IT企業で営業として、プログラマーと一緒に働いているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
プログラマーの部長やマネージャー、一般職の方々から給料事情を聞いているため、プログラマーの給料についてよく知っています。
プログラマーは、アプリなどのソフトや企業で使うシステムなど、ITに関わる部分を作るためにも欠かせない存在です。
現時点でも人手不足で今後もさらに足りなくなると言われているのに、年収が低い場合、将来が不安になりますよね。
本記事では、
- プログラマーの年収は低いのか?
- 低い場合、今後も低いままなのか?
について解説していきます。
結論から言うと、プログラマーは特殊なスキルやプロジェクト管理能力を持っていない場合、年収が低いことが多いです。
そのため、言われたことをやるだけのプログラマーになることなく、特殊なスキルを身に着けるか、プロジェクト管理能力を磨くことで年収を上げていく必要があります。
現時点で年収が低い場合、年収を上げるために取るべき具体的な方法についても、合わせて解説していきます。
それでは、ご覧ください。
プログラマーの年収は低いのか?

冒頭でもお伝えしたので繰り返しになりますが、プログラマーの年収は低くなりがちです。
理由は、手を動かす下流工程の作業だと替えが効くというもの。
手を動かす作業というのは、内容が簡単であれば経験が浅い人でもできると見られ、「この人じゃないとできない仕事」となりません。
そうなると、会社側も高く評価しづらくなるので年収が上がりにくく、結果として年収が低いという状況になります。
年収が低い人は、200万円台という場合も。
また、最近はAIなどで自動化していく流れが止まることはなく、手を動かす作業というのはAIに取って代わられやすいため、手を動かす作業しかしないプログラマーは替えが効くと見られがち。
もちろん、会社によってはエンジニアファーストで、プログラマーの方が多くの給料をもらえるような会社もあります。
ただ、多くの会社は、替えが効くプログラマーの年収を抑えることが多いです。
IT業界では、
- ITエンジニア
- システムエンジニア(SE)
- プログラマー
などのように色々と呼び名があります。
このスキルはプログラマーですと厳密に分かれているわけではないですが、多くの場合、プログラマーは開発の手を動かす人という意味合いで使われることが多いです。
システムエンジニア(SE)は、手を動かす作業だけでなく、システムの設計内容や範囲を決めていく要件定義なども行う技術者のことを指すことが多いです。
ただし、すべてのプログラマーの年収が低いわけではありません。
年収が高いプログラマーも中にはいます。
年収が高い人は、1,000万円を超えることも。
年収が高いのは、AIやIoTなど、技術的にできる人が少ない特殊なスキルを持っているプログラマーや、要件定義などの上流工程ができるようなプログラマー。
希少価値が高いスキルを持っているプログラマーや、上流工程を進められるプログラマーは、「この人じゃないと解決できない」というスキルがあるので、年収が高くなります。
もし、現在の会社で年収が低くてもそれだけ希少価値が高いスキルがあれば、別の会社からの評価が高くなり高年収を提示してもらえます。
ちなみに、何故ここまで年収で差がつくかというと、プログラマーは専門職のためです。
専門職に求められるのは、あの人は「このようなスキルがある凄い人」というスキル。
何もプログラマーに限った話ではないのですが、専門職の年収はスキルとセットになっているとも言えます。
スキルとは、
- できる仕事が多い
- 特定の分野でスペシャリストである
などのこと。
そのため、「現時点で年収が低い。。」とお悩みの方が年収アップするためには、希少価値の高いスキルを身に着ける必要があるということです。
プログラマーが年収を上げるために取るべき方法

