では、世の中に受け入れられるような新しいサービスを開発するために最新技術を取り入れることも多く、ITエンジニアの方にとって技術(スキル)や知見が身に付きやすいです。
さらに、新しいことにどんどん挑戦でき、サービス次第で世の中に影響を与えることも可能。
また、会社によっては、
- リモートワークOK
- フレックス制を導入している
- チャットツールをフル活用して業務の無駄を省ける
と日本特有の慣習が少ないため、労働時間を調整しやすいですし、福利厚生が充実しているところも多いです。
ある程度の大企業でないと、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進すらしていないので、募集自体が少ないです。
なので、後述する転職エージェントをうまく活用して、募集があるのかを探しましょう。
SIerを辞めたい時に転職で失敗しない方法
今働いているSIerを辞めて転職したい時、転職エージェントをフル活用すると、転職に失敗せずに今よりもっと良い会社を探せます。
また、口コミをフル活用することで企業の本当の姿がわかるので、併用するのも必須。
希望の転職先に行くためには、
- 求人の募集があるのか探す
- 自分の考えに合う会社を見つける
必要があり、それを助けてくれるのが転職エージェントだからです。
転職エージェントは、無料で以下のようなサービスを受けられるので、使わない手はありません。
- 非公開求人含め多くの求人を紹介してくれる
- 書類や面接対策について親身にアドバイスしてくれる
- 企業に交渉してくれる
また、求人情報は水物で、採用が決まれば募集終了になってしまいます。
なので、情報収集を早めに行って良い会社の求人を見逃さないようにすること。
なお、転職エージェントは2~3社は登録するようにしましょう。
1社の転職エージェントだけだと、求人の取りこぼしが起きる可能性が高く、機会損失になるからです。
ITエンジニア(SE・プログラマー)として働いている方で、今はそこまでスキルがないと思っていても、1年やっていれば経験者。
ITエンジニアは専門職なので、今後のキャリアを成功させるためには、エンジニア専門の転職エージェントを使うのがおすすめです。
今のスキルセットと目指すキャリアを考えて、戦略的に転職活動を行う必要があるので、的確にサポートしてもらう必要がありますからね。
転職先によっては、需要がある言語の学びなおしが必要になるケースがあるものの、需要がある会社に若手枠で転職できるチャンスを活用するべき。
ここからは、
- エンジニア・プリセールスの方におすすめの転職エージェント
- 営業の方におすすめの転職エージェント
- 口コミの利用方法
について紹介していきます。
エンジニア・プリセールスの方におすすめの転職エージェント
エンジニア・プリセールスの方におすすめの転職エージェントは、
- 転職時の年収アップ率81%を誇るGeekly(ギークリー)
- 専属2名体制で徹底サポートしてくれるウィルオブ・テック
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です。
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dodaは、業界大手のパーソルキャリアが運営する転職エージェント。
特長は以下の通りです。
- dodaだけがもっている優良求人・非公開求人が多い
- 全国の求人に対応
- 転職エージェントが書類作成から面接対策まで親身にアドバイスしてくれる
- スケジュール調整や企業への後押しなど、企業に交渉してくれる
- 業界を変える転職や、結婚後の転職であっても丁寧に対応してくれる
dodaは、「転職エージェントに迷ったらdoda!」というぐらい安定の転職エージェントです。
転職3回中、2回目と3回目でdodaを使ったぼくの経験から言っても、ネットの書き込みにある「dodaのエージェントがひどい」というのは嘘。
むしろ、非常に丁寧な対応をしてくれる転職エージェントなので、絶対に使った方がいい転職エージェントです。
また、仮に担当が良くない担当者の場合でも、dodaは担当者変更にもちゃんと応じてくれるので安心。
デメリットは、迷惑メールかと思うくらい求人メールが届くことと、求人紹介の幅が広いので自分に合わない求人が含まれていること。
ただ、「多くの求人情報を漏れなく紹介してくれる」と発想を変えることで、そこまで気にすることなく転職活動に取り組めます。
状況は刻一刻と変わるので、気づいたら募集終了とならないよう、早めに登録しておきましょう。
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※最初から最後まで無料で利用できます!
type転職エージェントは、大手転職エージェントが持っていない、隠れた優良企業を多く持っている転職エージェント。
特長は以下の通りです。
- type転職エージェントだけがもっている優良求人・非公開求人が多い
- 特にIT・Web系の会社に強い
- 一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の求人に対応
- 求人情報のほとんどに求人企業の競合情報まで載せてくれている
- 転職エージェントが、企業ごとに面接の重要ポイントを親身にアドバイスしてくれる
- 年収交渉や企業への後押しなど、企業に交渉してくれる
type転職エージェントは、大手転職エージェントが持っていないような隠れた優良企業を持っているので、dodaと合わせて利用すると効果は抜群!
