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というお悩みにお答えします。
ソフトウェアメーカーで働いた後、今はAI含め最先端の領域をやるSIerで、営業・マーケティング・営業企画として働いているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
プログラマーと常に一緒に働くことで、プログラマーがどのように評価されるのか、プログラマーには何が求められているのかをよく知っています。
最近はChatGPTを始めとした生成AIなど、AI関連の新しいサービスがどんどん出てきています。
今のAIの進歩は著しく、プログラマーがやっていたコードを書くことすらできるようになっているため、「プログラマーはオワコン」という声が出ているのも事実。
世の中のIT化はどんどん進んでDXの推進も注目されているのに、技術職であるプログラマーがオワコンとか言われると、将来が不安になりますよね。
本記事では、
- ChatGPTなどのAIが出てくるとプログラマーはオワコンで将来性ない?
- プログラミングをやるのは時間の無駄?
- プログラマーとして今後も働いていけるのか不安。
- プログラマーとしてやっていくために必要なことを知りたい!
というお悩みについて解説していきます。
結論から言うと、
プログラマーの仕事は今後も残りますが、言われたことしかできないプログラマーはオワコンになります。
言われるままに、ただ単にコードを書くだけだと、AIに取って代わられてしまうことに。
ただ、プログラマー自体がオワコンになることはありません。
プログラマーの仕事の本質は、コードを書くことではなく、プログラミングスキルを用いた問題解決の仕組み作りだからです。
起きている問題に技術的な観点で考察して、どのようなシステム(ソフト)であれば解決できるのかを考えるのが一番大事。
仕組みを考えた後にコードを書く人は、
- 自分自身
- メンバー
- AI
という選択肢がありますが、誰がコードを書くのかという部分は小さな問題です。
やりたいことを実現するためには、プログラミングの知識や技術を用いてAIやメンバーに正しい指示を出すのがプログラマーの仕事ですからね。
なお、
- 自社ではただ単にコードを書くことしかできない
- 自社ではスキルアップできない
- 自社のビジネスがオワコンなのでスキルを活かせない
という場合、そのまま続けていても時間の無駄なので、泥船から脱出して転職するべき。
本記事後半では、
- オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと
について具体的に解説しているので、是非最後までご覧ください。
オワコンになっていくプログラマーの特徴
AIが発展してもプログラマーの仕事は残りますが、人によってはオワコンになってしまうプログラマーもいます。
オワコンになっていくプログラマーの特徴は、以下の8つ。
- プログラミングが全くできない
- 技術的な知見がない
- 環境や技術の変化に鈍感
- 作成物の品質が悪い
- 言われたことしかできない
- スケジュールや段取りを立てられない
- 無責任
- 考え方や働き方が古い
未経験のプログラマー(エンジニア)が仕事を辞めたい理由と取るべき方法の詳細記事はこちら
特徴①プログラミングが全くできない
オワコンになっていくプログラマーの特徴1つ目は、プログラミングが全くできないこと。
プログラマーはシステム開発をする際、自分でコードを書くこともあれば、社内の人やお客さんが書いたコードを見ることもあります。
プログラミングは、
- 身に着けているスキル
- 開発に必要な言語
- 表現したい内容
によってできる範囲が変わってきますが、全くできないレベルだときついです。
プロジェクトによっては自分でコードを書くだけではなく、お客さんが書いたコードを見て、何が原因でうまく作動しないのかを調べることもあります。
その際、プログラミングができないと、何がおかしいのか理解できないので仕事が進みません。
現在SIerで働いていて、開発作業(プログラミング)を下請けに出す会社だと、そもそもプログラミングする機会すらないので要注意。
下請けの会社に指示するだけで、プログラミングをしない会社だと、働いていてもプログラミングができるようになりません。
SIerでプログラミングできないと危険な理由の詳細記事はこちら
スキルアップには時間がかかるので、すべてを現時点で理解はできなくてもよいですが、
- コードが書けない
- コードが読めない
