という疑問にお答えします。
手に職とまでは言えませんが、ずっと営業職をやっており、一つの職種をやり続けているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
また、IT業界の営業として、手に職のITエンジニアと一緒に働いています。
昔から「手に職をつけなさい」という言葉がありますし、メガバンクが人員削減を発表したり、富士通が45歳以上のリストラに踏み切ったりする世の中。
そのため、手に職をつけることについて興味を持つ人がふえてきていると感じます。
本記事では、
手に職をつける実際のメリットやデメリットはどうなのかについて、ぼくの経験から得た事例をもとに紹介していきます。
それではご覧ください。
手に職をつけるとはどういうことか

手に職をつけるとは、一定水準以上のスキルによって生計を立てられる状態のことです。
手に職をつけると言える具体的な状態は、次の2つがあります。
- 資格を持っている
- 資格はないが、一定水準以上のスキルがある
資格を持っている
スキルを身につけた証しとして、資格を持っている状態は、手に職をつけていると言えます。
具体的には、次のような仕事ですね。
- 医者
- 弁護士
- 税理士
- 会計士
- 美容師
- 調理師
- 保育士
- 教員
これらの仕事は、免許という形になるため、資格がないと働くことができない仕事になります。
資格を取るまで、時間とお金がかかるため、周りと比べて一歩リードできるとも言えます。
資格はないが、一定水準以上のスキルがある
資格はなくとも、一定水準以上のスキルがあれば、手に職をつけていると言えます。
具体的には、
- ITエンジニア
- デザイナー
- 大工
- 職人
などが挙げられます。
一定水準以上のスキルを証明するものとしては、
- 経験年数
- 作り上げた作品(成果物)
があります。
中でも、経験年数は、わかりやすい物差し。
たとえば、
「ITエンジニア歴3か月!」
よりも、
「ITエンジニア歴10年!」
の方が凄そうですよね。
もちろん、経験年数が浅くても、作り上げた作品(成果物)が素晴らしければ、一定水準以上のスキルがあるという証明になるので、手に職をつけていると言えます。
一定水準以上のスキルを身につけるには、ある程度の時間がかかるため、良いことも悪いことも経験したことが、手に職をつけることにつながるのです。
また、手に職をつけているというのは、広い意味で言うと、コンサルタントや営業マンなども入ってくるでしょう。
経験年数や結果によって、一定水準以上のスキルの証明になり、生計を立てられるからです。
手に職をつけるメリット

手に職をつけるメリットは、仕事に困らなくなることです。
先ほどお伝えした通り、手に職をつけるとは、一定水準以上のスキルによって生計を立てられる状態のこと。
つまり、勤め先がなくなっても、自分のスキルによって、転職が簡単になります。
スキルがずば抜けていれば、起業することだってできますよね。
会社員で、リストラや会社の倒産があった時にスキルをアピールできない場合、次の仕事を探すのが大変になったり、良い仕事につくのが難しくなります。
そこで、手に職をつけている場合、転職が簡単になりますし、そもそも職を失うようリスクも減ります。
冒頭でもお伝えしたので繰り返しになりますが、今はメガバンクや富士通のような大企業であっても、リストラが起きる時代。
絶対につぶれないと思われる企業であっても、会社が生き残るために人員削減などは起こりえます。
つまり、会社が安定するのと、自分のキャリアが安定するのは別の話なのです。
自分の身は自分で守らなくてはいけない時代、もっとも自分を守ることができるのは、スキルです。
手に職をつけるというのは、そのスキルが一定水準以上ということなので、自分を守ることにもつながりますね。
手に職をつけるデメリット

