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というお悩みにお答えします。
IT業界で営業・マーケティング・営業企画として、色んな背景を持つITエンジニアと一緒に働いているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
ぼくがいる会社のITエンジニアの方も、エンジニア向けの色んな資格を取得しているので、資格についてよく知っています。
ITエンジニア向けの資格自体は、色々あってとても多いです。
多くの会社では、ITエンジニアに向けて「資格を取るといいよ!」と勧めることが多いのですが、資格は取るのが大変。
また、
「ITエンジニアは資格なんかいらなくない?資格よりも現場の経験が大事でしょ?」
という意見もあるので、そこまでして資格を取るべきなのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、
- エンジニアにIT資格はいらない?
- IT資格を取っても役に立たない?
というお悩みについて、IT業界でITエンジニアと一緒に働いているぼくが、実情をご紹介します。
結論から言うと、
ITエンジニアの場合は、スキルを伸ばすための勉強の証として資格取得は役に立ちます。
IT資格が不要になることはありません。
ただし、資格取得だけが目的になってしまうと、学んだ知識が活かせないので注意しましょう。
本記事後半では、
- ITエンジニアの方におすすめの資格
について具体的に解説しているので、是非最後までご覧ください。
エンジニアにIT資格はいらないのか
ITエンジニア(システムエンジニア・プログラマー)は、IT資格がいるかどうかですが、IT資格はあった方がいいです。
決して、ITの資格を取っても役に立たないことはありません。
ITエンジニアは専門職なので、知識や技術を期待されている職種。
一番大事なのは技術や経験になるので、資格がなくてもやっていける仕事ではあります。
ただ、技術や経験の基になる知識を現場で身に着けるだけでなく、資格取得の勉強を通じて身に着けるというのも良いの方法の一つ。
つまり、自分のスキルを伸ばすための勉強の証として、資格取得は役に立つということ。
プロジェクトに参画する基準として、資格があるから最低限の知識はあるだろうと、期待されてプロジェクトに入れることも。
そのため、資格があることで仕事に有利に働くこともあるのです。
ちなみに、「IT資格がいらない」と言われがちなのは、資格取得をすることが目的になってしまう時。
どんな資格でもそうですが、資格取得が目的になってしまうと、資格を取るために学んだ知識を活かせません。
資格を取るために学んだ知識は、実戦で活かしてこそ。
どんな資格であっても、実戦で活かすことができれば役に立ちます。
ITの資格はレベルごとに内容も難易度も違いますが、浅く広い範囲を学ぶITパスポートであっても、ちゃんと勉強すれば仕事に役立ちます。
難易度が高い資格を取れれば応用的な知識も身につくため、システム構築の際に検討できる幅も広がりますし、良い提案や良いシステム構築をすることが可能。
自分のスキルを伸ばすためにも、資格取得を目指してみてください。
ITエンジニア向けおすすめの国家資格一覧
ここからは、ITエンジニア向けのおすすめの資格について、ご紹介していきます。
まず、ITエンジニアにおすすめする資格は、IPAと呼ばれる「独立行政法人情報処理推進機構」が試験を行っている国家資格。
ITパスポートがレベル1となっており、レベル4まであります。
レベル1:ITパスポート
レベル2:基本情報技術者
レベル3:応用情報技術者
レベル4:エンジニア関連と、現場を束ねるマネージャ関連の資格があります。
エンジニア関連
- 情報セキュリティスペシャリスト
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- エンベデッドシステムスペシャリスト
- システムアーキテクト
マネージャ関連
- ITストラテジスト
- システム監査技術者
- ITサービスマネージャ
- プロジェクトマネージャ
このレベルというのは、IPAが策定した高度IT人材の道標に基づいています。
下記サイトのP15・P16・P20に記載があります。
資格は簡単には取れないので勉強は必須ですが、しっかり勉強することでスキルアップにもなるため、自分の価値を高められます。
それでは見ていきましょう。
レベル1:ITパスポート
ITパスポートは、すべての社会人が備えておくべきIT基礎知識を証明することができる国家資格。
ITに携わる仕事に就きたい人におすすめの資格です。
試験方式はCBT(Computer Based Testing)方式で、受験者はコンピュータに表示された試験問題をキーボードやマウスを用いて解答していきます。
分野としては、テクノロジ系(IT技術)、マネジメント系(IT管理)、ストラテジ系(経営全般)の3つに分けられています。
2019年4月から試験のシラバスが改訂され、用語の追加や見直しが行われます。
参照:ITパスポート試験
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また、スマホからできる過去問を解いて勉強するのもおすすめ。
ぼくは、「ITパスポート過去問道場」をやっていました。
- 無料でできる
- 過去問がランダムで出てくるので、突発的な問題が出てきても答えられるようになる
- 間違った問題だけを繰り返し復習できる
という使い方ができるので、ITパスポートを取りたい方に超絶おすすめの過去問です。
レベル2:基本情報技術者
基本情報技術者は、最もベーシックな情報処理の資格。
情報技術全般に関する基本的な知識・技能をもつ人や、プログラム設計書を作成し、プログラム開発~単体テストまでの一連のプロセスを担当する人のための国家資格です。
テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の各分野から幅広く出題されます。
受験者数は毎年10万人以上にもなり、システムエンジニアの基礎資格と言われています。