デメリットは一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)特化のため、それ以外の地域で転職を検討している場合は極端に求人が少ないことと、dodaなどの大手と比べると求人が少ないことです。
ただ、dodaなどの大手転職エージェントで拾えない非公開独占求人を拾えるエージェントですので、一都三県の方はdodaと合わせて利用すると弱点をカバーして転職可能。
求人状況は刻一刻と変わるので、気づいたら募集終了とならないよう、早めに登録しておきましょう。
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dodaとtype転職エージェントがおすすめの理由は、以下の記事でも詳しく解説しています。
マイナビエージェントは、マイナビしか持っていないような優れた中小企業の求人が多い転職エージェント。
特長は以下の通りです。
- マイナビエージェントでしか手に入らない非公開求人が多い
- 良い中小企業の求人が多数ある
- 転職希望者を丁寧にサポートしてくれる
- 第二新卒含めた20代の転職に強い
- 全国の求人に対応
マイナビエージェントは独自の営業網により、dodaやtype転職エージェントが持っていないような隠れた優良企業を持っているので、合わせて利用すると効果は抜群!
デメリットは、20代の転職にかなり力を入れていることもあって30代以降の求人はあまり多くないことと、返事(レスポンス)が早いため対応が多くなり、人によっては疲れてしまうこと。
ただ、dodaやtype転職エージェントが拾えない非公開独占求人を拾えるエージェントですので、dodaやtype転職エージェントと合わせて利用すると、求人の見逃しをなくして転職可能。
求人状況は刻一刻と変わるので、気づいたら募集終了とならないよう、早めに登録しておきましょう。
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※本ページはマイナビのプロモーションを含みます。
マイナビエージェントがおすすめの理由は、以下の記事でも詳しく解説しています。
口コミの利用方法
また、合わせて絶対にやるべきなのが、口コミによる確認。
ホームページや求人情報だけでは、ブラック企業やしんどい仕事なのかどうか、判断することが難しいためです。
また、口コミを使うと、隠れ優良企業を見つけることも可能。
可能であれば、応募する企業について一度は口コミを確認しましょう。
時間がなくて厳しい時は、少なくとも書類が通った企業については、面接前に口コミを確認しておくのがおすすめ。
口コミをフル活用した方がいい理由は、以下の2つ。
- 口コミの内容はほぼ真実
- 入社後のミスマッチをなくせる
ぼく自身、1社目も2社目も3社目も4社目も、書いてあった大量の口コミは全て真実でした。
なので、実体験からも、口コミは正しいと言えます。
また、
- 転職エージェントも企業に忖度する
- 求人情報に載っている情報がすべてではない
- 求人情報は必ずしも最新情報ではない
といった点からも、求人情報だけでは正しい情報をつかめないので、やばい会社かどうかは口コミで確認しましょう。
口コミを利用した会社の探し方については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
また、隠れ優良企業は、口コミの確認以外に複数の転職エージェントを使うと探しやすくなります。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
まとめ:SIerを辞めたい時は状況を整理してから転職するのがおすすめ!
お話してきたことをまとめます。
SIerを辞めたいと思う方は多いです。
理由は以下の3つ。
- 労働時間が長い
- スキルが身につかない
- つまらない
ただ、以下の3つは、SIerを辞める前にやっておくべき。
- 原因を探る
- 身につけられるスキルを盗んでおく
- 自分が今後どうしたいのか考えて行動する
一度、状況を整理してから転職するようにしましょう。
SIerからのおすすめの転職先は、以下の通り。
- Web系の会社
- 社内SE
- もっと条件の良いSIer
- IT業界以外の会社
転職で失敗しないためにも、転職エージェントは必ず2~3社は利用してフル活用するのが必須です。
今のSIerがヤバいのなら、利用するだけ利用して、次のステップに進みましょう。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
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