ことが多すぎる方は、プログラミングが全くできない状態なのでプログラマーに不向きです。
プログラミングが全くできないと、コードを書く際にメンバーに正しく指示できなかったり、AIを使う時も正しい命令ができません。
また、技術的な仕組み作りをするにも、プログラミングスキルがないと発想できませんからね。
もちろん、今はプログラミングが全くできない状態でも、努力ができるのであればプログラマーに向いています。
わからないことを解決せずに放置していると能力は伸びないので、わからないことはググって知識を身に着けて、アウトプットしていくことが必須。
また、プログラミングスキルだけでなく、データベースやサーバーについての最低限の知見も必要になります。
基幹システムのデータや、要望されたソフトウェアをどこに配置するのか、なども考慮することが求められますからね。
エンジニア(プログラマー)が仕事についていけない時にやるべき対処法
特徴②技術的な知見がない
オワコンになっていくプログラマーの特徴2つ目は、技術的な知見がないこと。
技術的な点で詳しくないと、お客さんがやりたいことに対して、技術的に可能なのかどうかを判断できません。
特に自社が取り扱っているサービスや開発に対して詳しくないと、お客さんを不安にさせてしまって、信頼を失ったり炎上してしまうことも。。
例えば、
- クラウド基盤でシステム構築する時の注意点がわからない
- お客さんのシステム構築想定がスケジュール的に問題ないのか判断できない
- お客さんの想定スケジュールが甘い場合はどこに見直し点があるのか判断できない
- データ連携の方法でベストのやり方が何かわからない
- お客さんの指定製品で要望通りに画面開発をできるのかわからない
など。
お客さんからすると、技術者に技術のことを聞いたのに何も知らないと、本当に大丈夫なのか不安にさせてしまうもの。
質問に対して全て完璧に満額回答できなくてもいいですが、何もかも「すみません、持ち帰ります」と言ってしまうとヤバいです。
技術的な知見がないと、何が分からないのかもわからないことも。。
プログラマーに技術的な知見がないと、AIの方が優秀だと言われてしまって仕事がなくなってしまうので、日々コツコツと学んで身に着けることが求められます。
特徴③環境や技術の変化に鈍感
オワコンになっていくプログラマーの特徴3つ目は、環境や技術の変化に鈍感なこと。
ITの進歩は凄まじく早く、顧客の要望に応えるために新しい技術がどんどん出てきているので、環境や最新技術の変化に対応できないと取り残されます。
環境面で言うと、わかりやすいのが社内のインフラ基盤のクラウド化。
今まではオンプレ環境にシステム構築をしていたのが、サーバーの保守期限切れなどをきっかけに、
- AWS(エーダブリューエス)
- Azure(アジュール)
- GCP(ジーシーピー)
などのクラウド環境に移行する会社が増えています。
クラウドは必要なコンポーネントを組み合わせてシステム構築できるので、
- 小さな規模から始められる
- システムの拡張性がある
- 管理の手間がかからない
というメリットがあり、大企業でも導入が進んでいる状況。
なので、SIerにクラウド基盤への対応を求める会社は多いです。
技術面で言うと、AI・IoT・ブロックチェーンなど、次から次へと新しい技術や考え方が出てきます。
そのため、プログラマーは新しい技術に興味を持って、自主的に学ぶのが必須。
今持っている知識や経験だけだと、ついていけなくなってしまったり、新しい技術を知っている前提での仕事も珍しくありません。
技術力や技術的な知識・知見がないと、仕事も依頼しづらいので、仕事ができないプログラマーとみなされてしまいます。
なので、新しい技術については学ばないといけないのですが、環境や技術の変化に鈍感なプログラマーだときついです。
現時点でわからないことや、できないことについては、自ら学ぶことで身に着くもの。
環境や技術の変化に鈍感なプログラマーだと、新しい技術を身に着けるために勉強したり、触ったりしないので身に付きません。
努力できないプログラマーや、自ら調べる癖がないプログラマーだとオワコンに。。
特徴④作成物の品質が悪い
オワコンになっていくプログラマーの特徴4つ目は、作成物の品質が悪いこと。
プログラムの自社開発でも、お客さんのシステム開発でも、プログラマーは作成物としてソフトウェアを作ります。
時間をかけてせっかく作っても、求められているクオリティに達していない作成物だと、
- 最初からやり直し
- バグだらけで使い物にならない
ことも。。
作成物の品質が悪いと、そこから改良するための人件費(コスト)もかさんでしまうため、赤字案件(事業)に。
