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というお悩みにお答えします。
IT業界のSIerで営業・マーケティング・営業企画として働いているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
求人票を見ただけだとわかりにくい、SIerの営業としてエンジニアの人たちと一緒に働いているので、SIerの営業の実態についてよく知っています。
SIer(エスアイアー/エスアイヤー)とは、
System Integrator(システムインテグレーター)の略で、システムを構築する会社のこと。
会社で使うシステム(基幹システム、会計システムや業務システムなど様々)の
- コンサルティング
- 設計
- 開発
- 運用
- 保守
などを、一括で請け負って構築します。
SIer1社で完結することもあれば、複数の会社が関わりながらシステム構築することも。
SIerは、転職サイトや転職エージェントの求人数が多いこともあり、多くの人にIT業界の仕事として目に留まることが多いです。
ただ、SIer営業の仕事内容は、どんな仕事なのかわかりにくいもの。
また、「SIerでは営業がいらない」などと聞くと、SIer営業の求人があっても転職していい仕事なのか不安になりますよね。
本記事では、SIer営業の
- 仕事内容
- 営業スタイル
- 残業時間
- 休日
に関する疑問と、「SIer営業はいらない」と言われている件について解説していきます。
結論から言うと、会社によっては営業がいないSIerもありますが、SIerの営業は提案全体をリードしていくので必要な存在。
多くのSIerでは、
- フレックス制度
- 在宅勤務(リモートワーク)
が導入されるなど、働きやすい環境の会社が多いため、SIer営業はおすすめの仕事の一つです。
ただ、SIerといっても会社によるので、
- 伸びている会社
- 柔軟な働き方ができる会社
に入ることが大事。
本記事内では、SIerの営業の中で分かれていることが多い
- アカウント営業(フィールドセールス)
- プリセールス(ソリューション営業)
の仕事内容についても解説しているので、是非最後までご覧ください。
SIer営業の仕事内容【いらないと言われないようにしよう】
SIerの営業の仕事内容について、
- 仕事の概要
- 営業スタイル
- 提案~契約までの受注期間
に分けてご紹介していきます。
SIerの営業といっても、
- アカウント営業(フィールドセールス)
- プリセールス(ソリューション営業)
に分かれていることも多いです。
アカウント営業(フィールドセールス)は、
顧客ごとに担当営業として窓口に立ちます。
プリセールス(ソリューション営業)やITエンジニア(SE/プログラマー)と連携して、提案内容の取りまとめや契約ごと(検収時期・NDA・契約書・支払い方法など)について、案件全体の調整と管理をしながら進めていきます。
プリセールス(ソリューション営業)は、
システム構築のための技術的な提案を中心に行います。
会社によっては、ITエンジニア(SE/プログラマー)のマネージャークラスの人材が、プリセールス(ソリューション営業)の仕事を兼ねていることもあります。
SIerの営業はいらないと言われがちなのは、アカウント営業(フィールドセールス)。
ちゃんと自分のやるべきタスクをやっていれば問題ないのですが、
- プリセールス(ソリューション営業)やエンジニアに提案を丸投げ
- 当事者意識をもって契約まで推進しない
- プリセールス(ソリューション営業)やエンジニアを巻き込まない
という適当な仕事ばかりだと、
「営業はいらない。プリセールス&エンジニアがいれば十分」
となってしまうので注意しましょう。
ここからは、SIer営業で分かれている、
- アカウント営業(フィールドセールス)
- プリセールス(ソリューション営業)
それぞれの内容についても、解説していきます。
なお、SIer営業の年収について知りたい方は、以下の記事で解説しています。
仕事の概要
SIerの営業でやる仕事は、お客さんが求めるシステムを構築するための提案になります。
アカウント営業(フィールドセールス)は、提案内容の取りまとめや契約ごと(検収時期・NDA・契約書・支払い方法など)について、案件全体の調整と管理をしながら進めていきます。
プリセールス(ソリューション営業)は、システム構築のための技術的な提案を中心に行います。
冒頭でもお伝えしましたが、
- 会計システム
- 基幹システム
- 業務システム
など、様々な会社のシステムは会社運営に欠かせないもの。
SIerの営業はソフトウェアやハードウェアを売っておしまいではなく、お客さんが求めるシステムは何かを把握して、最適なシステム構築のための提案をすることが求められます。
