~本ページはプロモーションが含まれています~
というお悩みにお答えします。
SESの契約もするSIerで、営業・マーケティング・営業企画として働いているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
SESのメリット・デメリットや、エンジニアのキャリアについて詳しいため、SES企業は新卒の方が行くべきかどうかよく知っています。
SESとはシステム・エンジニアリング・サービスの略で、準委任契約(履行割合型もしくは成果完成型)の一種なので、IT業界においては準委任契約とほぼ同じ内容。
あるシステム開発において、会社間で役務提供を行うことで対価を得る契約になるため、エンジニアの稼働でお金をもらう形になります。
SES企業は採用のハードルが低いことも多く、エンジニアとしてのキャリアを始めやすいので、就職時に選択肢に入ることが多いです。
ただ、
「新卒でSESに行くのはやめとけ」
という意見を聞いたり、
「開発する案件が決まってから入社になります」
という説明を聞くと、就職先候補にSES企業を入れていいのか不安になりますよね。
本記事では、
- 新卒でSESに行くのはやめた方がいい?
- SESに行くと人生台無し?
- SESに入るのは人生終了?
- SES企業で案件決まってから入社ってどういうこと?
というお悩みについて解説していきます。
結論から言うと、SES企業は中途未経験からでも入りやすい会社なので、貴重な新卒カードを使ってまで入ってはいけません。
法律含めた知識がない新卒の方をカモにして、「客先常駐する案件(開発する案件)が決まったら入社できます」と言ってくるクソな会社すらあります。
IT業界にエンジニアとして入りたいのなら、SES企業にこだわる必要は全くないです。
良い会社は他にもたくさんあるので、新卒入社で色んな会社に行けるタイミングでは、わざわざSES企業を選ばずに良い会社を選びましょう。
良い会社に就職するには、就活エージェントをフル活用するのが必須。
本記事後半では、
- 求人からSES企業を省く見つけ方
- SES以外のエンジニアにおすすめの仕事
- おすすめの就活エージェント
について具体的に解説しているので、是非最後までご覧ください。
新卒でSESは絶対にやめとけと言い切れる理由
就活で色んな企業を見ていると、システム開発をするSES企業の求人を見かけることがあります。
ただ、新卒入社のタイミングで、SES企業に行くのは絶対にやめた方がいいです。
新卒でSES企業は絶対にやめとけと言い切れる理由は、以下の5つ。
- 知識や経験がない新卒はカモになりやすい
- 良いも悪いも案件に左右される
- 給料が低い
- 経歴詐称を強いられる
- 新人なのにまともな研修がない
客先常駐でメンタルやられてうつになる前に抜け出す方法の詳細記事はこちら
SES(客先常駐)でブラックリストに載るやばい企業の特徴と避ける方法の詳細記事はこちら
客先常駐(SES)が地獄だと感じる方がすぐさま取るべき方法の詳細記事はこちら
人売りIT・SES企業の特徴や見分け方・メリット・デメリットを紹介
誰でも受かると言われるSESの実情と取るべき方法の詳細記事はこちら
理由①知識や経験がない新卒はカモになりやすい
新卒でSES企業は絶対にやめとけと言い切れる理由1つ目は、知識や経験がない新卒はカモになりやすいため。
社会人経験のない新卒の方は、どうしても業界の知識や経験が足りないため、経験を積んだ人から見るとヤバい内容であってもヤバさに気づきません。
端から見ればヤバいことでも、「この業界では当たり前だから」などと洗脳されてしまうこともあり、カモになりやすいのが新卒の方。
例えば、
- IT業界の下請け構造や商流の理解がないので、誰の言うことを聞くべきなのかわからない
- 内定時に、案件(開発する案件)決まってから入社と言われても疑問に感じない
など。
下記の図で言うと、自分が三次請とか四次請の立場でエンドユーザー(お客さん)から追加開発の見積依頼を受けたとしても、提示するのはプライムベンダー(元請)の会社。
商流をすっ飛ばして見積提示してはいけません。
また、SES企業の中には内定時に案件(開発する案件)決まってから入社と言ってくるブラック企業もありますが、これを真に受けてはいけません。
案件を取って来れないのは会社の営業力がないからで、案件がないから内定もらっても入社できないとかあり得ないためです。