お客さんと請負契約を結んでいる場合、品質が悪いと納品後に契約不適合(瑕疵対応)となり、不具合対応に追われることになってしまいます。
作成物の品質が悪いプログラマーだと、オワコンと言われてしまうのです。
特徴⑤言われたことしかできない
オワコンになっていくプログラマーの特徴5つ目は、言われたことしかできないこと。
最近のお客さんは、プログラマーを見る目や要望が変わってきており、技術的な視点での提案を求めてきています。
現在は技術の進歩もあって、やれることが増えてきているので、お客さんも色んな事がやりたいと考え始めているのが理由。
DX推進だったり、今までとは違ったことを実施しようとすると、技術的なアプローチは必須ですからね。
しかし、プログラマーに技術力があったとしても、言われたことしかできないときつくなってきます。
指示待ちプログラマー相手だと、お客さん側が指示する手間や工数がかかるので、使えないと言われてしまいます。。
言われたことしかできないプログラマーなら、AIの方が優秀。
AIなら、
- 24時間365日働ける
- 鋼のメンタルを持っていて安定している
- 不平不満も言わない
- 指示は絶対に間違えない
というメリットがありますからね。
なので、
- 人に言われたことしかできない
- ただ単にコードを書くだけ
というプログラマーは、AIに取って代わられてしまうのでオワコンになります。
オワコンにならないためには、人間にしかできない仕事をすることで、価値を高めていくしかありません。
特徴⑥スケジュールや段取りを立てられない
オワコンになっていくプログラマーの特徴6つ目は、スケジュールや段取りを立てられないこと。
プログラマーの方に技術力があったとしても、工数のスケジュールやプロジェクトの段取りが立てられないときついです。
組織で仕事をする以上、やりたいことだけやるスタンスだと予算がつかないので、システム開発をするにはスケジュールや段取りを立てるのが必須。
仕事はいつまでに何をしないといけないのか、という仕事の全体像を見た上で、タスクに落とし込まないといけません。
スケジュールをちゃんと立てて期日を意識できないと、スケジュールを守れないという仕事自体ができない人になってしまいます。
プログラマーに限らず、どんな仕事でも期限があるので、スケジュールを意識して働くのは必須。
全体像を踏まえてスケジュールを立てないと、
- 優先順位をつけられない
- 無理なスケジュールになってしまう
- 予定通りに開発が終わらない
- コストばかりかかる開発になってしまう
という、悪循環に陥ります。。
また、開発してできるアウトプットのクオリティを高める場合は、
- どのぐらいの期間がかかるのか
- どのぐらいのコストがかかるのか
- 仮に予算に合わせたアウトプットなら、どのぐらいの期間とコストがかかるのか
という両方のパターンを比較して、どのぐらいの期間と予算をかけて開発するのかを検討しないといけません。
その時に、必要な技術とかかる期間をわかっていないと、開発のスケジュールが立てられないです。
スケジュールや段取りは、技術力というより仕事をする上で重要なポイントですし、人間にしかできないことなので身に着けておきましょう。
特徴⑦無責任
オワコンになっていくプログラマーの特徴7つ目は、無責任なこと。
営業でもプログラマーでも、技術面でわからないことがある時は、社内の有識者であるプログラマーに相談します。
お客さんからの質問への回答や、社内で正しい回答を確認しないといけない時はありますからね。
その際、技術的な観点での相談をしているだけなのに、
「営業側で解決してよ」
「自分は営業じゃない」
「マニュアル読んでおいて」
と自分には責任がないからやっておいてと、当事者意識が低い言動を繰り返す無責任なプログラマーがいると大変です。
また、
「これは想定していない」
「そんなことぼくに言われても」
などのように、協力的じゃないプログラマーも困りもの。
仕事はお金が発生する以上、自分の仕事には責任を持って取り組まないといけません。
なのに、当事者意識がなくて無責任なプログラマーがいると、その分を周りがフォローしないといけないのでめっちゃ嫌われます。
特徴⑧考え方や働き方が古い
オワコンになっていくプログラマーの特徴8つ目は、考え方や働き方が古いこと。
DX推進が掲げられていて、IT業界にも色々と変化が押し寄せてきています。
たとえば、
- 業務のデジタル化
- エンドユーザー側でのシステム開発の内製化
- システムのクラウド化
- ソフトウェアのサブスクリプション型提供