年収が低いことが多いプログラマーが年収を上げるためには、言われたことをやるだけのプログラマーになることなく、特殊なスキルを身に着けるか、プロジェクト管理能力を磨く必要があります。
具体的に、プログラマーが年収を上げるために取るべき方法は下記の3点です。
- IoTやAIの知識や技術を身に着ける
- システムエンジニア的な動きができるようにスキルアップ
- 給料が高めの会社に転職
基本は、専門性を高めてスペシャリストになるような、スキルアップが必須。
IoTやAIなどをはじめとして、様々な技術を身に着けることで専門性を高めると、年収が上がりやすくなります。
IoT(アイオーティー)
・・・モノとインターネットがつながる技術の総称で、最近ではスマート家電などで話題の技術です。
現時点では年収が低くても、特定の分野でスペシャリストになれれば年収は上がります。
自社でステップアップできれば一番良いですが、
- 会社のビジネスモデルにあまり強みがない
- プログラマーに価値を認めないような会社のスタンス
だと、給料が劇的に上がっていく可能性は低いです。
なので、そのような場合は、給料が高めの会社に転職して年収を上げつつ、スキルも磨いていくことで更なる年収アップを狙うのがおすすめ。
では、具体的に何をするべきなのか、見ていきましょう。
方法①IoTやAIの知識や技術を身に着ける
プログラマーが年収を上げていくために取るべき方法の1つ目は、IoTやAIの知識や技術を身に着けることです。
プログラマーの年収が低い時、年収を上げる方法として一番の近道は、特殊なスキルを持った希少価値の高い人材になること。
希少価値の高い人材になることで、自社でステップアップするにしても転職でステップアップするにしても、年収を上げやすくなります。
具体的には、どんどん広がっていく領域であるIoTやAIの知識や技術を身に着けること。
まだまだ技術者が少ないので、技術を身に着けると、周りとの差別化にもなります。
IT業界に身を置いているぼく自身、色んなシステム案件をやっていますが、最近は工場のIoT案件や、企業の購買システムなどにAIを導入するような案件がどんどん増えています。
今後もIoTやAIを使ったサービスやシステムは、企業向け個人向けを問わず、どんどん増えるのは間違いない流れ。
IoTやAIの知識や技術を身に着けるには、社内研修やプログラミングスクールを使って身に着けるのがおすすめです。
社内研修
自社で研修があれば、積極的に受けに行きましょう。
費用がかからないことも多く、費用がかかったとしても会社負担で済むからです。
自社内で開催される研修もあれば、社外で行っている研修に参加できる場合もあります。
今一度、会社内の研修内容を見直しましょう。
プログラミングスクール
費用がかかるものの、自分が学びたい言語や技術を学ぶのに向いています。
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ポイントは以下の通り。
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学び方:オンライン型
年齢制限:なし
学べる言語・スキル:Ruby、Ruby on Rails、Git、GitHub、HTML5、CSS3、Bootstrap、SQL、Heroku、PHP、Python、Laravel、Swift、Java、Kotlin、Solidity、Scala、JavaScript、jQuery、Unity、C#、ブロックチェーン
学ぶ期間:4週間~16週間で柔軟に選択可能(約1ヶ月~約4ヶ月)
主な特徴:パーソナルメンターがついてサポート!
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- 入学金(税抜):115,000円(学生80,000円)
- 月額(税抜) :29,800円
<ブーストコース>
- 入学金(税抜):199,800円(学生164,800円)
- 月額(税抜) :29,800円
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- メンタリング(税抜):月4回コースは月額31,600円、月6回コースは月額47,400円、月8回コースは月額63,200円
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※オプションは、基本受講期間を終えた後の延長時には切り替えが可能
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年齢制限:なし
学べる言語・スキル:HTML、CSS、Ruby/Ruby on Rails、PHP、Laravel、jQuery、JavaScript、Python、ブロックチェーン、IoT
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方法②システムエンジニア的な動きができるようにスキルアップ
プログラマーが年収を上げていくために取るべき方法の2つ目は、システムエンジニア的な動きができるようにスキルアップすることです。
システムエンジニア(SE)は手を動かす作業以外に、
- プロジェクトの管理
- メンバーへの指示出し
- メンバー管理
- お客さんとのシステム要件のすり合わせ(要件定義)
- 営業提案時の技術的な提案
などの仕事を同時に行っています。
急にシステムエンジニア(SE)的な仕事を全部できるようになるのは難しいですが、お客さんとのシステム要件のすり合わせなど、いわゆる上流工程などは少しずつでもできるようになっていくのがおすすめ。
お客さん相手にもしゃべれるようになれば、やれる仕事の幅が一気に広がるため、年収が上がりやすいからです。
慣れてきたら、受注前のお客さんへの提案活動にも参加していきましょう。
提案までできるようになれば、システムエンジニア的な動きができていると言えます。
また、システムエンジニア的な動きができるようになるには具体的にどうすればいいのかというと、以下の流れになります。
- まずは自分の上司など、上の立場の人がどのようにプロジェクトを進めているのかをよく見て盗む
- 簡単な内容からでいいので、お客さんとのやり取りをさせてもらう
- 技術的な内容を社内・社外相手に伝えられるように努力する
プログラマーとして、現時点ではスキルや経験値が足りなくても、粘り強く学んで失敗を経験に変えていくことで、成長できます。
また、世の中の流れを読みながら、必要とされるスキルを戦略を立てて身につけるのもおすすめ。
成長=スキルアップすることで、自社でステップアップして年収を上げていけます。
方法③給料が高めの会社に転職
プログラマーが年収を上げていくために取るべき方法の3つ目は、給料が高めの会社に転職することです。
今の会社の仕組みが、あまり年収が上がらないような仕組みになっていたら、良い会社への転職が必須。
残念ながら会社によっては、プログラマーへ払う給料を抑えているところもあったり、プログラマーから見て評価体制が不利な会社もあるためです。
IT業界は今後も伸びていく業界。
また、プログラマーは、現時点でも以下の経済産業省のデータからも分かる通り人手不足なので、スキルがあれば引く手数多。
経済産業省が出している以下のデータからも、IT人材は2015年の時点ですでに17万人不足しており、2030年には59万人が不足するであろうと予測されています。

参照:経済産業省『IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果』
もちろん、IT業界で働いているぼく自身も、エンジニア不足を日々痛感しています。
お客さんから、
「このスケジュールでサービスをリリースしたい!」
と言われますが、エンジニア不足で人をアサインできないため、少し予定を遅らせてもらうこともあるくらいです。
なので、プログラマーの方は、評価される会社に行きつつ能力を磨き続けていれば、年収を上げていけます。
具体的には、
年収300万ぐらいなら、まずは転職で年収を伸ばした方が早いです。
年収700万や、それ以上を目指す場合はスキルが必要になるので、仕事の中でスキルアップしつつ、評価してくれる会社に転職する戦略がおすすめ。
なお、失敗しないためには転職エージェントをうまく活用するのが必須。
希望の転職先に行くためには、募集があるのかと、自分の考えに合う会社を見つける必要があり、それを助けてくれるのが転職エージェントだからです。
転職エージェントは、無料で以下のようなサービスを受けられるので、使わない手はありません。
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- 企業に交渉してくれる
また、求人情報は水物。
採用が決まれば募集終了になってしまうので、情報収集を早めに行い、良い会社の求人を見逃さないようにしましょう。
なお、転職エージェントは、2~3社は登録するようにしましょう。
1社の転職エージェントだけだと、求人の取りこぼしが起きる可能性が高く、機会損失になるからです。
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プログラマーの年収は低いのかまとめ
お話してきたことをまとめます。
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現時点で年収が低い。。とお悩みのプログラマーの方にとって、参考になれば嬉しいです。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
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