残念ながらSES企業の中には、仕事における法律の知識がない新卒の方を騙すようなクソな会社は存在します。
開発案件を取って来れないようなしょぼい会社に行くのは絶対にやめるべき。
新卒の方だと知識や経験がないゆえに狙われやすいので、そもそもSES企業に行くのは絶対にやめた方がいいのです。
理由②良いも悪いも案件に左右される
新卒でSES企業は絶対にやめとけと言い切れる理由2つ目は、良いも悪いも案件に左右されるため。
SESはお客さんのシステム開発案件に入ることになりますが、スキルや経験が積める良い案件もあれば、データをただひたすらにコピペするだけのクソみたいな案件もあります。
単純作業ばかりやってもスキルは身に付きませんし、ChatGPTを始めとする生成AIによって簡単な作業は代替されるので、経験を積めないとやれる仕事がなくなってヤバいです。
未経験からエンジニアになれるはずが、いざ案件に入るとエンジニアとしての仕事すらさせてもらえないような、論外なことも。。
SESでは、以下のような悪い案件があります。
- 客先でエンジニアじゃなくて、事務作業をさせられてエンジニア経験を積めない
- 客先でエンジニアじゃなくて、コールセンター業務をさせられてエンジニア経験を積めない
- 客先でエンジニアじゃなくて、家電量販店で働かされてエンジニア経験を積めない
- 服装・勤務時間・休憩時間にも指定があり、常駐先のルールに合わせるのが面倒
- 無茶振りやタイトなスケジュールのせいで、残業まみれになる
- 客先との契約で稼働時間が決められていて、休みを取りにくい
- 保守や決まり切った作業が多く、仕事も選べないため、スキルが身につかない
- 常駐している会社同士で縄張り(シェア)争いや情報共有の阻害がある
- 1人常駐させられて、誰にも相談できずに客先で孤独を感じる
- 勤務地がコロコロ変わってしまう
今の案件は良くても、契約が終わって次の案件が良い案件とは限らず、悪い案件なことも普通にあります。
結局のところ、良いも悪いもどんな案件にアサインされるか次第となり、良い案件に入れるかどうかは所属している会社ではなくて運次第。
SES企業は働き方の運要素が強すぎるので、新卒時点で運任せになる会社に行くのは絶対にやめた方がいいのです。
理由③給料が低い
新卒でSES企業は絶対にやめとけと言い切れる理由3つ目は、給料が低いため。
エンジニアは技術職であり給料が高めの仕事のため、本来は新卒でも年収350~400万ぐらいはもらいやすい仕事です。
しかし、SESだと多重下請け構造の下層に位置するため、下請けばかりで給料が低い会社が多いです。
元請が1,000万円で受注した仕事でも、下請けに仕事が出されるにつれてどんどん利益を抜かれていくので、三次請以降だと自分たちの売上は100万円を切ることも。
売上が低いと給料を多く出せないので、エンジニアなのに年収200万円台の会社すらあるのです。。
SESの会社によっては、お金がないことを理由に残業代がつかないことも。。
SES中心でやってる会社だと、下請けが多くて売上が低いので給料を上げづらいです。
また、SESでは参画する案件が決まらずに待機することになってしまうと、待機期間に給料が減ることも。
SES企業の中には、待機期間中も給料保証しますと謳っているところもありますが、そもそも正社員なのに給料減額する雰囲気を醸し出す時点でクソ。
仕事を取って来れないのは会社のせいなのに、雇った社員に責任転嫁するのはお門違いです。
SES企業はスキルアップしても給料が低い会社が多く、待機期間に給料が減る雰囲気を醸し出すので、新卒時点で行くのは絶対にやめた方がいいのです。
理由④経歴詐称を強いられる
新卒でSES企業は絶対にやめとけと言い切れる理由4つ目は、経歴詐称を強いられるため。
SESで売上を立てるためには、お客さんが契約したいと思わせるようなエンジニアの経歴があると有利。
エンジニアの経歴が立派だと、エンジニアの単価も上がるので、より売上が上がりやすいです。
そこで起きる問題が経歴詐称。
例えば、
- JAVA経験がないのに、JAVAの開発経験3年など嘘の情報を書かされて案件に入れられる
- Oracleのデータベースを触ったこともないのに、Oracle案件を何件もやっている経歴になっている
など。