なお、SIerのビジネスの基本は、構築するための開発費用(エンジニアの人件費)をイニシャル費用で請求します。
例:エンジニアの人月単価130万円×3人月=390万円
上記の例だと、お客さんにシステム構築のための開発費用(よくSI費用と言われます)として、390万円を提案します。
ソフトウェアライセンスを販売する時や、保守契約をする時は、
- 毎月いくら
- もしくは毎年いくら
という形で更新するような、サブスクリプションの形で契約します。
人月(にんげつ)とは、人が1ヶ月間稼働する時の単位。
1人が、1ヶ月丸々稼働したら1人月です。
半月の稼働なら0.5人月。
1人が3か月間稼働するか、3人体制で3人とも1ヶ月稼働すると3人月です。
なお、最適なシステム構築には、SIerの階層構造のどの立場にいるのかによって、やることが変わってきます。
お客さんと直接やり取りするSIerです。
大手SIerが多く、代表的なところで言うとNTT系の会社やNEC系、日立系の会社など。
営業(アカウント営業・フィールドセールス)の仕事としては、
- ハードウェアやソフトウェアの選定
- 自社でどこまでやるのかの判断と自社の開発メンバーのアサイン
- 自社でできない時に何を他社SIerに任せるのかの判断
- システム構築を任せる他社SIerの選定
- システム全体の見積もり提案
- スケジュール管理
- お客さんと、システム構築を任せる他社SIerの管理
- 構築後の保守提案
となります。
大手SIerとやり取りするSIerです。
多くの方にとって、ここの中小SIerに属することがほとんど。
中小SIerは特定の開発分野に強みを持っており、大手SIerから依頼を受けたら、大手SIerの手が回らない部分を構築します。
一部のOS部分、一部のネットワーク部分、一部のソフトウェア部分の構築など、大手SIerができないところを補うのが仕事です。
その中で中小SIerの営業(アカウント営業・フィールドセールス)の仕事としては、
- 大手SIerから自社に依頼された仕事の範囲を明確にする
- 自社に依頼された仕事において、技術的なアドバイスをできるプリセールスと調整して大手SIerに提案
- 自社でどこまでやるのかの判断と自社の開発メンバーのアサイン
- 自社でできない時に何を協力会社に任せるのかの判断
- システム構築を任せる協力会社の選定
- 自社に依頼された仕事の見積もり提案
- スケジュール管理
- 大手SIerと仕事を依頼する協力会社とのやり取り
- 構築後の保守提案
となります。
中小SIerとやり取りする会社です。
協力会社は、ほぼエンジニアの人で構成されるため、営業が所属することはあまり多くありません。
協力会社は、特定の開発分野に強みを持っており、中小SIerの手が回らない部分を中小SIerの指示のもとに構築します。
一部のOS部分、一部のネットワーク部分、一部のソフトウェア部分の構築など、中小SIerでも手が回らないところを補うのが仕事です。
その中で協力会社の営業(アカウント営業・フィールドセールス)の仕事としては、
- 自社に依頼された仕事の範囲を明確にする
- 自社に依頼された仕事において、自社の開発メンバーのアサイン
- 自社に依頼された仕事の見積もり提案
となります。
なお、システム構築は企業に対して行うので、BtoB向けの営業になります。
営業エリアは自分たちの営業エリア内でやることが基本。
ぼくのいる会社は東京にあるので東京圏が中心ですが、Zoom(ズーム)などのWeb会議を駆使することで、中部や関西方面含めて全国の会社の支援をしています。
また、ぼくのいる会社は日本国内だけをターゲットにしていますが、会社によっては海外を対象にビジネスをやる場合もあります。
営業スタイル
SIerの営業スタイルは、問い合わせなどの引き合いをもらってからシステム構築を提案するプル営業がメインになります。
新規と既存の割合で言うと、
- 新規開拓:70%
- 既存顧客への営業:30%
くらいです。
新規開拓で顧客を獲得して、システム構築で信用をもらえれば、追加開発の依頼や保守などで継続的に注文をもらえます。
ただ、
- 一度契約したお客さんが次回の発注をしてくれないこともある
- システム構築後は内製化(自分たちでできる開発・メンテナンスなどは自分たちでやる)というお客さんもいる
ので、新規開拓は常にし続ける必要があります。
経験年数を重ねてくると新規の割合は60%くらいに減っていきますが、それでも新たな顧客開拓は必須。
アカウント営業(フィールドセールス)は、
引き合いを受け取って、社内で提案体制の調整や提案全体の推進を行います。
