SBI証券で、早くからつみたてNISAをやっているポチのすけ(@pochinosuke1)です。
1年以上、無理のない範囲で積み立てており、少しずつお金を増やすことができています。
つみたてNISAは投資に対する利益が非課税になるお得な制度。
また、SBI証券は、つみたてNISAで選べる種類が多く、良い商品もたくさん入っています。
本記事では、
SBI証券でつみたてNISAをやる時のおすすめ商品・銘柄を紹介していきます。
結論から言うと、以下の6つがおすすめ。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下、楽天VTI)
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(以下、SBIバンガードS&P500)
- eMAXIS slim米国株式(S&P500)(以下、eMAXIS slim S&P500)
- eMAXIS slim先進国株式
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
上記どれか1つを選んでも良いですし、複数を選ぶのもおすすめ。
本当にたくさんの種類があるので、どのような基準で選んだらいいのかについても合わせて解説していきます。
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SBI証券で積立(つみたて)NISAをやる時の商品の選定基準

SBI証券だけの話ではありませんが、つみたてNISAで商品を選ぶ時は、選定基準を持って選ぶべき。
基準もなく何となく選んだ商品では、価格が下がった時にうろたえて売ってしまうなど、長期投資をする時の妨げになるからです。
なので、自分自身の中にはかりを置いて選びましょう。
ここでは、ぼくが商品を選ぶ時の選定基準6つをご紹介します。
商品の選定基準
- 信託期限が無制限
- 分配金無し
- コストが安い
- 過去の実績がある(利回りが良い)
- アメリカ株に分散投資している
- 今後も伸びていくことが予想できる
なお、つみたてNISAで選べる商品は投資信託がメインになっているため、投資信託を選ぶ前提で解説します。
投資信託
ざっくりいうと、投資のプロにお金を預けて運用してもらう商品です。
投資を信じて託すので、投資信託。
色々な商品がまとまったパッケージになっていると考えてください。
運用先は商品によってそれぞれ。
株だけのものもあれば、債券が混じっているものなど、種類は本当にたくさんあります。
①信託期限が無制限
信託期限とは、投資信託を運用してくれる期間のこと。
たとえば、10年間と決まっていたら20年~30年は運用できませんよね。
投資信託の運用は20年~30年という長期間で価格下落リスクを減らすことが重要なため、信託期限が無期限なのは必須です。
②分配金無し
投資信託によっては、投資家に分配金が出ます。
分配金というと、利益を毎月受け取れてラッキー!と感じるかも知れません。
ただし、分配金ありの投資信託だと受け取る場合も再投資する場合も税金がかかるため、複利効果を最大限発揮することができません。
長期運用では、複利効果を活かしてお金を効率的にふやしていくことが重要なため、分配金が出ない投資信託を選んで投資元本をふやせるものを選びましょう。
万が一、分配金が出る場合は、再投資に回すことで複利効果を活かすようにしましょう。
複利とは
運用して得た利益を投資元本に加えて運用することで、投資元本をふやしていくこと。
例えば、1年目に5万円の利益が出たら、2年目は元本に利益を加えて105万円で運用します。
5%の利回りで運用し続けると、2年目は105万円の5%となるため、10万2,500円の利益。
3年目は10万2,500円の利益を元本に加えて110万2,500円を5%で運用するので、15万7,625円の利益になります。
複利は、時間をかければかけるほど雪だるま式に利益がふくれ上がります。
反対に単利があります。
単利とは、運用して得た利益を元本に加えないため、元本額は変わらない形で運用する時の利益です。
ちなみに、分配金が出ない投資信託というと損しているような気分になるかもしれません。
ただ、分配金無しの銘柄は最初から再投資を前提としているため、利益を価格に織り込み済みにしてくれます。
つまり、利益を投資元本に組み込むことで自動的に複利効果を最大限発揮できるようにしてくれていて、税金がかからない形なので安心してください。
③コストが安い
当然の話ではありますが、コストは安ければ安いほど良いです。
例えば、つぎの2つは利益は同じです。
- 投資信託A:投資によるリターン5%、コスト0.2%
- 投資信託B:投資によるリターン7%、コスト2.2%
そのため、コストが高いと利益が減ってしまうため、コストが低い投資信託を選びましょう。
ちなみに、コストは0.5%以下が望ましいです。
④過去の実績がある(利回りが良い)
過去の実績がないものはギャンブルになってしまいます。
もちろん、未来がどうなるかはわかりませんが、今までの実績があると利回りも期待できるので、先ほどのコストの低さとセットで考えましょう。
⑤アメリカ株に分散投資している
商品を選ぶうえで、考えかたの分かれ目となる部分ですが、ぼくはアメリカ株への分散投資こそが最も重要だと考えています。
投資信託を買う上で安定してリターンを得る一番のポイントは、もっとも強いところの勝ちを予想して投資すること。