会社のせいで経験者扱いにさせられるものの、未経験なのでわからないことだらけのため、案の定現場でめちゃくちゃ怒られます。。
SES企業は経歴詐称や話を盛る会社があるので、新卒時点で行くのは絶対にやめた方がいいのです。
経歴詐称の根本的な問題は、実務経験がないと案件参画ができない点。
お客さんは経験者が欲しいけれど、経験者になるためには実務経験がないといけないという、堂々巡りです。
解消方法としては、しっかりとした研修を積むことで一定以上のスキルがあるとアピールして、易しめの案件に参画すること。
案件に参画して経験を積むことで0→1になれます。
理由⑤新人なのにまともな研修がない
新卒でSES企業は絶対にやめとけと言い切れる理由5つ目は、新人なのにまともな研修がないため。
SESは未経験からでも入りやすい仕事ですが、案件に入るには最低限必要な知識やスキルを身に着けるのが必須。
そのためには、きちんとした研修プログラムが用意されている必要があります。
SES会社にもよりますが、
- OJTと言われて何も研修ないまま現場に放り込まれる
- 研修があってもビジネスマナーだけ
- 参考書や教材だけ渡されて放置される
ことも。。
当然ながら、まともな研修を受けられない未経験者はプロジェクトで役に立ちませんし、そもそもプロジェクトに入れない可能性もあります。
会社によるものの、SES企業では新人なのにまともな研修を受けられないことがあるので、新卒時点で行くのは絶対にやめた方がいいのです。
新卒でSESに行くと人生台無しになる
新卒でSES企業に行ってしまうと、めちゃくちゃもったいないですし、人生台無しになるといっても過言ではありません。
新卒でSESに行くと人生台無しになる理由は、以下の3つ。
- 新卒カードの無駄遣い
- 若手の時期に経験を積めない
- メンタルやられる
①新卒カードの無駄遣い
新卒でSESに行くと人生台無しになる理由1つ目は、新卒カードの無駄遣いなため。
新卒カードとは、就活において「新卒が有利になる」状況を表した言葉。
日本では長年、大学卒業後に正社員として「新卒一括採用」を行っているため、一定数の新卒を欲しがる企業が多いです。
中途採用より新卒採用を優先して、一から育てる文化の会社もあります。
新卒の方は若くて将来性があり、企業の文化に染まっていないため、行ける会社の選択肢も多くて有利。
中途採用だと、今までやってきた仕事の経験を活かした転職が一般的で、新卒よりは選択肢が限られますからね。
そのため、新卒は会社選び放題の新卒カードを持っているアドバンテージがあるのです。
ただし、新卒カードを使えるのは人生で一度きり。
貴重な新卒カードが使えて、色んな会社に行けるタイミングで、わざわざSESを選ぶのは新卒カードの無駄遣い。
最強の手札をドブに捨てるようなものなので、新卒でSES企業に行ってしまうと人生台無しになります。
SES企業は中途未経験からでも入れるため、ぶっちゃけいつでも行けますからね。
そもそもの話、エンジニアとしてやっていくならSES企業は行かない方がいい会社なので、新卒の段階では絶対に選んじゃダメ。
システム開発をするなら、良いSIerや自社開発の会社に行くのがおすすめで、社内SEで働くという道もあります。
エンジニアとしてのおすすめの仕事については、後述するので是非最後までご覧ください。
②若手の時期に経験を積めない
新卒でSESに行くと人生台無しになる理由2つ目は、若手の時期に経験を積めないため。
新卒入社した方は将来性があるものの、仕事の経験値がゼロなので、仕事を通じて様々な経験を積んで成長していくもの。
それがSES企業だと、企業からシステム開発案件を受託してはじめて仕事がある会社。
つまり、会社が仕事を取って来れないと、やる仕事がないことも起こりえます。
新卒のような若手は失敗してでも経験を積んでなんぼ。
仕事の流れや周りの人との関わりなどを学び、イレギュラーも経験することで対応できる仕事の幅も増えていくもの。
それが仕事がなくてやることがないと、何にも経験できないので同年代との能力差が開いてしまいます。
仮に社会人になった新卒時点で周りと比べて能力的に劣っていても、仕事を通じて経験を積むことで成長できるもの。
それが新卒からSES企業に行ってしまうと、仕事がなくて経験を積めない可能性があるため、絶対にやめた方がいいです。
若手の時期に経験も積めなくてスキルも身につかないと、いざという時に転職もできないため、人生台無し。