マネジメントレベルの問題も出題されるので、マネジメントスキルの基礎を固めるのにも役立ちます。
参照:基本情報技術者試験
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レベル3:応用情報技術者
応用情報技術者は、高度IT人材として企業戦略を立てて実行するために、応用的知識・技術・方向性を確立した人を対象にした国家資格。
求められる技術水準としては、以下の通り。
- 情報技術を活用した戦略の立案
- 経営戦略・情報戦略の策定に際して経営者の方針を理解し、経営を取り巻く外部環境を正確に捉えて同行や事例を収集
- 定められたモニタリング指標に基づき、差異分析などを行える
など。
内容としては「基礎情報技術者」と同じにはなりますが、企業戦略に関わるレベルを求めるため、難易度は高くなります。
参照:応用情報技術者
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レベル4:情報セキュリティスペシャリスト【エンジニア関連】
情報セキュリティスペシャリストは、情報システムの基盤を整備し、専門家として情報セキュリティ管理を支援する人のための国家資格です。
おすすめ参考書はこちらです。
レベル4:ネットワークスペシャリスト【エンジニア関連】
ネットワークスペシャリストは、情報通信ネットワークの設計・運用を担当します。
ネットワークに関して、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う人のための国家資格です。
ネットワークに関係する固有の技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守で中心的な役割を果たします。
おすすめ参考書はこちらです。
レベル4:データベーススペシャリスト【エンジニア関連】
データベーススペシャリストは、データベースの固有技術を活かします。
データベースに関して、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う人のための国家資格です。
データベースに関係する固有の技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たします。
おすすめ参考書はこちらです。
レベル4:エンベデッドシステムスペシャリスト【エンジニア関連】
エンベデッドシステムスペシャリストは、組込みシステム開発の主導をします。
エンベデッドシステムとは、
- 携帯電話
- スマートフォン
- デジタルカメラ
- 炊飯器
- エアコン
など、あらゆるものに組み込まれているシステムのことです。
エンベデッドシステムスペシャリストは、組込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う人のための国家資格。
組込みシステム開発に関係する幅広い知識や技能を活用して、最適な組込みシステム開発基盤の構築や、設計以降を主導します。
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レベル4:システムアーキテクト【エンジニア関連】
システムアーキテクトは、アーキテクチャを設計します。
ITストラテジストからの提案を受けて、要件定義~アーキテクチャ設計~開発までを主導します。
それらを行う人を対象にした国家資格。
参照:システムアーキテクト
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レベル4:ITストラテジスト【マネージャ関連】
ITストラテジストは、業務改革推進などの部門で活躍できる国家資格。
企業の経営戦略に基づいて、ITを使ってビジネスモデルや特定の業務の改革や最適化を行います。
具体的には、基本戦略の策定~提案~推進を行います。
なので、エンジニアというより、ITコンサルタントに近い内容。
参照:ITストラテジスト
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レベル4:システム監査技術者【マネージャ関連】
システム監査技術者は、情報システムの監査に関する知識を問われる資格。
情報システムや組込みシステム、通信ネットワークなど幅広い領域に関する監査知識が問われます。
システム監査は上場企業にのみ義務付けられていますが、内部統制に関する知識など上場企業以外のエンジニアにも役立つ内容です。
参照:システム監査技術者
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レベル4:ITサービスマネージャ【マネージャ関連】
ITサービスマネージャは、情報システム全体について、品質とコスト効率の向上を目指します。
情報システム全体の、
- 安定稼働の確保
- 障害発生時における被害の最小化
- 継続的な改善
- 品質管理
など、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行います。
参照:ITサービスマネージャ
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レベル4:プロジェクトマネージャ【マネージャ関連】
プロジェクトマネージャは、プロジェクト全体の意思決定を実行する開発プロジェクトの責任者。
品質・コスト・納期に全責任をもち、前提・制約条件の中でプロジェクトを確実に成功に導くことが求められます。
プロジェクトメンバを成長させるマネージャーを目指す方に、おすすめの国家資格です。
参照:プロジェクトマネージャ
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【参考】上記紹介以外のITエンジニアのおすすめ資格
参考までに、国家資格以外のITエンジニア向けのおすすめ資格をご紹介します。
おすすめ資格は以下の通り。
- PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
- ORACLE MASTER(オラクルマスター)
- Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)
