転職3回、4社で働くことで、残業代全額支給とみなし残業のどちらも経験したポチのすけ(@pochinosuke1)です。
特に転職時に、残業代が全額支給とみなし残業のどちらの会社がいいのか、よく迷っていました。
残業代は、会社員にとって切っても切り離せないもの。
入社時に想定されている給料は残業代込みの給料となっているため、想定している給料はもらっておきたいですよね。
ただ、働き方改革やコロナ禍で残業が減ったことにより、残業代全額支給の場合、残業代減⇒給料下がるということも起きています。
逆に、みなし残業の場合、忙しい仕事で逆に残業が多すぎて残業代が少なく感じてしまうことも。
会社によって残業代の支払い方が異なるので、特に転職する時はどっちがいいのか迷ってしまい、わからなくなってしまうことってありますよね。
本記事では、
- 残業代全額支給の会社はホワイト企業確定なのか?
- みなし残業の会社はブラック企業でやばいのか?
- 結局、残業代の支払いってどっちがいいの?
というお悩みについて、両方の残業代支給の会社で働いたぼくの経験から解説していきます。
結論から言うと、以下になります。
- 残業代が必要で、いくらもらえるのか固定されてた方がやりやすい人
⇒みなし残業支給がおすすめ
- 残業代がゼロもしくは少なくても構わない人
⇒残業代全額支給がおすすめ
ただし、働き方改革やコロナ禍でビジネスや働き方が大きく変わってきているので、残業代に頼らない収入源を確保するのが最も安定します。
そのため、残業代に頼らない方法についても紹介していきます。
それでは、見ていきましょう。
残業代全額支給の企業はホワイト確定なのか?

残業代が全額支給だと、ホワイト企業確定とまでは言えませんが、ホワイト企業の割合が高いです。
残業代全額支給の会社はそもそもの残業が少ない傾向が多く、残業についても、『残業した場合は残業した分を全額支払います』というスタンス。
そのため、働きやすい会社が多い傾向にあります。
残業代全額支給の特徴は、以下の通り。
金額
残業時間が多いとたくさん残業代がもらえるが、残業時間が少ないと少なくなる
残業時間
残業時間が多いかどうかは会社によるが、昨今は残業時間を抑制しようとする会社が多い
もらえるお金の安定度
残業したかどうかで大きく変動するため、不安定
そのため、会社によっては、残業代全額支給は必ずしも良いわけではありません。
もらえるお金の安定度など、場合によってはみなし残業の方がいい場合も。
特に、残業代を当てにした生活をしていると、残業できなくなった時に影響が大きいです。
昨今では、働き方改革やコロナ禍によるビジネスモデルの激変で残業を減らす方向に傾きつつあるのが現実。
その場合、残業代全額支給だと、
残業が減る=残業代が減る=給料が想定よりも下がる
ということも起きています。
そうなると、残業代全額支給は逆にマイナスの影響が大きいもの。
まとめると、残業代を当てにしない(残業代がゼロ、もしくは少なくても構わない)生活をしている人は、残業代全額支給の会社がおすすめです。
みなし残業代の企業はやばいのか?



逆に、残業代がみなし残業代の企業はやばいと言われることが多いです。
これは、ブラック企業の多くがみなし残業代の名のもとに、何十時間(ひどいところは何百時間)も残業をさせてきた黒歴史があるため。
そのため、
みなし残業=ブラック企業=やばい会社
と認識されやすくなってしまっています。
ただし、みなし残業は、残業してもしなくても給料は変わらずもらえるというメリットも。
みなし残業の特徴は、以下の通り。
金額
残業時間が多いと少なくなるが、残業時間が少ないと相対的に多くなる
残業時間
残業時間が多いかどうかは会社によるが、昨今は残業時間を抑制しようとする会社が多い
もらえるお金の安定度
確実にもらえるため、安定する
みなし残業は、残業が減る働き方ができれば、みなし残業としてカウントされている分、お得です。
毎月の給料が変動せず、残業代を当てにして給料の計算をしなくていいので、精神的にはすごく楽。
みなし残業だと、残業代を当てにした生活をする必要がないので、残業が減ってくれた方がありがたいものです。
現在のコロナ禍の影響などで、残業できなくなったらむしろラッキー。
残業代全額支給と比べて、給料が減らないのでマイナスは無しと言えます。
まとめると、残業代が必要で、いくらもらえるのか固定されてた方がやりやすい人は、みなし残業の会社がおすすめです。
なお、みなし残業で早く帰る方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