エンジニアとして経験を積みたいなら、良いSIerや自社開発の会社など、SES企業以外に選択肢はたくさんあります。
エンジニアとしてのおすすめの仕事については、後述するので是非最後までご覧ください。
③メンタルやられる
新卒でSESに行くと人生台無しになる理由3つ目は、メンタルやられるため。
新卒でSES企業に行ってしまうと、
- クソ企業にカモられる
- 良いも悪いも案件次第の運ゲー
- 給料が低い
- 経歴詐称を強いられる
- まともな研修がない
- 経験を積めない
などの特大デメリットがあるため、めちゃくちゃストレス。
ストレスを感じる場面が多いと、メンタルやられてしまいます。。
新卒でSES企業に行ったがためにメンタルやられてしまうとか、人生台無しですよね。
客先常駐でメンタルやられてうつになる前に抜け出す方法の詳細記事はこちら
客先常駐(SES)で惨めに感じるSEが取るべき方法の詳細記事はこちら
メンタルやられてしまっては仕事どころではないので、そうならないようにSES企業に就職するのは避けるべき。
エンジニアとして経験を積みたいなら、SES企業以外の選択肢はたくさんありますからね。
エンジニアとしてのおすすめの仕事については、後述するので是非最後までご覧ください。
【新卒向け】求人からSES企業を省く見つけ方
新卒でSES企業に行ってしまうと人生台無しになるので、絶対に行かない方がいいです。
そのため、就活の際は求人からSES企業を省きましょう。
求人からSES企業を省く見つけ方は、以下の6つ。
- 勤務地や勤務時間が明確か
- 一定以上のオフィスを構えているか
- 帰社日があるか
- IT企業以外の取引先があるか
- 最低年収が300万以上か
- 入社日がきちんと決まっているか
上記のポイントは、求人票や口コミで確認して見極めましょう。
IT企業で客先常駐じゃない会社の見分け方とおすすめの仕事を紹介
①勤務地や勤務時間が明確か
求人からSES企業を省く見つけ方1つ目は、勤務地や勤務時間が明確かどうか。
所属している会社で自社勤務なら、勤務地や勤務時間は明確になるはずです。
所属している会社で自社勤務なら勤務地は、
- 東京都○○区○○町○○-○○-○○ ○○ビル○○階
と、番地や建物名まで明確に記載できるはず。
また勤務時間も、
- 9時~18時
のように明確になりますよね。
しかし、求人票を見ても、
- 勤務地が明確になっていない
- 勤務時間も明確になっていない
というのは、客先常駐させるビジネスモデルになっており、常駐させるお客さん先次第で変わるために明確にできないということ。
例えば、以下のような勤務地や勤務時間になっている会社は注意しましょう。
勤務地の例
- 原則首都圏での勤務
- プロジェクト先によって異なる
- 大阪府周辺
- 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)
勤務時間の例
- クライアントの勤務体系に準ずる
- 客先の勤務時間に準ずる
- プロジェクト先により異なる
②一定以上のオフィスを構えているか
求人からSES企業を省く見つけ方2つ目は、一定以上のオフィスを構えているかどうか。
社員数に対してオフィスが小さいと、だいたい客先常駐させているのでSES会社です。
在宅勤務メインで働ける会社はオフィスを縮小しているものの、出社したり来社に備えてそれなりの規模のオフィスを構えているもの。
オフィスがマンションの一室などの会社は、SES会社と認識してOKです。
このあたりは求人票だけで見極めることが難しいので、転職エージェントに確認させることと、口コミを確認することで真実を知っておきましょう。
③帰社日があるか
求人からSES企業を省く見つけ方3つ目は、帰社日があるかどうか。
客先常駐が限りなく少ないなら、常に自社で働いているので、所属している会社に戻ってくる日なんてものはありません。
客先常駐している会社だと、所属している会社に戻って作業をする必要があり、帰社日が設定されていることがあります。
帰社日があるということは、お客さん先で働く「客先常駐」がメインということですからね。
また、そもそも在宅勤務(テレワーク)メインで働けるのであれば、自宅での仕事で完結するので自社に行く必要すらありません。
在宅勤務(テレワーク)自体、超効率的な働き方なので、めちゃくちゃおすすめ!