初回はアカウント営業(フィールドセールス)のみで要件をヒアリングして、自方向性を決めることもありますし、初回からプリセールス(ソリューション営業)と一緒に提案することもあります。
案件の引き合いを増やすための活動が肝になるので、他の会社とのアライアンス(協業)を進めることが必須。
プリセールス(ソリューション営業)は、
アカウント営業(フィールドセールス)から依頼を受けたら、お客さんの課題を解決するシステム構築のための技術的な提案が中心。
自社だけで解決できるツールを使う提案をするのか、自社だけだと難しい部分は他社と協業して提案するのかを判断します。
SIerの営業はいらないと言われがちなのは、アカウント営業(フィールドセールス)。
ちゃんと自分のやるべきタスクをやっていれば問題ないのですが、
- プリセールス(ソリューション営業)やエンジニアに提案を丸投げ
- 当事者意識をもって契約まで推進しない
- プリセールス(ソリューション営業)やエンジニアを巻き込まない
- 提案全体の推進ができない
- 営業シナリオを描けない
という適当な仕事ばかりだと、「営業はいらない。プリセールス&エンジニアがいれば十分」となってしまうので注意しましょう。
営業スタイルは、SIerの会社の規模によっても多少変わってきます。
大手SIerだと、主な営業方法は以下の通り。
- Web問合せからの対応
- 電話問い合わせからの対応
- ソフトウェアやハードウェアのメーカーの紹介
- 会社内の他部署からの紹介
- 既存顧客からの紹介
- 展示会やセミナーから集客
- 各自で施策を行ってアプローチ
また、中小SIerや、協力会社だと以下の流れが基本です。
- Web問合せからの対応
- 電話問い合わせからの対応
- 大手SIer(中小SIer)からの紹介
- ソフトウェアやハードウェアのメーカーの紹介
- 既存顧客からの紹介
- 展示会やセミナーから集客
※基本的には、中小SIerは、大手SIerやソフトウェアやハードウェアメーカーから仕事をもらうことで案件を獲得します。
内容をそれぞれを簡単に説明すると、以下の通り。
一番多い引き合いですが、会社のホームページを見て問い合わせをしてくるお客さんにアポを取って、訪問⇒商談をします。
直接電話でソフト(ハード)について問い合わせをしてくるお客さんに対して、そのまま商談をするか、アポを取って、後日訪問して商談をします。
中小SIerやその下に位置する協力会社が対象ですが、大手SIerから一部のシステム構築の依頼を受けて打ち合わせします。
ソフトウェアやハードウェアのメーカーから、直接お客さんを紹介してもらって打ち合わせ(商談)します。
会社内の違う部署から、お客さんを紹介してもらって商談します。
すでに契約済みの既存のお客さんから、別のお客さんや同じ会社の別部署を紹介してもらい、商談します。
JAPAN IT WEEKなどの展示会に出展して、そこでお客さんを集めて名刺交換をして、のちの商談につなげます。
セミナーの場合、会場を借りてセミナーを実施したり、Zoom(ズーム)などのオンラインセミナーを実施して集客します。
セミナー申し込み時に、企業情報や申込者の情報を入力してもらい、セミナー後にアンケートを書いてもらうので、入力情報をもとにフォローして案件獲得につなげます。
営業個人で期間限定キャンペーンなどの施策を行って、お客さんにアプローチします。
- 飛び込み営業は効率が悪いこともあり、まったくやりません
- また、まったくの新規顧客に対してテレアポをすることもありません
そのため、どうやって問い合わせをふやすのか、引き合いをふやすのかを戦略的に考える必要があります。
提案~契約までの受注期間
SIerの営業の提案~契約までの受注期間は、1か月~半年くらいになります。
アカウント営業(フィールドセールス)も、プリセールス(ソリューション営業)も、協力しながら提案を進めるので期間は同じ。
SIerの営業で、商談したその場で契約をすることはほとんどありません。
金額が100万以下の少額だったり、急ぎの案件であれば1ヶ月くらいで決まりますが、基本的には2ヶ月以上かかることが多いです。
提案~契約までの受注期間が長い理由として、以下のものが挙げられます。
- 金額が大きいことが多い
- 競合他社とのコンペになることが多く、お客さんの中で比較検討の時間が必要
- 複雑な提案も多いので、SIerの提案までの時間もかかる
金額は、
- 安くても300万~500万円
- 高いと、1億~10億を超える
と高額になることが多いので、お客さんの中でも社内承認や稟議申請など、時間がかかることが多いです。
これだけ高額だと、即決するのは難しいですよね。
さらに、他社とのコンペになることも多いので、どのSIerの提案を選ぶのか、お客さんの社内で比較検討の時間も必要です。
