IT業界のSIerの会社で働いているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
SIerの会社では営業として、エンジニアの人たちと一緒にプロジェクトを進めています。
IT企業でエンジニアとして働いています!と言うと、パソコンに向かってプログラミングをしている仕事だと思うもの。
ただ、SIerによっては、プログラミングする部分を完全に他社に委託しているところもあり、入社してから全くプログラミングができないこともあり得ます。
エクセル作業や、資料作成ばかりになることも。。
SIer(エスアイアー/エスアイヤー)とは、
システムインテグレーター(System Integrator)の略で、システムを構築する会社のこと。
会社で使うシステム(会計システムや業務システムなど様々)の
- コンサルティング
- 設計
- 開発
- 運用
- 保守
などを、一括で請け負って構築します。
SIer1社で完結することもあれば、部分部分を他社へ依頼して構築することもあります。
本記事では、
SIerで営業マンとしてエンジニアと協力しながら働いているぼくが、
エンジニアでありながら、SIerでプログラミングができないと危険な理由についてご紹介します。
結論から言うと、最初からプログラミングできない会社で働くと、スキルが身につかないために、技術がわからないエンジニアになってしまう危険があるためです。
エンジニアでありながら、全くプログラミングができない会社にいる時に、取るべき方法についても解説しています。
それではご覧下さい。
SIerでプログラミングができないと危険な4つの理由

エンジニア職でありながら、SIerでプログラミングができないと危険です。
冒頭でもお伝えしましたが、
- 最初から全くプログラミングできないSIer
- もしくはほとんどプログラミングできないSIer
で働くと、技術がわからないエンジニアになってしまう危険があるためです。
具体的にどう危険なのかは、以下の4つ。
- 書かれているコードの内容が理解できない
- 作業にどのぐらいの工数がかかるのか理解できない
- 技術的に対応可能かどうか判断できない
- エンジニアとしての価値が上がりにくい
最初はプログラミングをして、キャリアを積みながら、ゆくゆくは管理職やプリセールス(セールスエンジニア)など、プログラミングをしない仕事を目指すのはありです。
ただそれでも、キャリアの始めは、エンジニアとしてのプログラミング経験がないと危険。
詳しく見ていきましょう。
理由①書かれているコードの内容が理解できない
SIerでプログラミングできないと危険な理由は、書かれているコードの内容が理解できないこと。
ソフトのパフォーマンスに影響を与えるものの一つに、プログラミング言語を正しく使えているか、があります。
僕自身も案件で経験しましたが、コードの書き方が悪いとソフトのパフォーマンスが悪くなることも。
ソフトの動作が悪い時、雑なコードの書き方をしていないか確認するのですが、プログラミングしていなかった人だと、見ても内容を理解できません。
PM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)がプログラミングをしていなかったりすると、自分では判断できないので、わかる人に聞かないといけません。
そうなると、余計に工数もかかりますし、解決するまでに時間もかかります。
ソフトの動作を確認したりテストする時に、バグの一つもなく終わることは基本的にありません。
そのため、書かれているコードの内容がわからないと、原因を特定できないので、プロジェクトを進める上でとても危険です。
理由②作業にどのぐらいの工数がかかるのか理解できない
SIerでプログラミングできないと危険な理由は、作業にどのぐらいの工数がかかるのか理解できないこと。
工数(こうすう)とは
作業量を表す概念で、その作業をするのに、どのぐらいの時間と人数がかかるのかを表します。
計算式は、時間×人数。
単位は人月(にんげつ)、人日(にんび)で、1人でやるとどのぐらいの時間がかかるのかを表します。
例)1人月→1人でやると1ヶ月かかる作業量。
作業にどのぐらいの時間がかかるのかを算出するのは、プロジェクトの計画を立てる上で必須。
感覚で適当に工数を算出すると、高額な金額になってしまったり、人手が足りなくて苦しむことになります。
そのため、開発するボリュームや難易度によって、かかる工数を算出して見積もりを作成します。
どの作業にどのぐらいの工数がかかるのかは、経験が必要。
プログラミングができないと、工数算出の時に、社内の実績から算出しようとしても、エンジニアのレベルと作業の難易度を照らし合わせて算出するといった判断ができません。
なので、SIerでプログラミングができないと、作業における工数を正しく算出できないので、危険です。
理由③技術的に対応可能かどうか判断できない
SIerでプログラミングできないと危険な理由は、技術的に対応可能かどうか判断できないこと。
SIerのエンジニアは、お客さんとの打ち合わせに同席して、技術的な観点から話すことが多いです。
その際、お客さんの要望に対して技術的に対応可能なのかや、対応可能だけど作業の難易度が高いから、その分費用が高額になる、などのアドバイスを行います。
これは、プログラミングをやっていないと、なかなか回答が難しいもの。
お客さんが質問した時に、エンジニアが「社内に持ち帰って確認します」ばかりだと、信用されなくなります。
なので、プログラミングができないSIerだと、技術的に対応可能かどうかが判断できないので危険です。
理由④エンジニアとしての価値が上がりにくい
SIerでプログラミングできないと危険な理由は、エンジニアとしての価値が上がりにくいこと。
上記で説明してきた、以下のようなことができないと、エンジニアとしての価値は中々上がっていきません。
- 書かれているコードの内容を理解している
- 作業にどのぐらいの工数がかかるのか理解している
- 技術的に対応可能かどうか判断できる
技術的な作業ができることや、その経験を活かしたマネジメントや技術的な提案力がエンジニアの価値を高めるからです。
マネジメントをするのが主な仕事になったり、プリセールス(セールスエンジニア)として提案活動が主な仕事になると、実際にプログラミングをする機会はほとんどありません。
ただ、それもプログラミングをしてきた経験による知識やノウハウがあってこそ。
エンジニアとして入社したのに、エクセル作業や資料作成ばかりになっている方は、危険な状況にあります。
SIerでプログラミングできない時に取るべき行動