詳しくは以下の記事でも解説しています。
④IT企業以外の取引先があるか
求人からSES企業を省く見つけ方4つ目は、IT企業以外の取引先があるかどうか。
システム開発をするエンドユーザーと、直接の取引があるかということです。
客先常駐で多いのは、下請け会社が大手SIerなど元請(プライムベンダー)に常駐するパターン。
システム開発をするエンドユーザーへの客先常駐よりも、大手SIerに客先常駐することでビジネスをしていくパターンが多いです。
そうなると、下請け会社の取引先は大手SIerなどIT企業ばかりになり、システム開発をするエンドユーザーの名前は上がりません。
システム開発をするエンドユーザーと直接取引ができるのであれば、客先常駐なしで働けることも多いので、求人票にIT企業以外の取引先があるかどうかが客先常駐じゃない会社を見極めるポイント。
お客さんのセキュリティポリシーや意向によっては、お客さんと直接取引をしていたとしても、プロジェクト中は客先常駐となることもあります。
また、インフラなどの保守のために客先常駐を求められると、ずっと客先常駐することも。
なので、お客さんと直接取引をしているからといって、100%客先常駐なしというわけではない点は注意しておきましょう。
⑤最低年収が300万以上か
求人からSES企業を省く見つけ方5つ目は、最低年収が300万以上かどうか。
システムエンジニアやプログラマーとしてキャリアをスタートさせたばかりであっても、ちゃんとしている会社なら300万は出ます。
それが、
- 年収230万~850万円
- 基本給+ボーナス
という最低年収が200万円台や、あいまいな表現の場合は、闇があるSES(客先常駐)である可能性大。
そもそも、300万円台の年収でも給料が低くてしんどいのに、200万円台は客先常駐とかを抜きにしても年収が低すぎます。
給料が低すぎると、
となってしまい、地獄です。
なので、求人を見る時は客先常駐かどうかに関わらず、最低年収が300万以上かどうかはよく見ておきましょう。
⑥入社日がきちんと決まっているか
求人からSES企業を省く見つけ方6つ目は、入社日がきちんと決まっているかどうか。
SES企業の中には、内定時に「案件(開発する案件)決まってから入社」と言ってくるクソ企業もあるので、そういう会社を省くためにも入社日がきちんと決まっているかを確認しましょう。
入社日がきちんと決まっていれば、クソ企業は省けます。
あとは前述してきた見つけ方を駆使して、SES企業を選択肢から省きましょう。
SES以外でエンジニアにおすすめの仕事
エンジニアの方なら、SES以外に仕事はたくさんあります。
SES以外でエンジニアの方におすすめの仕事は、以下の4つ。
- もっと良いSIerのSE
- Web系エンジニア
- 社内SE
- DX推進部門のエンジニア
SESを辞めてよかった人の転職先と失敗しない方法の詳細記事はこちら
①もっと良いSIerのSE
エンジニアの方におすすめの仕事1つ目は、もっと良いSIerのSE。
ぼく自身、SIerで働いているのでひしひしと感じますが、SIerは会社次第で天国にも地獄にもなるぐらい揺れ幅が本当に大きいということ。
SIerは、会社規模の大きさで良い悪いが決まることはなく、
- 会社の風土や仕組みが今の時代に合っているか
- 時代の先取りをできているか
で決まります。
もっと条件の良いSIerのメリットは、以下の通りです。
- 労働時間が調整しやすい
- スキルが身につく
- 世の中を動かすような大きなプロジェクトもあり面白い
- マネジメント力がつく
- 年収が上がる
- 休みも取りやすい
良い条件のSIerだと、
- リモートワークOK
- フレックス制を導入している
- チャットツールをフル活用して業務の無駄を省ける
と日本特有の慣習が少なく、労働時間を調整しやすいです。
AIやRPAなどの最先端の技術を取り入れて開発できるため、
- 技術(スキル)が身に付きやすい
- 新しい提案をどんどん行える
というメリットもあります。
また、社内外との調整を行いながらプロジェクトを進めるので、平社員のうちからマネジメント力をつけることが可能。