など、一昔前から傾向も変わってきています。
IT業界の中でも、ビジネスモデルの変化やエンドユーザー側の意識の変化がありますが、考え方が昔のままだと色々とうまくいきません。
考え方が古いままだと、コミュニケーションもうまくいかなくてオワコンだとみなされてしまうことも。。
働き方についても、女性の社会進出や働き方改革やコロナ渦を経て、令和の働き方はだいぶ変わりました。
残業ありきや出社ありき、客先訪問ありきで働くのではなく、
- フレックス勤務
- 定時上がり
- 時短勤務
- 在宅勤務(リモートワーク)
- Web会議
など、色んな選択肢を組み合わせて働けるようになりました。
プログラマーが所属することが多いIT企業は柔軟な会社が多いですが、経営層の考え方が古いと、働くプログラマーも古い考え方や古い働き方に染まってしまいます。
よって、古い考え方や古い働き方しかできないオワコンプログラマーになってしまうことも。。
プログラマーにも、技術の変化や社会の変化に柔軟に対応して、自ら変化していくことが求められます。
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと
どれだけAIが発展しても、AIで仕事を効率化できるようになっても、プログラミングのスキル自体がオワコンになることはありません。
プログラマーの仕事の本質は、コードを書くことではなく、プログラミングスキルを用いた問題解決の仕組み作りだからです。
AIを使って仕事を効率化するにしても、やりたいことを実現するためには、プログラミングの知識や技術がないと正しい指示ができませんからね。
なので、最新技術を学んで身に着けることは、オワコンのプログラマーにならないための絶対条件。
オワコンのプログラマーにならないためにするべきことは、以下の11個。
- YouTube・Github・Qiitaで学ぶ
- 社内研修で学ぶ
- 社内の勉強会で学ぶ
- 案件に入って現場で学ぶ
- 資格取得を通して学ぶ
- プログラミングスクールで先端技術・言語を学ぶ
- こちらから技術的な視点で提案する癖をつける
- 見積を作れるようにする
- 当事者意識を持つ
- 部署異動
- 転職する
なお、
- 自社ではただ単にコードを書くことしかできない
- 自社ではスキルアップできない
- 自社のビジネスがオワコンなのでスキルを活かせない
という場合、そのまま続けていても時間の無駄。
部署異動や転職をすることで、泥船から脱出して自分のキャリアを守りましょう。
①YouTube・Github・Qiitaで学ぶ
YouTube・Github・Qiitaというのは一つの例ですが、独学で学んでいくということです。
自分自身で、
- 分からないこと
- 気になること
を見つけたうえで色々と調べていくと、エンジニアの方たちが方法をアップしてくれているので、自分一人では考えつかなかったことが解決するケースも。
ちょっとしたお悩み事を解決するのにも使えるので、是非活用してみてください。
YouTube・Github・Qiitaで学ぶことでプログラミングの知識や技術を身に着けて、AIや自分を含めた周りのメンバーを駆使しながら、
- コードを書く
- プログラムの修正をする
- プログラムのテストをする
- プログラムのバグを見つける
- 技術的な提案をする
などを行いつつ、人間にしかできないスキルを高めていくのが必須。
②社内研修で学ぶ
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと2つ目は、社内研修で学ぶこと。
スキルアップのためには、会社内にある社内研修を活用しましょう。
プログラムだけでなく、
- ポジティブシンキング
- 作業効率アップの方法
- 論理的思考を身に着ける
などもおすすめ。
技術的なスキルアップに加え、
「自分たちがシステム開発(ソフト開発)をすることで、問題をどのように解決できるのか」
という仕組みの部分も学ぶと、さらにスキルアップできて自分の価値向上につながります。
人事側で用意していることもあれば、所属している部署内で社内研修が行われることもあります。
社内研修は、業務に直結する内容を会社側で準備しているものなので、
「勉強したけど、自分の仕事には関係のない領域だった」
という無駄足を踏むことがないので安心。
社内研修で学ぶことでプログラミングの知識や技術を身に着けて、AIや自分を含めた周りのメンバーを駆使しながら、
- コードを書く
- プログラムの修正をする
- プログラムのテストをする
- プログラムのバグを見つける
- 技術的な提案をする