SIerでプログラミングができないと、技術がわからないエンジニアになってしまい、価値も上がっていきません。
そのため、SIerでプログラミングができない時は、すぐに以下の行動を取るべきです。
- SIerでプログラミングができる会社に転職する
- ソフトウェアメーカーなど、Web系企業に転職する
- プログラミングスクールで学ぶ
転職する場合
転職する場合は、プログラミングができる会社を探しましょう。
SIerでも、ソフトウェアメーカーなどのWeb系の会社でも、どちらでもOK。
大手SIerでもプログラミングができる会社はありますし、中小以下のSIerは、プログラミングが必須なのであとは良い会社を探すだけです。
ソフトウェアメーカーなどのWeb系の会社はプログラミングが必須なので、自分が作りたいソフトがあったり、自分がやりたいと思える会社を探してみましょう。
技術がわからず、エンジニアとしての価値が上がらないまま、年齢を重ねることだけは、絶対に避けるべき。
そのためにも、転職エージェントを活用してプログラミングができる会社を探しましょう。
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プログラミングスクールで学ぶ場合
SIerでプログラミングができない場合、プログラミングスクールで学んでから転職するのも効果的。
基礎を身につけることで、格段に転職しやすくなります。
また、IT業界の流れは早いため、プログラミングを常日頃行っているエンジニアであっても、最新技術やニーズが高い言語の習得のために、プログラミングスクールで学ぶ人も増えています。
プログラミングスクールは有料のところも無料のところもありますが、カウンセリングは無料なので、学びたいことや気になることは聞いてみましょう。
おすすめのプログラミングスクールについては、以下の記事で詳しく解説しています。

SIerでプログラミングできないと危険な理由まとめ
お話ししてきたことをまとめます。
SIerにいるエンジニアの方で、プログラミングができないと危険です。
危険な理由は以下の4つ。
- 書かれているコードの内容が理解できない
- 作業にどのぐらいの工数がかかるのか理解できない
- 技術的に対応可能かどうか判断できない
- エンジニアとしての価値が上がりにくい
SIerでプログラミングができない人が取るべき行動は以下の通り。
- SIerでプログラミングができる会社に転職する
- ソフトウェアメーカーなど、Web系企業に転職する
- プログラミングスクールで学ぶ
SIerは会社数が多いので、大手SIerでも中小SIerでも会社の方針によって、プログラミングができるのかが変わります。
スキルアップをするためにも、まずはプログラミングができるSIerやソフトウェアメーカーなどで働いていきましょう。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
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