IT業界のSIerの会社で働いているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
SIerの会社では営業として、エンジニアの人たちと一緒にプロジェクトを進めています。
SIerは、「言われたとおりにやるだけ」「スキルが身につかない」などの様々な理由により、仕事がつまらないとマイナスのことをよく書かれる仕事。
SIerで働くぼく自身、自社以外の他社のSIerとも関わって仕事をしているので、つまらないと思う人がいるのもわかるな、と感じています。
SIer(エスアイアー/エスアイヤー)とは、
システムインテグレーター(System Integrator)の略で、システムを構築する会社のことです。
会社で使うシステム(会計システムや業務システムなど様々)の
- コンサルティング
- 設計
- 開発
- 運用
- 保守
などを、一括で請け負って構築します。
SIer1社で完結することもあれば、部分部分を他社へ依頼して構築することもあります。
本記事では、
SIerで営業をやっているぼくの経験から、SIerはつまらないと思った時に面白くする方法についてご紹介します。
結論から言うと、営業とエンジニアでそれぞれ方法があり、以下の通り。
営業の場合
- 案件を引っ張ってくる動きをする
- 新規事業を提案する
- 副業をやってみる
エンジニアの場合
- 人のコードを見て勉強する
- 既存製品を組み合わせて新しいサービスを提案する
- 副業をやってみる
もちろん、SIerといっても会社によりますので、自分の状況に合った方法を試してみてもらえればと思います。
それでは、ご覧ください。
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SIerがつまらないと言われる理由

SIerで働いている人が、SIerがつまらないと思う理由はいくつかあります。
ぼくが見てきた中で挙げると、以下の3つ。
- スキルが上がらない
- 言われたことをやるだけ
- 想像力を働かせるような仕事ができない
理由①スキルが上がらない
SIerがつまらないと言われる理由として、スキルが上がらないというのがよく挙げられます。
会社によっては、エンジニアで入ったのにプログラムを書く仕事ができなくて、エクセル管理ばかりの仕事だったりします。
そういう会社だと、エンジニアとしてはかなり危険。
詳しくは、以下の記事で解説しています。

また、扱っているシステムが古いのに、最新の技術を使ったものを扱えずに古いシステムを長持ちさせるような仕事をせざるを得ないことも。
よく、レガシーシステムなんて言われるやつですね。
お客さんが古いシステムを長持ちさせることを望んでいてその意見が通ってしまった場合、いくらこちらが最新の技術でシステム構築した方が良いと思っていても、古いシステムで長持ちさせる方向で進めるしかありません。
そのため、ゆくゆくは使われなくなるようなシステム構築のスキルは身についても、最新技術のスキルを身につけられず、仕事がつまらない。。ということが起こりえます。
営業でも、プリセールス(セールスエンジニア)が提案しているため、商談中に喋ることがほとんどなく、事務作業ばかりになる会社もあります。
営業にしてもエンジニアにしても会社次第のところはありますが、自分がイメージしていた仕事ではないことで、スキルが上がらず、仕事がつまらないと言われることがあります。
なお、営業にしても、エンジニアにしても、会社を変えるという選択肢以外に、スキルアップする方法はあるので、後ほどご紹介します。
理由②言われたことをやるだけ
SIerはつまらないと言われる理由として、言われたことをやるだけというのもあります。
SIerは、お客さんが望むシステムを構築するのが仕事のため、提案時の打ち合わせの場に参加できないような場合だと、本当に言われたことをやるだけになることもあります。
営業や大手SIerがきちんと提案して、コントロールしていればまだいいのですが、クセのあるお客さんに振り回されている案件だと、言われたとおりにやると炎上してしまうことも。
また、もっといい方法があっても、言われたとおりにプロジェクトを進めるしかないような場合は、つまらなく感じてしまう人もいるでしょう。
お客さんに言われたことをやるだけの仕事になるのを防ぐには、営業とエンジニアが連携をしっかり取って、お客さんをコントロールしていくことです。
「お客さんの言うことはできなくはないが、その場合はこのようなリスクがあるのでおすすめしない。なのでこの方法でやれば、予算にも収まってやりたいことが実現できる」
というような提案をしていって、お客さんをコントロールするのが大事。
理由③想像力を働かせるような仕事ができない
SIerがつまらないと言われる理由として、想像力を働かせるような仕事ができないというものもあります。
これは、ソフトウェアメーカーやいわゆるWeb系の会社などの、自社製品を持っている会社と比較してよく言われます。
自社の製品であれば、想像力を働かせて製品を作成できますが、SIerは安定したシステムを構築するのがメインの仕事。
そのため、想像力を働かせられないからつまらない、となってしまうことがあります。
想像的な仕事をするには、自社開発をしているような会社に転職する以外に、現職でもやる方法があるので、後ほどご紹介します。
SIerがつまらないと思った時に面白くする方法