などを行いつつ、人間にしかできないスキルを高めていくのが必須。
ただ、社内で育成をやろうとしていない会社の場合は、社内研修はありません。
その場合はプログラマーの方の自助努力に委ねられることに。。
今の会社がクソすぎて、社内研修がまともにないのであれば、良い会社に転職するという手段もあります。
ヤバい会社の特徴や、良い会社に転職する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
ブラックすぎる会社で働くSEがブラックじゃない会社に転職する方法の詳細記事はこちら
SE(IT業界)に疲れて嫌になった人が少しでも楽に働ける方法の詳細記事はこちら
入ってはいけないIT企業の特徴と良いIT企業を見極める方法の詳細記事はこちら
③社内の勉強会で学ぶ
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと3つ目は、社内の勉強会で学ぶこと。
社内の勉強会も、プログラマーのスキルアップのために良い手段です。
人事側で用意していることもあれば、所属している部署内やチーム内で勉強会が行われることも。
社内の勉強会は有志参加になるので、積極性が求められますが、ざっくばらんに社内の人と会話してコミュニケーションを取るきっかけにもなります。
技術的なスキルアップに加え、
「自分たちがシステム開発(ソフト開発)をすることで、問題をどのように解決できるのか」
という仕組みの部分も学ぶと、さらにスキルアップできて自分の価値向上につながります。
社内の勉強会は、業務に直結する内容を勉強するものなので、
「勉強したけど、自分の仕事には関係のない領域だった」
という無駄足を踏むことがないので安心。
社内の勉強会で学ぶことでプログラミングの知識や技術を身に着けて、AIや自分を含めた周りのメンバーを駆使しながら、
- コードを書く
- プログラムの修正をする
- プログラムのテストをする
- プログラムのバグを見つける
- 技術的な提案をする
などを行いつつ、人間にしかできないスキルを高めていくのが必須。
④案件に入って現場で学ぶ
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと4つ目は、案件に入って現場で学ぶこと。
プログラマーの仕事の本質は、コードを書くことではなく、プログラミングスキルを用いた問題解決の仕組み作りです。
お客さんがどんな問題を抱えているのかを知るには、案件に入って身をもって学ぶのも大事。
教科書通りに行かないイレギュラーから学んだり、今まで知らなかったことを実際のシステムを触りながら学ぶことができますからね。
ただ単にコードを書くために案件に入るのではなく、
- お客さんがどんな課題を抱えているのか
- 今回のプロジェクトでは技術的にどうやって解決するのか
を意識しながらプロジェクトを経験できると、スキルアップしやすいのでとても大事。
案件に入ることは、スキルアップだけでなく、プログラマーの経歴としてもプラスになります。
また、実案件に入って学んだり身につくのは、技術的な知識や経験だけではありません。
- 仕事のスケジュールの立て方
- 仕事の段取りの立て方
- 仕事の期限への意識
といった、仕事をする上での大事なスキルも身に付きます。
ただ、会社によっては、
- 営業力がなくて案件が取れない
- クソみたいな案件しか取れない
- 客先常駐ばかりの案件しか取れない
- 下請けの案件しか取れない
など、学べることが少ない案件しかないケースも。。
その場合は、良い案件や先端技術を使った楽しい案件ができる会社に転職するのがおすすめです。
今の会社がクソすぎて、学びになる案件が無い方が良い会社に転職する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
ブラックすぎる会社で働くSEがブラックじゃない会社に転職する方法の詳細記事はこちら
SE(IT業界)に疲れて嫌になった人が少しでも楽に働ける方法の詳細記事はこちら
入ってはいけないIT企業の特徴と良いIT企業を見極める方法の詳細記事はこちら
客先常駐(SES)を辞めたい時の対処法についての詳細記事はこちら
⑤資格取得を通して学ぶ
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと5つ目は、資格取得を通して学ぶこと。
資格取得を通して知識や技術を身に着けて、人間にしかできないスキルを高めていくのが必須です。
プログラマーは専門職であり、スキルや経験が大事なので、
- IT資格の取得はいらないのでは?