アメリカは世界最大の経済大国であり、今後もアメリカが世界を引っ張っていく構図は変わらないと考えています。
また、日本人として通常は給料を日本円でもらっているからこそ、リスクヘッジも含めてアメリカ株への分散投資が意味を持つ部分があります。
厚切りジェイソンさんも同じようなことを言っており、本も出版されているので参考にしてみてください。
⑥今後も伸びていくことが予想できる
さきほどのアメリカ株への分散投資とも同じような考えかたになりますが、実績がありつつ今後も伸びていく国へ投資することがベストです。
例えば、日本株は個別でのびる企業はあるでしょうが、少子高齢化による人口減という大きな爆弾をかかえています。
よって、20年~30年後、株価が伸びていくことを予想するのが難しいと考えています。
(伸びてくれたらそれは嬉しいのですが。)
そのため、アメリカ株を中心とした今後も伸びるであろう国に投資しましょう。
積立(つみたて)NISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品・銘柄

では、つみたてNISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品を見ていきましょう。
さきほどお伝えした選定基準を満たす、おすすめの商品は以下の6つ。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下、楽天VTI)
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(以下、SBIバンガードS&P500)
- eMAXIS slim米国株式(S&P500)(以下、eMAXIS slim S&P500)
- eMAXIS slim先進国株式
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
どれも素晴らしい商品・銘柄なので、選ぶのが一つだけでも、分散投資ができるので十分。
ちなみに、商品は複数選んでもOKですが、つみたてNISAはつみたてられる月額が約33,000円と限りがあるため、どれか1つもしくは2つくらいにしぼって集中運用する方がリターンを大きく得られます。
おすすめ①楽天・全米株式インデックス・ファンド
つみたてNISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品1つ目は、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』です。
『楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』という愛称もあり、略称である『楽天VTI』と呼ばれることが多いです。
楽天VTIは、バンガード社という世界最大の投資ファンドが運用する「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」に、楽天投信投資顧問という楽天の投資会社が100%投資をすることで、アメリカ全土の株に低コストで投資できる商品。
以下のように、商品を選ぶ基準全てを満たしています。
- 信託期限が無制限
- 分配金無し
- コストが安い(0.162%)
- 過去の実績がある(VTI自体はスタートから200%越えの利回り!)
- アメリカ株に分散投資している(約4,000銘柄)
- アメリカ全体は今後も伸びていくと予想できる
楽天VTIは2017年からはじまった新しい商品ですが、大元のVTIは2001年から運用されており、リーマンショック大暴落さえ乗り越えて右肩上がりで伸びているため、実績も充分。
また、中小株を含めたアメリカ株式市場のほぼ100%に低コストで分散投資ができることになるため、文句なしで素晴らしい商品です。
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おすすめ②SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
つみたてNISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品2つ目は、『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』です。
SBIバンガードS&P500は、アメリカの大型株500社で構成される株価指数と同じ動きを目指す投資信託で、国内最安値の信託報酬(コスト)が最大の特徴。
アメリカ大型株500社はアメリカ全土の時価総額8割を占めており、アメリカ全土に投資する楽天VTIと比べた時、SBIバンガードS&P500はアメリカ全体の80%に分散投資するところが違いです。
※株価指数とは、取引所全体や特定の複数銘柄の株価の動きを表すもの。
株価指数はある時点の株価を基準に増減で表します。
これによって、対象とする取引所や特定の複数銘柄などの株価の動きを長期的に評価することができます。
ちなみに、アメリカ大型株には、以下のような企業が含まれています。
- アルファベット(Googleの持ち株会社)
- Apple
- Amazon
- Microsoft
- ジョンソン&ジョンソン
- P&G
そして、SBIバンガードS&P500は、以下のように商品を選ぶ基準全てを満たしています。
- 信託期限が無制限
- 分配金無し
- コストが安い(0.0938%)
- 過去の実績がある(S&P500自体はスタートから右肩上がり!)