SIerがつまらないと思った時、「すぐに転職してやる!」となる前に今の会社で面白くする方法を試してみてほしいと思います。
面白くする方法は、営業とエンジニアでそれぞれ方法があり、以下の通り。
営業の場合
- 案件を引っ張ってくる動きをする
- 新規事業を提案する
- 副業をやってみる
エンジニアの場合
- 人のコードを見て勉強する
- 既存製品を組み合わせて新しいサービスを提案する
- 副業をやってみる
営業の場合
SIerがつまらないと思った時、営業の場合は、今の会社で面白くするために以下の3つを試してみましょう。
- 案件を引っ張ってくる動きをする
- 新規事業を提案する
- 副業をやってみる
案件を引っ張ってくる動きをする
まずは、案件を引っ張ってくるような動きをしましょう。
例えば、パートナー会社とのアライアンス(提携)強化。
足で稼がなくても売れる仕組みを作れる営業は、非常に評価が高くなりますし、自身のスキルアップにもなります。
そのため、自社以外の周りを巻き込む必要があり、パートナー会社と提携していくことで、案件を増やすことが可能です。
具体的には、会社紹介や提携スキーム案の資料を作成した上で、パートナー会社の現場のメンバーレベルの人に挨拶に行く形で進めましょう。
「インフラ環境ならこの会社と組めば、競合に勝てそうだ」
「通信分野ならここと組めば、助かる」
など、相手にメリットがあるようにアピールして、小さな案件からでも一緒に進めていくと、仕事の依頼が来るようになります。
新規事業を提案する
新規事業を提案するのも良いです。
想像力を働かせながら仕事ができます。
今は、SIerでも自社でやってきたノウハウを活かした独自サービスをやっていくような時代。
そのため、新規事業を提案して実行するのも、仕事を面白くするポイントです。
新規事業は、自分がやりたいことをやるのも大事ですが、市場のニーズにこたえることでビジネスとして成功しやすくなります。
営業は、普段から現場でお客さんからヒアリングしているので、お客さんのニーズや悩みを聞き出すことで、そのニーズや悩みを解決するサービスを事業にすれば、成功しやすくなるかと思います。
副業をやってみる
SIerの仕事がつまらない場合、本業は割り切って行い、副業で楽しむという選択肢もあります。
今は副業をしながらスキルアップや収入増を目指すのが、当たり前になっている時代。
ブログやYouTube、インスタグラムなんかは匿名で活動できるため、副業がバレたくない人にもおすすめのものとなっています。
ただし、副業で稼ぐとなると、簡単なものはないので、覚悟は必要です。
エンジニアの場合
SIerがつまらないと思った時、エンジニアの場合は、今の会社で面白くするために以下の3つを試してみましょう。
- 人のコードを見て勉強する
- 既存製品を組み合わせて新しいサービスを提案する
- 副業をやってみる
人のコードを見て勉強する
人のコードを見て勉強するのは、SIerならではのスキルアップ方法。
自社製品を開発している会社だと、なかなか難しいところではありますが、SIerでは、人のコードを見ることがよくあります。
システムのパフォーマンスが悪い時に、コードを見ることで原因の特定をしたりするのですが、書き方によって、パフォーマンスが変わってくるものです。
ぼくも、営業担当としてやっていた案件で、コードの書き方が悪いがためにパフォーマンスが悪いシステムに当たったことがあります。
悪い書き方だけでなく、先輩エンジニアの良い書き方を実践の場で見られるのはとても良い学びになるものです。
一人だけで試行錯誤するよりも、よっぽどスキルアップできるのではないでしょうか。
既存製品を組み合わせて新しいサービスを提案する
既存製品を組み合わせて新しいサービスを提案するのも良いです。
いわゆる新規事業ですが、エンジニア目線で、想像力を働かせながら仕事ができます。
自分が持っているスキルと既存製品を組み合わせて、時代のニーズに合うようなサービスを自分で作ることができるのがエンジニアの良いところで、仕事を面白くするポイントです。
営業の新規事業で書いたことと繰り返しになりますが、重要なので再度書くと、
新しいサービスは、自分がやりたいことをやるのも大事ですが、市場のニーズにこたえることでビジネスとして成功しやすくなります。
営業とよくコミュニケーションを取って、お客さんのニーズや悩みを聞き出して、そのニーズや悩みを解決するサービスを事業にすれば、成功しやすくなるかと思います。
副業をやってみる
SIerの仕事がつまらない場合、本業は割り切って行い、副業で楽しむという選択肢もあります。
今は副業をしながらスキルアップや収入増を目指すのが、当たり前になっている時代。
ブログやYouTube、インスタグラムなんかは匿名で活動できるため、副業がバレたくない人にもおすすめのものとなっています。
ただし、副業で稼ぐとなると、簡単なものはないので、覚悟は必要です。
それでもSIerがつまらない場合に取るべき行動

SIerがつまらない時に、上記でご紹介してきた今の会社で面白くする方法を試してみても難しい場合、その時は転職して環境を変えるのがベストです。
なお、転職する前には、自分がどうしたいのかを整理してから進めるのがおすすめ。
詳しくは、以下の記事で転職前に考えるべきことと合わせて紹介しています。
SIerを辞めたいと思った時に考えてほしいことの詳細記事はこちら

SIerがつまらないと思った時に面白くする方法まとめ
お話してきたことをまとめます。
SIerは、「言われたとおりにやるだけ」「スキルが身につかない」などの様々な理由により、仕事がつまらないことがあります。
ただ、SIerがつまらないと思った時、「すぐに転職してやる!」となる前に今の会社で面白くする方法を試してみてほしいと思います。
面白くする方法は、営業とエンジニアでそれぞれ方法があり、以下の通り。
営業の場合
- 案件を引っ張ってくる動きをする
- 新規事業を提案する
- 副業をやってみる
エンジニアの場合
- 人のコードを見て勉強する
- 既存製品を組み合わせて新しいサービスを提案する
- 副業をやってみる
SIerがつまらないと思っている方にとって、参考になれば嬉しいです。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
SIerを辞めたいと思った時に考えてほしいことの詳細記事はこちら