ぼく自身もSIerで働いているのでひしひしと感じるのですが、IT投資へ積極的な企業が増えているため、どのSIerもITエンジニアの人手が足りていません。
良い条件のSIerなら、なおさら競争率が高いです。
なので、後述する就活エージェントをうまく活用して、自分に合う会社を探しましょう。
ユーザー系SIerでホワイト企業・穴場企業を探せる方法についての詳細記事はこちら
②Web系エンジニア
エンジニアの方におすすめの仕事2つ目は、Web系エンジニア。
Web系の会社とは、
- スマホアプリの開発
- パソコンで使うソフトなどの開発
- ブラウザでのサービスの開発
をしている会社を指します。
上記のような、Web系のエンジニアとして就職するということ。
Web系の会社は、創業から長い会社もあれば、ベンチャー企業まで幅広く存在しています。
よく、私服で出勤できるIT企業というイメージをされますが、それはこのWeb系の会社を指すことがほとんど。
ベンチャー企業だと若い方も多く、古いしがらみが無いという点で働きやすい会社が多いです。
多くのWeb系の会社に見られるメリットは以下の通り。
- 労働時間を調整しやすい
- 新しい技術(スキル)を身に着けられる
- 新しいことに挑戦できるので楽しい
世の中に受け入れられるようなサービスを開発するために、新しい技術を取り入れることも多く、ITエンジニアの方にとって技術(スキル)が身に付きやすいです。
下請けではなく、自分たちのサービスを開発している会社であれば、新しいことにどんどん挑戦できるというメリットも。
会社によっては、
- リモートワークOK
- フレックス制を導入している
- チャットツールをフル活用して業務の無駄を省ける
と日本特有の慣習が少ないため、労働時間を調整しやすいです。
ぼく自身もソフトウェアメーカーにいたのでわかるのですが、Web系の会社はどこもITエンジニアの人手が足りていません。
世の中の流れが速く、ニーズに応えるためにはスピード感を持った開発が必要で、それにはITエンジニアが必要だからです。
お客さん先のシステムを構築するSEは向いてないけれど、エンジニアとして働きたいのであれば、自社開発ができるWeb系の会社にエンジニア転職をするのがおすすめ。
気を付ける点は、Web系の会社といっても会社の風土はピンからキリまであるので、
- やり方が古臭い
- スピード感がない
という場合、成長スピードが遅くなってしまいます。
ベンチャー企業の中にはイケイケなので楽しい部分はあったとしても、人数が足りなくて労働時間が長くなることも。
また、コードを書くのがメインになるので、SEとしてコードを書かずにキャリアを積んでいる方だと大変です。
なので、後述する就活エージェントをうまく活用して、自分に合う会社を探しましょう。
③社内SE
エンジニアの方におすすめの仕事3つ目は、社内SE。
社内SEは、ほぼすべての会社にある、IT部門で働く形になります。
具体的には、主に情報システム部で勤務することになり、自社のITに関わるほぼすべての業務に携わります。
SIerと違って、
- 決まったシステムだけでなく、社内の業務にかかわるITシステム全般に関われる
- 社員のパソコンやスマホなどの選定や管理も行う
と業務が幅広いのが特徴。
社内SEのメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 労働時間はそれなりに調整しやすい
- スキルを身に着けやすい
- やる仕事の幅が広いので面白い
労働時間については、余裕で定時で帰れる会社もあれば、仕事量が多く残業が当たり前の会社も。
ただ、調整するのがお客さん相手ではなく社内になるため、時間の調整はしやすいです。
また、社内SEは何か一つのシステムをやるわけではなく、会社の業務に関わるIT全般を担当することになります。
なので、様々な視点で考えて開発したり、幅広いシステムを社内に取り入れることが多く、ITエンジニアの方にとって技術(スキル)や知識が身に付きやすいです。
また、会社をITで良くしていくために、新しいことにどんどん挑戦できるというメリットもあります。