- 資格なんて役に立たない
と思われることもありますが、IT資格が不要ということはありません。
スキルを伸ばすための勉強の証として資格取得は役に立つので、IT資格がいらないということはないです。
難易度の高い資格ほど、応用的な知識が求められるので、システム構築の際に検討できる幅も広がります。
ただし、資格取得をすることが目的になってしまうと、実戦で活かせなくて「IT資格がいらない」となってしまうので、注意しましょう。
プログラマーのおすすめ資格は、IPAと呼ばれる「独立行政法人情報処理推進機構」が試験を行っている国家資格。
ITパスポートがレベル1となっており、レベル4まであります。
レベル1:ITパスポート
レベル2:基本情報技術者
レベル3:応用情報技術者
レベル4:エンジニア関連と、現場を束ねるマネージャ関連の資格があります。
エンジニア関連
- 情報セキュリティスペシャリスト
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- エンベデッドシステムスペシャリスト
- システムアーキテクト
マネージャ関連
- ITストラテジスト
- システム監査技術者
- ITサービスマネージャ
- プロジェクトマネージャ
その他、以下のようなおすすめ資格もあるので、興味があるものがあれば積極的に取り組んでみましょう。
- PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
- ORACLE MASTER(オラクルマスター)
- Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)
- 日商簿記1級
詳しくは、以下の記事で解説しています。
⑥プログラミングスクールで先端技術・言語を学ぶ
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと6つ目は、プログラミングスクールで先端技術・言語を学ぶこと。
プログラミングスクールにはたくさんのコースがあるので、自分が苦手とする言語を学ぶだけでなく、
- 自分がスキルとして持っていない言語を学ぶ
- 先端技術や言語を学ぶ
こともできます。
そのため、自分自身のレベルアップにもつながり、より仕事ができるようにもなります。
自分が興味がある言語やスキルを学ぶうちに、技術を身に着けるのが楽しくなって、いつの間にか苦手分野を克服することも。
プログラミングスクールに通うのは、あくまで会社で働きながら、空いている平日の時間や休みの日の自己研鑽で行う想定です。
なので、自分が主体的に学びたいと考えている領域や分野に特化させて学ぶのがおすすめ。
プログラミングスクールで先端技術・言語を学んで、
- コードを書く
- プログラムの修正をする
- プログラムのテストをする
- プログラムのバグを見つける
- 技術的な提案をする
などを行う際に、人間にしかできないスキルを高めていくのが必須。
なお、プログラミングスクールによって以下の内容が変わってくるので、自分の生活スタイルや学びたい領域があるのかどうかで決めましょう。
- 料金(有料・無料)
- 学び方(通い・オンライン)
- 年齢制限(あり・なし)
- 学べる言語
- 学ぶ期間(1ヶ月~半年くらい)
ITエンジニア(SE/プログラマー)の需要に詳しいぼくが厳選した、おすすめのプログラミングスクール6つについて、以下の記事で紹介しています。
⑦こちらから技術的な視点で提案する癖をつける
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと7つ目は、こちらから技術的な視点で提案する癖をつけること。
最近のお客さんは、プログラマーに対して、技術的な視点での提案を求めています。
DXによって会社のビジネスそのものを変えていこうとすると、自分だけでなく、取引先のプログラマーにもアイディアを求めるのが理由。
今までとは違ったことを実施しようとすると、技術的に可能かどうかを考えるのは必須ですからね。
コンサルのように、