- 日商簿記1級
どれも簡単には取れないので勉強は必須ですが、しっかり勉強することでスキルアップにもなるため、自分の価値を高められます。
PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)は、PMIという機関が認定している国際資格。
この資格は、プロジェクトマネジメントに関する十分な経験や知識があり、プロジェクトマネージャーとしてプロフェッショナルなレベルであるかを計る目的で実施されています。
以下のように受験資格がとても細かいです。
- プロジェクトマネジメントの指揮や監督の経験が一定時間必要
※高卒者の場合、試験を受ける8年前までに4500時間の実務経験が必須
※大卒者の場合は4500時間の実務経験が必須
- PMI支部や認定機関、大学などで35時間の公式的なプロジェクトマネジメント研修を受けることが必須
また、3年ごとに更新が必要になる資格なので、資格を取ったらずっと保持できるわけではありません。
そのため、取得も大変ですし資格を維持するのも大変ですが、それだけ価値がある資格。
ぼくの会社にもPMP保持者が転職してきていますが、PMPは転職にも大きなアピールになります。
PMPは取得した後の保持も大変なので、採用する側もプロジェクトマネージャー(PM)の素養があると、会社側に証明できるのです。
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ORACLE MASTER(オラクルマスター)は、Oracle Database(オラクルデータベース)の管理スキルを証明する資格。
ビッグデータやDX(デジタルトランスフォーメーション)などで、データの利活用はより注目されています。
データを活用するには、データベースの知識は必須のため、企業で利用の多いOracle Database(オラクルデータベース)の資格は役に立ちます。
ランクとして、以下の3つがあります。
- Gold
- Silver
- Bronze
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Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)は、Microsoftが認定するITプロフェッショナルと開発者の技術的・専門的知識をはかる資格。
認定資格は以下の3つのレベルがあります。
- Fundamental
- Associate
- Expert
システムのクラウド運用の動きが進み、AWS(エーダブリューエス)と並んで、MicrosoftのAzure(アジュール)を選ぶ会社がとても多くなっています。
AzureはMicrosoft365についてくるOffice製品との親和性や、ERPのDynamics365との親和性も抜群ですからね。
システム構築を円滑に進めるためにも、取得しておくと便利。
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日商簿記1級は、経営管理や経営分析を行うために求められるレベルであり、非常に難しい資格。
合格すると税理士試験の受験資格が得られることから、公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門と言われています。
試験科目は、以下の4つそれぞれ40%以上は正解し、全体の70%以上の正解が求められます。
- 商業簿記
- 会計学
- 工業簿記
- 原価計算
ITエンジニアの方が会計システムの構築をする際、
「日商簿記検定一級の資格を持っていると、どのようにシステム設計したらいいのかが手に取るようにわかる」
ので、持っていると顧客に相当安心される資格。
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まとめ:エンジニアでもIT資格は有効!
お話してきたことをまとめます。
ITエンジニアは専門職であり、スキルや経験が大事なので、
- IT資格の取得はいらないのでは?
- 資格なんて役に立たない
と思われることもありますが、IT資格が不要ということはありません。
スキルを伸ばすための勉強の証として資格取得は役に立つので、IT資格がいらないということはないです。
難易度の高い資格ほど、応用的な知識が求められるので、システム構築の際に検討できる幅も広がります。
ただし、資格取得をすることが目的になってしまうと、実戦で活かせなくて「IT資格なんていらない」となってしまうので、注意しましょう。
また、ITエンジニアのおすすめ資格は、IPAと呼ばれる「独立行政法人情報処理推進機構」が試験を行っている国家資格。
ITパスポートがレベル1となっており、レベル4まであります。
レベル1:ITパスポート
レベル2:基本情報技術者
レベル3:応用情報技術者
レベル4:エンジニア関連と、現場を束ねるマネージャ関連の資格があります。
エンジニア関連
- 情報セキュリティスペシャリスト
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- エンベデッドシステムスペシャリスト
- システムアーキテクト
マネージャ関連
- ITストラテジスト
- システム監査技術者
- ITサービスマネージャ
- プロジェクトマネージャ
その他、以下のようなおすすめ資格もあるので、興味があるものがあれば、積極的に取り組んでみましょう。
- PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
- ORACLE MASTER(オラクルマスター)
- Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)
- 日商簿記1級
「エンジニアにITの資格なんていらなくね?役に立たないんじゃ。。」
とお悩みの方の解決になれば嬉しいです。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
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