多い時は、10社ぐらいを見比べることもあるほど。
そうなると、時間もかかりますよね。
また、お客さんの課題を解決するためのシステム構築は、ツールを紹介するだけの提案ではありません。
- 課題に対して、どのようなアプローチをするのか
- なぜそのツールを選定したのか?という部分の説明
- システム構築のための役割分担の取り決め
- システム構築のスケジュール
- 提案費用
なども提案資料に盛り込む必要があるので、SIerの社内で提案を取りまとめるのは、それなりに時間もかかります。
SIerの営業は提案~契約までの受注期間が長いので、案件を多く抱えて動かないと、必要な時に売上が上がりません。
月末にあわてても、どうにもならないことがほとんど。
また、自社だけではなく多くの会社がかかわると、他社への確認だけでも時間がかかるので、提案のスケジュールは常に先を見越す必要があります。
契約をもらうポイントは、
- お金を出すことを決める決済者が誰なのかを早く見極める
- 決済者からOKをもらう
- 社内外の関係者との調整を段取りを立てて進める
こと。
担当者がシステムを入れたがっていても、お金を出すことを決める決裁者がOKとならないと、その商談は先に進まないので注意が必要。
また、社内外の登場人物が多いので、『関わる登場人物がいつ動けるのかというスケジュール』を意識して調整することが大事です。
SIerの営業の勤務時間
SIerの営業の、
- 勤務時間
- 残業時間
- 休日出勤
について、体験談をお伝えします。
ちなみに、アカウント営業(フィールドセールス)も、プリセールス(ソリューション営業)も同じです。
勤務時間について
ぼくが勤めてる会社だとSIerの営業の勤務時間は、
10時~19時(内、1時間が昼休憩)です。
ただし、フレックス制のため実際はだいぶゆるく働けています。
他の会社では、9時~18時(内、1時間が昼休憩)とかが多いです。
ぼくが働いている会社はフレックス制で朝礼もないため、絶対に10時に出社する必要はなく、家やカフェで仕事をしてもOK。
プライベートを仕事中に入れるのも暗黙の了解でOKとなっており、仕事さえしていれば自由に働けます。
もちろん、休憩はいつでもOK。
「昼休みは12時~13時」のような固定はされていないので、仕事しやすいです。
上記のように書くと、サボり放題の自由な会社のように見えますが、
時期によってはかなり忙しいので、労働時間がとても長くなることもあります。
さらに、コロナ渦をきっかけに在宅勤務に移行したので、営業であってもずっと家で仕事ができています。
必要に応じて出社することや、お客さん先へ訪問することもありますが、ほぼ在宅勤務。
ぼくの会社だけでなく、協業しているSIerも在宅勤務している会社が多いので、SIerは在宅勤務ができる会社が多いと感じています。
社内外の打ち合わせは、Zoom(ズーム)やTeams(チームズ)を使ったWeb会議ですし。
在宅勤務だと会社や訪問先への移動時間がないので、平日でも勤務時間以外の時間は自由度が高いです。
在宅勤務のメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
在宅勤務のメリット・デメリットについてまとめた詳細記事はこちら
残業時間
SIer営業の残業時間は、それなりに多いです。
20時間くらいの時もあれば、50時間くらいの時も。
案件が立て続けに来ている時など、忙しい時は本当に忙しいので、月の残業時間が50時間くらいになることもあります。
ただ、
- フレックス制で働けるので、残業した次の日は昼過ぎ出社ができる
- 在宅勤務で移動時間がいらない
など時間の調整が可能なため、うまくスケジュールを組むことで、働きやすくできます。
また、残業代は会社によって、
- 1分単位で支払われる
- 一定時間まで固定残業代
なのかが変わります。
残業代は全額支払いが最高だという意見もありますが、基本給が低くて残業代に頼る場合は必ずしも良いとは言えません。
ぼくの場合は、
- 自由に働けた方がいい
- 残業代よりも時間がほしい
ので、固定残業代が出る今の形態の方が向いていると感じています。
残業代が固定と全額支給のどちらが良いのかは、以下の記事で詳しく解説しています。
休日出勤
SIerの営業は、基本的に休日出勤はありません。
なので休みの日は、
- 副業
- 家族との時間
- 趣味
に充てることができるので、有意義に過ごすことができます。
SIerの営業の休みについて
SIerの営業の
- 休日数(長期休暇含む)
- 有給休暇
について、体験談をお伝えします。
ちなみに、アカウント営業(フィールドセールス)も、プリセールス(ソリューション営業)も同じです。
休日数(長期休暇含む)
通常の休日は、土日祝。
カレンダー通りの休みになります。