- アメリカ株に分散投資している(大型株500社)
- アメリカ全体は今後も伸びていくと予想できる
SBIバンガードS&P500は、2019年9月から始まったばかりですが、アメリカの大型株500社に投資できるため、アメリカの大企業全体の株価の恩恵を受けれます。
また、信託報酬(コスト)が0.1%を切っており、このあと出てくるeMAXIS Slim S&P500よりもコストが安く、国内の投資信託最安値という超お得な商品。
S&P500は、今までの歴史上、どこで買っても儲かるというすさまじい実績を誇ります。
低コストでアメリカ株式の80%に分散投資ができることになるため、文句なしで素晴らしい商品。
注意点として、SBIバンガードS&P500は、SBI証券でしか取扱がありません。
興味がある人は、SBI証券で買ってみましょう。
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おすすめ③:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
つみたてNISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品3つ目は、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』です。
略称である『eMAXIS Slim S&P500』と呼ばれることが多いです。
eMAXIS Slim S&P500は、上記でご紹介したSBIバンガードS&P500と同様、アメリカの大型株500社で構成される株価指数と同じ動きを目指す投資信託で、アメリカ大型株500社はアメリカ全土の時価総額8割を占めています。
※株価指数とは、取引所全体や特定の複数銘柄の株価の動きを表すもの。
株価指数はある時点の株価を基準に増減で表します。
これによって、対象とする取引所や特定の複数銘柄などの株価の動きを長期的に評価することができます。
eMAXIS Slim S&P500は、以下のように商品を選ぶ基準全てを満たしています。
- 信託期限が無制限
- 分配金無し
- コストが安い(0.0968%)
- 過去の実績がある(S&P500自体はスタートから右肩上がり!)
- アメリカ株に分散投資している(大型株500社)
- アメリカ全体は今後も伸びていくと予想できる
eMAXIS Slim S&P500は、楽天VTIと比べると、大型株に投資するためアメリカ全体の80%に分散投資するのが特徴。
SBIバンガードS&P500と比べると、コストが若干高いですが、それでも国内最安値水準なので、相当コストが安い商品です。
eMAXIS Slim S&P500は、アメリカの大企業全体に投資できる商品のため、GAFAなどのアメリカの大企業全体の株価の恩恵を受けれますし、S&P500自体、歴史上どこで買っても儲かるというすさまじい実績を誇ります。
すでにeMAXIS Slim S&P500を買い続けているのであれば、SBIバンガードS&P500に乗り換える必要がないくらい、十分なレベルです。
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おすすめ④:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
つみたてNISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品4つ目は、『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』です。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスとは、日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目的とした投資信託。
「MSCI Kokusai Index(MSCIコクサイ インデックス)」の株価指数と同じ動きを目指しており、アメリカ株が約65%、ユーロ圏が約13%で、残り約20%はイギリス・カナダ・スイス・オーストラリアなどで構成されています。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、以下のように商品を選ぶ基準全てを満たしています。
- 信託期限が無制限
- 分配金無し
- コストが安い(0.10989%)
- 過去の実績がある(MSCIコクサイ インデックス自体はスタートから160%越え!)