気を付ける点は、
- 給料を上げるのが難しい
- 常にコスト削減を求められる
- 仕事の幅が広いので、幅広い知識やスキルが必要
なこと。
なので、社内SEに対する理解がある会社を選ぶ必要があります。
後述する就活エージェントをうまく活用して、自分に合う会社を探しましょう。
④DX推進部門のエンジニア
エンジニアの方におすすめの仕事4つ目は、DX推進部門のエンジニア。
IT業界以外の会社というと、情報システム部(社内SE)を思い浮かべることが多いですが、情報システム部(社内SE)ではなくてDX推進を行っている部署に就職するということです。
最近はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を検討している会社が増えてきていることもあり、情報システム部以外の部署を新設して、ITを活用しようという会社が増加中。
業界問わず、金融業や製造業でもDXを推進しようとしている企業が増えています。
そこでは、ITエンジニアが必要なので、そこの求人枠に応募するという選択肢になります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)
ざっくり言うと、デジタル技術(IT)を使って事業の変革を行うこと。
既存の仕組みや価値観をひっくり返すような、革命的な仕組みにより、社会全体に影響を及ぼして人々の生活を変えていく考え方です。
例えばZOZOは、アパレルのインターネット通販により急成長しました。
服を買う時は店舗に行って試着するのが一般的でしたが、若者に人気のあるブランドを揃えることで、服を試着できない通販であっても売り上げを急拡大することに成功しています。
(その後のZOZOスーツや、買収などのゴタゴタについては、割愛しますw)
実際、IT企業でなくても、自分たちの得意分野の知見を活かしたアプリを出すような会社が増えています。
DX推進部門のメリットは、以下の点が挙げられます。
- 新しい技術(スキル)を身に着けられる
- 新しいことに挑戦できるので楽しい
- 世の中に影響を与えることもできる
IT業界以外の会社では、世の中に受け入れられるような新しいサービスを開発するために、最新技術を取り入れることも多いです。
そのため、ITエンジニアの方にとって技術(スキル)や知見が身に付きやすいです。
さらに新しいことにどんどん挑戦でき、サービス次第で世の中に影響を与えることも可能。
また、会社によっては、
- リモートワークOK
- フレックス制を導入している
- チャットツールをフル活用して業務の無駄を省ける
と日本特有の慣習が少ないため、労働時間を調整しやすいですし、福利厚生が充実しているところも多いです。
ある程度の大企業でないと、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を検討すらしていないので、募集自体が少ないです。
DX推進部門は新しい分野かつ、攻めのITということもあり、主体的に進める能力も必要。
また、システム要件だけではなくて、ビジネス的な要件も重要になってくるので難易度は高いです。
なので、後述する就活エージェントをうまく活用して、自分に合う募集があるのかを探しましょう。
良い会社に就職する方法
これからエンジニアを目指す就活生の方は、SES以外で自分の興味がある会社を探すのが基本路線です。
ただ、SES以外で就職先を探した結果、
- どうしてもSESの会社しか求人が無い
- SESの会社しか内定がもらえない
場合は、未経験からIT業界にエンジニアとして入って経験積むための会社だと割り切って、転職前提で入社するべき。
3~5年もいる必要はないので、1~2年で転職するためにスキルを盗んだり、経験を積みましょう。
SES以外で良い会社に就職する方法は、ITエンジニアの就職に強い就活エージェントを使うこと。
おすすめは、無料で登録・利用できるレバテックルーキーです。
レバテックルーキーは、ITエンジニア専門の就活エージェント。
特長は以下の通りです。
- ITエンジニアに特化しているため、各企業の採用条件を熟知