手に職をつけるというのは、デメリットもあります。
デメリットは次の3つになります。
- 技術の進歩などで、自分のスキルが求められなくなることがある
- 手に職=給料が高いとは限らない
- スキルを手に入れるまでにお金と時間がかかる
②と③は、正確にはデメリットというよりも考え方の問題であったりしますが、一応デメリットとして説明します。
デメリット①技術の進歩などで、自分のスキルが求められなくなることがある
手に職をつけるときのデメリットで一番のものは、技術の進歩などで、自分のスキルが求められなくなること。
一定水準以上のスキルを身につけるには、時間がかかるものです。
そうやって頑張ってやってきたのに、自分のスキルが必要とされなくなってしまうのは、生活が厳しくなるだけでなく、精神的にも苦しいものです。
ただ、今の時代は流れがとても早いため、流行るものもすぐにコロコロ変わっていきます。
その中で、生き残っていくために大切なのは、
- そもそも生き残りやすい仕事を選ぶことと、
- 世の中のニーズ(求められること)に対して、自分のスキルを応用させていくこと
になります。
常に社会の流れを見て、自分のスキルを活かすところを見極める目は持っておきましょう。
デメリット②手に職=給料が高いとは限らない
手に職をつければ、仕事には困らなくなりますが、必ずしも給料が高いわけではありません。
もちろん、仕事はお金じゃないという方は、デメリットにはなりませんので、考え方によります。
給料は業界によって変わってきます。
よく新聞にも出ていますが、介護業界などは給料が低いと言われています。
お金はとても大切です。
手に職をつければ安心!という考え方ではなく、生活のためにはちゃんと給料をもらえるのかどうかまできちんと見極めておく必要があります。
デメリット③スキルを手に入れるまでにお金と時間がかかる
これは手に職をつけることだけでなく全てのことに通じますが、スキルを手に入れるには、お金と時間がかかります。
資格がないとできない仕事などは、専門学校に通ったり、大学の指定の学部で学ぶ必要があるため、ある程度の時間とお金がかかります。
特に時間がかかる = 継続して学ぶ
ことになるため、結構大変です。
なので、自分が興味がある仕事でないと辛抱できなくなるので、本当にその仕事をやりたいのかどうか、よく考えましょう。
手に職をつけるおすすめな仕事2つ

手に職をつける仕事の中で、ぼくがおすすめする仕事2つを紹介していきます。
おすすめ順に、
- ITエンジニア
- 建設関連
になります。
ITエンジニア
ITエンジニアは、IT(情報技術)の技術者たち全体をあらわす職業。
簡単に言うと、ITに関わるソフトの設計や開発、保守を行う仕事です。
ITエンジニアがおすすめの理由については、以下の記事でも詳しく解説しています。

ぼくが、IT業界で営業として働いているからこそ感じるのですが、ITエンジニアは現在進行形で圧倒的に人が足りていません。
また、多くの企業がITを活用して、新しいサービスを生み出そうとしていることもあり、スピード感をもって仕事をしたいと考えています。
スピード感をもって仕事をするには、ITエンジニアがいないと、サービス提供まで時間がかかってしまうため、ITエンジニアはいくらいても困らない状態です。
なので、「今までパソコンに親しんでいないし、ちょっと苦手。。」
「未経験からITエンジニアになるのはきついんじゃないの?」
という場合でも、興味があって、成長したい熱意があればウェルカムの状態です。
ただ、覚えることが多い、などはあるため、正しい努力と学び方を行いましょう。
未経験からITエンジニアになる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

建設関連
他には、建設関連もおすすめです。
高度経済成長の時に作られた道路などのインフラが老朽化しているのと、オリンピックに向けて相当な需要が発生しており、人手が足りていないからです。
また、給料がそれなりに高いのも人気の理由の一つです。
手に職をつけるための方法

手に職をつける方法は、2つあります。
- 学習すること
- 職場の紹介をもらうこと
です。
この2つは、両方とも必要となります。
詳しくは、以下の記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。

手に職をつけるメリット・デメリットまとめ
お話してきたことをまとめます。
手に職をつけるとは、一定水準以上のスキルによって生計を立てられる状態のことです。
手に職をつけると言える具体的な状態は、
- 資格を持っている
- 資格はないが、一定水準以上のスキルがある
になります。
手に職をつけるメリットは、仕事に困らなくなることです。
ただし、手に職をつけるというのは、次の3つのデメリットもあります。
- 技術の進歩などで、自分のスキルが求められなくなることがある
- 手に職=給料が高いとは限らない
- スキルを手に入れるまでにお金と時間がかかる
手に職をつける仕事の中で、ぼくがおすすめする仕事は、以下の2つ。
- ITエンジニア
- 建設関連
紹介した以外の仕事でも手に職をつける仕事はいろいろありますが、大切なのは興味があるかと、伸びていく業界かどうかをよく考えることになります。
手に職の仕事を選ぶ時の目安については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも是非ご覧ください。

今後は、手に職をつけるためだけでなく、これからは自分のスキルを高めて、どんな仕事でも手に職だと言えるようにすることが求められると思います。
手に職をつけたい方の参考になれば嬉しいです。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~


ぼくが経験した会社の業務内容や年収についての紹介記事はこちら