年間休日は120日ほど。
長期休暇でいうと、
- ゴールデンウィークはカレンダー通り
- 夏休みは、7月~10月の間で好きなタイミングで5日間取れる
- 年末年始は7日間ほど休み
と、通常の会社と同様。
ちなみに、ぼくのいる会社は夏休みを好きなタイミングで取れるため、遊びに行きたい時に混んでいるお盆を外して休めます。
SIerによっては、夏休みが固定の会社もあります。
有給休暇
有給休暇は取りやすいです。
理由を言わなくても、好きな時に有給休暇を取得可能。
会社全体としても、有給休暇を奨励しているため、休みやすいです。
多くの方がやっていますが、
- 連休の前後に有給休暇をくっつけて連休を長くする
- 木曜日や火曜日に祝日がある時は、金曜日や月曜日に有給休暇を取って、連休にする
など、やりたい放題(笑)
他のSIerでも、有給休暇は取りやすくなってきているので、かなり進んでいる業界だと言えるでしょう。
SIerの営業はこんな人におすすめ!
SIerの営業は、
- 大規模システムの構築に携わりたい人
- 大企業や官公庁を相手に仕事をしたい人
- プロジェクトを動かしたい人
- お客さんの課題をITで解決したい人
- 色んな会社と連携しながら働きたい人
にとって、とても向いているのでおすすめの仕事です。
SIerが楽しい理由や、年収、メリット・デメリットについては、以下の記事でも紹介していますので、合わせてご覧ください。
SIerの営業に転職(就職)する方法
SIerの営業に転職(就職)する方法は、以下の3つすべてを実行することです。
ちなみに、転職サイトと転職エージェントの使い方として、おすすめの進め方は以下の通り。
転職サイトと転職エージェントの両方を使うのがベストですが、転職時に両方とも使って確認する時間がない場合、少なくとも転職エージェントは利用しましょう。
転職エージェントは無料で以下のようなメリットを受けられるので、使わない手はありません。
- 今の会社以外に選択肢があると知ることができる
- ブラック企業で苦しむ方の話をちゃんと聞いてくれる
- 企業が出している求人情報や背景について情報をもらうことができるので、求人倍率の予測がつく
- 自分の能力とかみ合うのか、企業とのマッチングでミスがないのか客観的な意見をもらえる
- 転職希望者を企業に推薦してくれるので、転職の成功率が上がる
なお、転職エージェントは2~3社は登録するのがおすすめ。
1社の転職エージェントだけだと、
- 求人の取りこぼしが起きる可能性が高く、機会損失になる
- 良くない転職エージェントから見捨てられてしまう可能性がある
からです。
ここからは、
- アカウント営業(フィールドセールス)の方におすすめの転職エージェント
- プリセールス(ソリューション営業)の方におすすめの転職エージェント
- 口コミの利用方法
について紹介していきます。
アカウント営業(フィールドセールス)の方におすすめの転職エージェント
アカウント営業(フィールドセールス)の方におすすめの転職エージェントは、
- 多くの求人をカバーしているdoda
- 隠れた優良企業が見つかるtype転職エージェント
- 中小企業の求人に強いマイナビエージェント
です。
営業の方の場合、dodaもtype転職エージェントもマイナビエージェントも求人は多いため、見つけやすくなっています。
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dodaは、「転職エージェントに迷ったらdoda!」というぐらい安定の転職エージェントです。
転職3回中、2回目と3回目でdodaを使ったぼくの経験から言っても、ネットの書き込みにある「dodaのエージェントがひどい」というのは嘘。
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- IT転職の支援実績10,000件以上
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- KOMANI・Yahoo!JAPAN・日清食品ホールディングスなど、ゲーム・ITだけでなく、IT以外の求人も多数
- Web上などでは一般的に公開されていない、非公開のIT求人が多数
- 中には、Geekly(ギークリー)のみ公開されている独占求人あり
- 内定までの日数が平均30日で他社の半分
- IT業界に知見深いコンサルタントが柔軟に対応して支援
- 履歴書や職務経歴書の書き方の指導も可能
- 履歴書や職務経歴書の添削も可能
- ユーザー満足度は81%を獲得
- 転職先の対象エリアは一都三県(特に東京都)
- 対象年齢は20代~40代
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- 転職回数は5回未満までが対象