- ITエンジニアに特化しているため、企業に合わせたエントリーシート添削・面接対策・ポートフォリオ添削が可能
- ITエンジニアに特化しているため、今までの内定者の傾向から選考突破する方法をレクチャー
- 15年間の信頼の積み重ねで、5,000社以上の優良企業・非公開求人の中から就活生に合う会社を紹介
- 優良ベンチャー企業も紹介してもらえる
- 文系出身でも手厚い就職サポートが受けられる
- 利用者内定率85%
- オンラインでカウンセリング可能なので相談も手軽
- 内定を取るだけではなく、今後のキャリアを見据えたカウンセリングを実施してもらえる
レバテックルーキーは、ITエンジニアに特化したサービスだけあって、ITエンジニアが就活する時に必要なことを漏れなくレクチャーしてくれるのが大きなメリット。
IT業界は、一般的に知られていない優良企業も多いため、就活生が知らない企業がわかるのもよいところです。
デメリットは、
- 一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)での就職専門であること
- プログラミング経験が必要
なこと。
一都三県以外の会社に就職したい場合は難しいものの、一都三県での就職を希望しているのであれば、問題ありません。
また、文系・理系問わずプログラミング経験がない場合は、
- 少しの期間はYouTubeで独学する
- プログラミングスクールで学ぶ
などでカバーすれば大丈夫。
求人情報は刻一刻と変わりますので、気づいたら募集終了とならないよう、早めに登録して相談しておきましょう。
TRY NOW
※最初から最後まで無料で利用できます!
なお、
- 文系の方
- 理系の方
でプログラミング経験がなくて不安な方は、プログラミングスクールで学ぶことでカバーすれば大丈夫。
数ヶ月でよいので、基礎を学んでおくとスタートがだいぶ楽になりますからね。
おすすめのプログラミングスクールは、以下の記事で解説しています。
プログラミングスクールの選び方とおすすめスクールの詳細記事はこちら
まとめ:新卒でSESだけは絶対にやめとけ!
お話してきたことをまとめます。
SESをメイン事業にしている会社は世の中に多いですが、業界特有のデメリットも多いので、新卒入社のタイミングでSES企業に行くのは絶対にやめた方がいいです。
新卒でSES企業は絶対にやめとけと言い切れる理由は、以下の5つ。
- 知識や経験がない新卒はカモになりやすい
- 良いも悪いも案件に左右される
- 給料が低い
- 経歴詐称を強いられる
- 新人なのにまともな研修がない
新卒でSES企業に行ってしまうと、めちゃくちゃもったいないですし、人生台無しになるといっても過言ではありません。
新卒でSESに行くと人生台無しになる理由は、以下の3つ。
- 新卒カードの無駄遣い
- 若手の時期に経験を積めない
- メンタルやられる
求人からSES企業を省く見つけ方は、以下の6つ。
- 勤務地や勤務時間が明確か
- 一定以上のオフィスを構えているか
- 帰社日があるか
- IT企業以外の取引先があるか
- 最低年収が300万以上か
- 入社日がきちんと決まっているか
SES以外でエンジニアの方におすすめの仕事は、以下の4つ。
- もっと良いSIerのSE
- Web系エンジニア
- 社内SE
- DX推進部門のエンジニア
良い会社に就職するには、就活エージェントをフル活用することで、良い会社を探しましょう。
新卒の方の就活時は、色んな会社に応募できる貴重な時期。
貴重な新卒カードをSES企業への入社に使わず、自分が興味がある良い会社への就職で使いましょう。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
SES(客先常駐)の闇&やめとけと言われる理由と対処法の詳細記事はこちら
人売りIT・SES企業の特徴や見分け方・メリット・デメリットを紹介
SESを辞めてよかった人の転職先と失敗しない方法の詳細記事はこちら
客先常駐(SES)を辞めたい時の対処法についての詳細記事はこちら
客先常駐・SESでプロジェクト途中で退職する場合の伝え方やメール文の詳細記事はこちら