「やりたいことをするには、業務自体を○○に変えていくべきです。そのために必要なシステムである○○を構築するべきです。」
というレベルまでいかなくても、お客さんの悩みに対して技術的なアプローチで提案できるプログラマーは信頼されますし、評価も高いです。
もちろん、お客さんの業務要件にも詳しいと、
- やりたいことをシステム的に実現できるのか
- どのシステムを使うと一番良いのか
を提案できるので、信頼度はさらにアップ。
身に着けた技術力や知見をアウトプットして、もっと良くなる提案をしていくのが、プログラマーに求められるこれからのトレンドです。
プログラミングの知識や技術を身に着けた上で、こちらから技術的な視点で提案する癖をつけると、人間にしかできないスキルを高められます。
⑧見積を作れるようにする
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと8つ目は、見積を作れるようにすること。
見積を作れるのは、技術力というよりはプログラマーの仕事をする上で必要なスキル。
例えば、人件費としてコストがどのぐらいかかるのかを算出する際、
- 要件定義に1人月
- 設計・開発に3人月
- テスト・本番リリースで1人月
というように、どの工程にどのぐらいの工数がかかるのかを見積ります。
見積を作れると、
- 稼働のコスト
- 開発スケジュール
といった数字を意識して仕事をするので、広い視野で仕事ができるようになります。
見積を作るには、「各工程の作業にどれぐらいの時間がかかるのか」を細かく分解するのが第一歩。
まずは上司や先輩が作っている見積を見せてもらい、各工程をどのような作業に分解できるのかを把握するのも手です。
工程ごとの作業をちゃんと理解できると必要な工数が見積れるようになるので、工程ごとに何をするのかよくわかっていない場合は、見積作成を通じてでも覚えるべき。
細かい作業を理解していくと、決められた時間の中で自分のタスクをどこまで行えるのかも理解できるので、無理な稼働を減らすことにもつながります。
⑨当事者意識を持つ
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと9つ目は、当事者意識を持つこと。
無責任な言動を繰り返すプログラマーだと、使えないと言われてしまいますし、肝心な時に協力してもらえません。
会社で働く以上、仕事は組織で動くので、周りの人との協力は不可欠。
当事者意識を持って自分から関わっていく姿勢を見せると、一緒に仕事をする人からも協力してもらいやすくなります。
当事者意識が高いと、作業やタスクの漏れもなくなって仕事は円滑に進みますし、報告・連絡・相談といったコミュニケーションも取れるようになります。
なので、意識して当事者意識を持つのが大事。
⑩部署異動
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと10個目は、部署異動。
プログラマーとして続けていきたい場合でも、プログラマー以外の仕事にキャリアチェンジしたい場合でも、部署異動で環境を変えるのは有効です。
先輩との相性が絶望的に悪かったり、炎上案件への対応でいっぱいいっぱいになってしまい、スキルアップに励む余力がない場合は環境を変えるべき。
プログラマーで今の部署が合わないけれど、別部署に行くことで仕事がしやすくなることは多々あります。
また、
- プリセールス
- アカウント営業
など、プログラマー以外の仕事に、部署異動でキャリアチェンジすることも可能。
プリセールス部門がある会社も多いですし、プログラマーで学んだ技術的な知識などを活かせると、活躍しやすくなります。
会社によっては、キャリア自己申告制度があるので、それを使って異動しましょう。
部署が変わるだけで働き方は大きく変わりますからね。
ただし、会社によっては、他の部署は人が足りているので異動できないことも。
また、異動できる部署すらない会社もあります。
異動できない場合は、他社への転職が近道です。
⑪転職する
オワコンのプログラマーにならないためにするべきこと11個目は、転職すること。