これからの時代は残業代をあてにしないほうがいい

ここまで、残業代全額支給とみなし残業それぞれの特徴と、どんな人に合うのかをご紹介してきました。
ただ、これからの時代は、残業代全額支給の会社でもみなし残業の会社でも、残業代を当てにしない方がいいです。
理由は、今後は時間ではなく、仕事で成果を求める動きがより強まるのは間違いないため。
また、社会的にも無駄な残業が減っていきますし、残業を減らしていく流れが起きています。
仕方のないことではありますが、『残業代をしっかりと欲しい』と考えて残業代を当てにすると、
- 少しゆっくり目に仕事をする
- 人よりも多くの仕事を抱え込む
- あえて定時を越えるように働く
といったような仕事の進め方になるため、仕事の目的が残業代をもらうことになってしまいます。
そうなると、結果的に、
- 長時間労働になる
- 効率よく仕事をしようとしなくなる
というデメリットも多いので、これからの時代の働き方に合っていません。
『みなし残業のようにもらえる金額が決まっている』場合や、『残業代は少なくてよい、もしくはゼロでもよい』という場合なら、
元からもらえる残業代が決まっているため、残業を減らすように頑張るはず。
仕事で求められることについても、コロナ禍で在宅勤務(リモートワーク)が一般的になったことで、より成果を求める方向になってきています。
そのため、これからは時間ではなくて成果を求める動きがより強まるのは間違いないですし、欧米で主流のジョブ型になっていく可能性も高いです。
※ジョブ型・・・仕事内容を明確化して、その仕事に人を当てはめていくもの。
今後は、より効率よく仕事をこなして成果を出していけるかが求められる時代。
残業しない方向になっていくのですから、残業代を当てにしている人は、考え方を変える必要があります。
残業代に頼らないための方法

では、残業代全額支給でもみなし残業でも、今後は残業代を当てにしない方がいいということですが、お金の面で残業代に頼らない方法についてご紹介します。
残業代に頼らないでお金を稼げれば、収入は安定するので安心。
お金の面で残業代に頼らない方法は以下の3つです。
- 成果を出して昇格・昇給すること
- 転職して基本給の高い会社に行くこと
- 副業で稼ぐこと
方法①成果を出して昇格・昇給すること
シンプルなのは、成果を出して昇格・昇給を狙うこと。
給料が増えるのは確実です。
ただし、昇格や昇給には社内政治なども絡むため、なかなか大変。。
方法②転職して基本給の高い会社に行くこと
転職もよい手段。
気軽に転職するのは難しいですが、会社の求人内容と自分の能力がマッチしている場合、基本給は上がりやすいです。
また、勢いがある会社だとそもそもの基本給が高いことも。
転職は、転職エージェントをうまく使い倒すことと、口コミを確認することで、良い条件の会社を見つけられます。
営業の方におすすめの転職エージェントは、以下の記事で解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。


SEなどITエンジニアの方におすすめの転職エージェントは、以下の記事で解説しているので、エンジニアの方はぜひご覧ください。
システムエンジニアの年収を上げるために取るべき方法の詳細記事はこちら

口コミを使った会社の探し方のポイントや、おすすめ口コミサイトについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

方法③副業で稼ぐこと
誰でも始められるのが、副業で稼ぐこと。
昇給・昇格や、転職は気軽に誰でもできるわけではないですが、副業なら自分の気持ち次第で誰でも始められます。
もちろん、副業といえども、お客さんがいる以上ビジネスなので、稼ぐためには本業と同じような気持ちで取り組む必要があります。
副業の種類は以下のようにたくさんあるので、自分に合いそうなものから始めるのがおすすめ。
なお、会社が副業を禁止しているという場合でも、まずは行動して稼いでから考える方が良いです。
自分で行動しないと見えてこないことも多いためです。
なので、まずは自分に合いそうな副業を見つけて、行動するのがおすすめ。
まとめ:残業代に頼らないような生活設計が必須
お話ししてきたことをまとめます。
残業代は会社員について回るものですが、一概に、
- 残業代全額支給の会社=ホワイト企業
- みなし残業の会社=ブラック企業
ではありません。
人によって、残業代をどうとらえるかで変わってきます。
残業代の支給方法で、どちらがおすすめかというと、以下の通り。
- 残業代が必要で、いくらもらえるのか固定されてた方がやりやすい人
⇒みなし残業支給がおすすめ
- 残業代がゼロもしくは少なくても構わない人
⇒残業代全額支給がおすすめ
ただし、働き方改革やコロナ禍でビジネスや働き方が大きく変わってきているので、残業代を当てにせず、残業代に頼らない収入源を確保するのが最も収入が安定します。
残業代に頼らない3つの方法は以下の通り。
- 成果を出して昇格・昇給すること
- 転職して基本給の高い会社に行くこと
- 副業で稼ぐこと
残業代全額支給でもみなし残業でも、残業はますます減っていく流れなのは間違いないです。
なので、今後は残業代に頼らないような収入基盤の構築が必須。
お金を稼ぐのは大変ですが、是非チャレンジしていきましょう。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