- アメリカ株に分散投資している(大型株を中心に半分以上はアメリカ株)
- アメリカを中心に世界経済全体は今後も伸びていくと予想できる
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、アメリカを中心に日本を除く先進国に分散投資できる商品のため、日本以外の先進国全体から株価の恩恵を受けれます。
手数料の安さと、アメリカ以外の先進国にも分散投資できるという魅力的な商品。
アメリカ以外にも投資したい人にとって、おすすめです。
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おすすめ⑤eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
つみたてNISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品5つ目は、『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』です。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とは、日本を除く全世界の株式市場の値動きに連動する投資成果を目的とした投資信託。
先進国だけではなく、新興国も含みます。(とはいえ、先進国の割合が87.6%なので、ほぼ先進国が占めています。)
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)の株価指数と同じ動きを目指しており、アメリカ株が約60.2%、イギリス5.2%、フランス3.6%、カナダ3.3%、スイス3%、その他12.2%で、残り12.4%は、中国や韓国など新興国で占められています。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、以下のように商品を選ぶ基準全てを満たしています。
- 信託期限が無制限
- 分配金無し
- コストが安い(0.1144%)
- 過去の実績がある(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)自体はスタートから200%越え!)
- アメリカ株に分散投資している(大型株を中心に60%はアメリカ株)
- アメリカを中心に世界経済全体は今後も伸びていくと予想できる
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、アメリカを中心に日本を除く先進国や新興国に分散投資できる商品のため、日本以外の全世界から株価の恩恵を受けれます。
手数料の安さと、アメリカ以外にも分散投資できるため、世界経済が今後も発展するだろうと信じられる人や、アメリカ以外にも投資したい人にとって、おすすめです。
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おすすめ⑥SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
つみたてNISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品6つ目は、『SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))』です。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))とは、日本も含め、全世界の株式市場の値動きに連動する投資成果を目的とした投資信託。
先進国だけではなく、新興国も含みます。(とはいえ、先進国の割合が90%なので、ほぼ先進国が占めています。)
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)の株価指数と同じ動きを目指しており、アメリカ株が約55%、日本・イギリス・ユーロ圏・カナダ・スイス・オーストラリアなどの先進国で35%、残り10%は中国やインドなど新興国で占められています。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))は、以下のように商品を選ぶ基準全てを満たしています。
- 信託期限が無制限
- 分配金無し
- コストが安い(0.1102%)
- 過去の実績がある(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス自体はスタートから5%ほどプラス)
- アメリカ株に分散投資している(大型株を中心に約半分はアメリカ株)
- アメリカを中心に世界経済全体は今後も伸びていくと予想できる
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))は、アメリカを中心に日本を含めた先進国や新興国に分散投資できる商品のため、世界経済全体から株価の恩恵を受けれます。
ただし、近年はアメリカ株が好調ですが、それ以外の新興国や先進国が足を引っ張ってしまっているので、全体で見るとゆるやかに伸びていくことが予想されます。
手数料の安さと、アメリカ以外の世界全体に丸ごと分散投資できるため、世界経済が今後も発展するだろうと信じられる人や、アメリカ以外にも投資したい人にとって、おすすめです。
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積立(つみたて)NISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品・銘柄まとめ
お話ししてきたことをまとめます。
つみたてNISAで商品を選ぶ時は、選定基準を持って選ぶべきです。
商品の選定基準は以下の6つ。
- 信託期限が無制限
- 分配金無し
- コストが安い
- 過去の実績がある(利回りが良い)
- アメリカ株に分散投資している
- 今後も伸びていくことが予想できる
上記の選定基準を満たすような、つみたてNISAをSBI証券でやる時のおすすめ商品・銘柄は、以下の6つ。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- eMAXIS slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS slim先進国株式
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
商品は複数選んでもOKですが、つみたてNISAはつみたてられる月額が約33,000円と限りがあるため、どれか1つもしくは2つくらいにしぼって集中運用する方がリターンを大きく得られます。
SBI証券で、つみたてNISAをやろうと考えている方の参考になったら嬉しいです。
どうも、ポチのすけ(@pochinosuke1)でした~
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