プログラマーとして続けていきたい場合でも、プログラマー以外の仕事にキャリアチェンジしたい場合でも、転職で環境を変えるのは有効です。
先輩との相性がめちゃくちゃ悪かったり、炎上案件対応でいっぱいいっぱいで、スキルアップに励む余力がない場合もあります。
そのような時は転職して環境を変えるべき。
プログラマーとして頑張りたい方で、
- 今の会社では働きにくい
- 今の会社だとブラック
- 今の会社だと性格が悪い人しかいない
- 今の会社だとスキルが上がらない
などの場合、もっと良い会社に転職するのがおすすめ。
プログラマーに向いてなくて、プログラマー以外の仕事にキャリアチェンジしたい場合も、転職はおすすめです。
プログラマーの方が良い会社に転職する方法は、
- 転職エージェントを使う
- 求人企業の口コミを見て真実を知る
こと。
以下の仕事はプログラマー(エンジニア)として転職するので、エンジニアに強い転職エージェントを使うのがおすすめ。
- 社内SE
- DX推進部門のエンジニア
- Web系エンジニア
- もっと良いSIerのSE
以下の仕事はプログラマー(エンジニア)以外の仕事に転職するので、総合転職の転職エージェントを使うのがおすすめ。
- IT営業
- プリセールス
- ITコンサル
転職エージェントの良いところは、多くの求人が見れること。
上記で紹介したようなおすすめの仕事以外にも、世の中に仕事はたくさんあるので、多くの求人を見て自分の可能性を広げましょう。
おすすめの転職先とおすすめの転職エージェントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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まとめ:プログラマーは人間にしかできないスキルを高めよう
お話してきたことをまとめます。
AIの発展などでプログラマーがオワコンと言われることがありますが、プログラマーの仕事は残るので、プログラマー自体がオワコンになることはありません。
プログラマーの仕事の本質は、コードを書くことではなく、プログラミングスキルを用いた問題解決の仕組み作りだからです。
起きている問題に技術的な観点で考察して、
- どのようなシステム(ソフト)であれば、やりたいことが実現できるのか
- どのようなシステム(ソフト)であれば、課題を解決できるのか
を考えて、プログラミングの知識や技術を用いて、AIやメンバーに正しい指示を出すのがプログラマーの仕事ですからね。
そこで、言われたことしかできないプログラマーだと、オワコンになるので注意しましょう。
オワコンになっていくプログラマーの特徴は、以下の8つ。
- プログラミングが全くできない
- 技術的な知見がない
- 環境や技術の変化に鈍感
- 作成物の品質が悪い
- 言われたことしかできない
- スケジュールや段取りを立てられない
- 無責任
- 考え方や働き方が古い
オワコンのプログラマーにならないためにするべきことは、以下の11個。
- YouTube・Github・Qiitaで学ぶ
- 社内研修で学ぶ
- 社内の勉強会で学ぶ
- 案件に入って現場で学ぶ
- 資格取得を通して学ぶ
- プログラミングスクールで先端技術・言語を学ぶ
- こちらから技術的な視点で提案する癖をつける
- 見積を作れるようにする
- 当事者意識を持つ
- 部署異動
- 転職する
最新技術を学んで身に着けることは、オワコンのプログラマーにならないための絶対条件。
なお、
- 自社ではただ単にコードを書くことしかできない
- 自社ではスキルアップできない
- 自社のビジネスがオワコンなのでスキルを活かせない
という場合、そのまま続けていても時間の無駄なので、部署異動や転職をするのがおすすめです。
どれだけAIが発展しても、人にしかできない仕事は残り続けます。
AIをうまく使いこなせるプログラマーになって、スキルアップや給料アップにつなげましょう。
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