ITリーマンブロガーのポチのすけ(@pochinosuke1)です。
以前の上司から、「当事者意識をもって仕事をするように!」と言われることが多く、そこから意識するようになりました。
会社によっては、よく「当事者意識」という言葉を使って、社員に自主性を持たせようとすることがあります。
ただ、当事者意識と言われても、
- そもそもそのような意識を持った方が良いのか
- 何に気をつけたらいいのか
- 具体的に何をしていけばいいのか
などが、わかりにくいもの。
本記事では、
- 当事者意識とは何か?持たないとどうなるのか?
- 当事者意識を持つメリット
- 当事者意識を持つための具体的な方法
についてご紹介します。
結論から言うと、当事者意識を持つとは、受け身にならないこと。
当事者意識を持って仕事をすると、主体的に動けるようになるので、自分の人生も大きく変えていくことが可能。
それでは、見ていきましょう。
当事者意識がないと仕事でも人生でも損をする

冒頭でもお伝えしましたが、大事なことなので繰り返しお伝えすると、当事者意識を持つとは、受け身にならないこと。
自分が責任を持っているんだと自覚して、考えて行動するのが当事者意識です。
当事者意識がないと、なんでも受け身になってしまい、考えることすら周りにしてもらうことになります。
そうなると、当事者意識がない人からは意見が出てこないので、周りからも頼られなくなることに。
仕事で言えば、重要な仕事ほど任せられなくなります。
普段の生活でも、自分で決断できなくて周りに決断してもらったことは、繰り返し成功することはできません。
「周りからも頼られない」「自分で決断できない」という状態だと、仕事でも人生でも損します。
もちろん、相手に決断をゆだねるのはとても楽です。
考えることも丸投げできるので。
ただ、当事者意識がないと、
仕事において、なんでも答えを人に求めるクセがついてしまい、自分で考えることを放棄するようになってしまいます。
それは、自分の成長を止めてしまうため、とてももったいないことです。
普段の生活でも、相手に決定を求めるばかりになって、自分で決めることができないと、成長しないのでうまくいってもマグレ成功しかできません。
失敗したら、「あれは親に言われたとおりにやったから」と人のせいにしてしまい、成長はそこでストップします。
うまくいったとしても、自分で決めたことでないことは、繰り返し成功できません。
なぜ成功したのか考えることを放棄しているからですね。
仮に決断が間違っていたとしても、自分がよく考えて決定したのなら「次は失敗しないようにしよう」と学べるので、その分成長できます。
会社で活躍する人を見ても、
- 頭の良さ
- 課題をロジカルに解決する力
など、様々な武器を持っていますが、総じて当事者意識を持って仕事をしているもの。
普段から当事者意識を持って仕事をすることで、仕事だけでなく、普段の生活でも考えや行動が変わるため、人生が変わっていきます。
常日頃から当事者意識を持つことによる効果は、何も普段の会社での仕事に限ったことではありません。
副業をやる時や、プライベートにおいて自分の人生をプラスにして生きることにもつながります。
たとえば副業で、個人でビジネスをやる場合なんかは、自分でコントロールしないといけないことが多いです。
当事者意識を持つことが習慣化されていると、自発的に行動できるようになるため、うまくいかないときにも自分から行動でき、成功へ向けた行動をとることができます。
プライベートにおいても、自分の意見をきちんと持つことは、コミュニケーションをとる上で重要。
相手に任せっぱなしではなく、リードしてくれる頼りになる人だと思ってもらえるでしょう。
当事者意識を持つメリット