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デメリットは、大都市圏以外の地方にはそこまで強くないというところ。
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デメリットは、大都市圏以外の地方にはそこまで強くないというところです。
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ただ、20代~40代の上記の地域に当てはまるエンジニアの方で転職を考えている場合、まずは登録して探してみるのがおすすめ。
ITエンジニアはリモートワークができる会社も多いので、地方に住んでいても大都市の会社で働くことができますからね。
求人状況は刻一刻と変わるので、気づいたら募集終了とならないよう、早めに登録しておきましょう。
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ITエンジニア(システムエンジニア・プログラマー含む)の方が給料を上げる方法と、おすすめ転職エージェントについては、以下の記事でも紹介しています。
口コミの利用方法
また、合わせて絶対にやるべきなのが、口コミによる確認。
ホームページや求人情報だけでは、ブラック企業やしんどい仕事なのかどうか、判断することが難しいためです。
また、口コミを使うと、隠れ優良企業を見つけることも可能。
可能であれば、応募する企業について一度は口コミを確認しましょう。
時間がなくて厳しい時は、少なくとも書類が通った企業については、面接前に口コミを確認しておくのがおすすめ。
口コミをフル活用した方がいい理由は、以下の2つ。
- 口コミの内容はほぼ真実
- 入社後のミスマッチをなくせる
ぼく自身、1社目も2社目も3社目も4社目も、書いてあった大量の口コミは全て真実でした。
なので、実体験からも、口コミは正しいと言えます。
また、
- 転職エージェントも企業に忖度する
- 求人情報に載っている情報がすべてではない
- 求人情報は必ずしも最新情報ではない
といった点からも、求人情報だけでは正しい情報をつかめないので、やばい会社かどうかは口コミで確認しましょう。
口コミを利用した会社の探し方については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
また、隠れ優良企業は、口コミの確認以外に複数の転職エージェントを使うと探しやすくなります。
詳しくは、以下の記事で解説しています。
SIerの営業の仕事内容まとめ
お話してきたことをまとめます。
IT営業の中で、SIerの営業でやる仕事は、お客さんが求めるシステムを構築するための提案。
システム構築するための開発費用(エンジニアの人件費)を、提案します。
会社によっては営業がいないSIerもありますが、SIerの営業(アカウント営業・フィールドセールス)は提案の全体方針をリードしていくので必要な存在。
ただし、プリセールスやエンジニアに丸投げしていたり、適当な仕事しかしていないと「SIerでは営業いらない」となってしまうので注意しましょう。
アカウント営業(フィールドセールス)は、顧客ごとに担当営業として窓口に立ち、提案内容の取りまとめや契約ごとなど、全体の調整と管理をしながら進めていきます。
プリセールス(ソリューション営業)は、システム構築のための技術的な提案を中心に行います。
SIerの営業スタイルは、問い合わせなどの引き合いをもらってから提案するプル営業がメイン。
新規と既存の割合は、
- 新規開拓:70%
- 既存顧客への営業:30%
くらいです。
SIer営業の主な営業方法は以下の通り。
- Web問合せからの対応
- 電話問い合わせからの対応
- ソフトウェアやハードウェアのメーカーの紹介
- 大手SIer(中小SIer)からの紹介
- 会社内の他部署からの紹介
- 既存顧客からの紹介
- 展示会やセミナーから集客
- 各自で施策を行ってアプローチ
SIerの提案~契約までの受注期間は、1か月~半年くらいになるため、数多くの案件を長期で管理してコントロールする必要があります。
IT営業の中で、SIerの営業はBtoB向けになりますし、
- フレックス制が多い
- 在宅勤務で働ける会社が多い
- 休みもちゃんと取れる
という点から、働きやすい会社が多いと感じます。
興味がある方は、是非色んな会社を探してみて下さい。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
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