当事者意識を持って仕事をしたり、普段の生活を過ごすと多くのメリットがあります。
メリットは以下の3つ。
- 自分の頭で考えるので思考力がつく
- 行動して検証できるようになる
- 何度もチャレンジするようになる
結果、自分の成長につながります。
メリット①自分の頭で考えるので思考力がつく
当事者意識を持つメリット1つ目は、自分の頭で考えるので思考力がつくことです。
常日頃から当事者意識を持つと、自分がどうしたいのかを考えないと物事が前に進まないので、よく考えるようになります。
- ゴールから逆算して段取りを考える
- どうやったらうまくいくのか考える
- 逆に何をやったら失敗するのか考える
など。
もちろん、考えることを周りにゆだねることなく、自分で考えるというのはとても大変です。
自分が経験したことない仕事など、周りに答えを聞いたり、決断をゆだねてしまいたいこともあると思います。
ただ、そこで自分なりに考えて考え抜くというのは、ロジカルに考える思考力が身につくもの。
最初は失敗もたくさんすると思いますが、何度も失敗してうまくいくやり方を見つけ出せるようになった時には大きく成長しているので、自分の頭で考えることはとても大事。
メリット②行動して検証できるようになる
当事者意識を持つメリット2つ目は、行動して検証できるようになることです。
当事者意識を持つと、自分がどうしたいのかを考えたことを行動に移さないといけないと気がつくので、行動に移すようになります。
もちろん、よく考えた上で行動しても、うまくいかないことはあるものです。
落ち込むこともあるでしょう。
ただ、当事者意識を持つと、行動した後に結果を検証して、再度考えて行動できるようになります。
行動した結果、
- どうしてうまくいったのか
- 逆にどうしてうまくいかなかったのか
を検証できるのも、自分がやったことに責任をもって進めているからなんですね。
最初のうちは失敗もたくさんすると思いますが、何度も失敗してうまくいくやり方を見つけ出せるようになった時には大きく成長しているので、行動して検証することはとても大事。
メリット③何度もチャレンジするようになる
当事者意識を持つメリット3つ目は、何度もチャレンジするようになることです。
当事者意識を持つと、周りからアドバイスをもらったとしても、最終的に自分が決断して主体的に物事を進められるので、何度もチャレンジするようになります。
iPS細胞でノーベル賞を取った山中伸弥教授も、「9回失敗しないと、なかなか1回の成功が手に入らない。」と言っていますね。
成功するためには何度もチャレンジすることが必須。
もし当事者意識がなければ、
相手に決定を求めるばかりになって自分で決めることができないので、うまくいかなかった時、人のせいにしてチャレンジすることを辞めてしまいます。
もしうまくいったとしても、言われるがままにやったことというのは、なぜうまくいったのかわからず、繰り返しチャレンジしないので再度成功できません。
仮に決断が間違っていたとしても、当事者意識を持つと上記でご紹介したように「自分の頭で考えて行動できるようになり、行動した後に検証できるようになる」ので、失敗の原因がわかる分、成長できます。
そうなると、「次は失敗しないようにしよう」と学んだことをもって再度チャレンジするので、その分成功する確率がグンとあがります。
主体的に物事を進めて何度もチャレンジすることで、成功しやすくなるので、仕事でも人生においてもプラスの影響が大きいです。
当事者意識を持って仕事をする具体的な方法

ここでは、当事者意識を持つことを意識しやすい場である、仕事における具体的な方法をご紹介します。
ここで今一度、おさらいですが、
当事者意識を持つとは、受け身にならないこと。
自分が責任を持っているんだと自覚して、考えて行動することです。
例えば会社で、
ということをよく聞くと思います。
この時に、普段の意識によってどのように伝えるかが違ってきます。
報告・連絡・相談をする時の伝え方として、
「どうしましょうか?」
「〇〇さんに言われたからこのようにやりました」
という言葉を口癖のように使ってしまっている人は、要注意。
最初から上司に答えを求めていたり、最初から自分は関係ないという受け身の考えになっています。
上記の例だと、当事者意識がない人の回答ということです。
受身の姿勢になってしまっている(当事者意識がない)人はすぐに、下記のような言い方に変えましょう。
「自分はこうしたいので、許可してもらえますか?」
「こうするためにこのようにやりました」
上記は、自分でよく考えないと言葉が出てきません。
つまり、当事者意識をもって、考えて行動するということ。
もし、自分の考えが間違っている場合、上司が指摘してくれます。
そのアドバイスを取り入れながら、何が正解か、何が失敗なのかを検証して何度もチャレンジすることが、成長につながります。
最初から上司に決断を委ねるような受け身の姿勢ではなく、自分の意見を持って考えて行動することが、自身の能力を伸ばすんですね。
自分で考えて仕事をするクセがつくと、様々なケースで応用が効くようにもなります。
当事者意識を持ち、自発的に行動することはとても大切ですが、
「自分が自分が」とならないように、相手の意見を尊重するのも同じくらい大切です。
その点は注意しましょう。
なお、当事者意識をもって考えて行動する時の上司のアドバイスは、上司の力量や、会社の環境にも左右されます。
回答がメチャクチャだったり違和感しかないのであれば、より良い環境に移るのが最良の手段なので、その時は転職も考えましょう。
環境を変えたい時に使うべきおすすめ転職エージェントの詳細記事はこちら

当事者意識がないと仕事でも人生でも損をするまとめ
お話ししてきたことをまとめます。
当事者意識を持つとは、受け身にならないこと。
自分が責任を持っているんだと自覚して、考えて行動するのが当事者意識です。
当事者意識がないと、「周りからも頼られない」「自分で決断できない」という状態になり、仕事でも人生でも損します。
当事者意識を持って仕事をしたり、普段の生活を過ごすと以下の3つのメリットがあります。
- 自分の頭で考えるので思考力がつく
- 行動して検証できるようになる
- 何度もチャレンジするようになる
当事者意識を持つことで、行動が変わり、行動が変わることで、仕事で活躍できるように一歩前進できます。
普段から当事者意識を持つことが、人生のいろんな場面で役に立ちますので、今日から意識していきましょう。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~