資産運用の考え方

投資が良くてトレードが悪というイメージは誤解。両方とも必要な理由

投資が良くてトレードが悪というイメージは誤解。両方とも必要な理由
社会人A
社会人A
投資は企業を応援するためにお金を出すものだからいいけど、トレードは売買してるだけだから、あまりいいイメージがないな
社会人B
社会人B
楽してお金を稼ぐなんてけしからん!
ポチのすけ
ポチのすけ
以前のぼくもそう思っていました。

 

その後資産運用について勉強していくと、必ずしもそうではないということがわかりました。

むしろ、投資もトレードも両方とも必要なので、片方が善、もう片方が悪だということではないということに。

本記事では、なぜ両方とも必要なのか?

その考えについて解説します。

 

投資とトレードの違い

 

冒頭でもお伝えした通り、世間一般のイメージでは、

  • 投資=良いこと
  • トレード=悪いこと

となりがちです。

ですが、客観的に見てみると、投資とトレードの違いは以下になるため、片方が善、もう片方が悪だとはなりません。

 

投資とトレードの違い
  • 利益を出すまでの期間の長さ
  • 利益を出す難易度

 

それでは、それぞれを見ていきましょう。

 

利益を出すまでの期間の長さ

 

投資とトレードは、利益を出すまでの期間の長さが違います。

2つの違いをざっくり説明すると以下になります。

 

  • 投資・・・複利効果を活かすため、10年~30年かける
  • トレード・・・値動きがあれば売買するため、早ければ数分、長くても数週間~1か月くらいで利益を確定する

 

投資はかなり長い時間をかけて行うものに対して、トレードはかなり短い期間で利益を出すものだということがわかると思います。

 

利益を出す難易度

 

投資とトレードは利益を出す難易度が変わってきます。

この2つの違いをざっくり説明すると、以下になります。

  • 投資・・・将来的に、株などの投資したものが値上がりすることを見越して、長期間をかけてお金を継続的に投入し、福利効果によってじわじわと元本を増やしていく
  • トレード・・・数分~数週間といった短期間で、株など購入した商品を安く買って高く売ることで利益を得る

 

投資は最初の商品選びが大変ですが、そこで正しいであろう商品を選ぶことができれば、あとは淡々とお金を投入していくだけになります。

そして目標額に到達したら、売って現金に替えたり、配当金が出る商品を購入するような形がゴールになります。

なので、投資で売買の判断をするタイミングは、最初と最後の2回だけになります。

 

対して、トレードは頻繁に売買を繰り返すため、商品がある程度値上がりすれば売る必要がありますし、値下がりすれば損切りする必要もあります。

また、一つの商品を持ち続けるということは少なく、売買の判断を頻繁に行う必要があります。

 

投資は、2回の判断を時間をかけて行えばいいのに対し、トレードは、多くの判断をミスなく行わないと損する確率が高まります。

よって、利益を出すために売買の判断を頻繁に行う必要があるトレードの方が、難易度は上がります。

 

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投資が良くて、トレードが悪に思われがちな理由

 

では、なぜトレードでお金を動かして利益を出すことが悪と言われがちなのかというと、

汗水垂らして働くことが美徳という精神が日本人の中に刷り込まれているためです。

これは、古くは江戸時代からの国の統治者側の理屈で、国民にお金を持つ選択肢を与えずにそこそこ貧しくした方が統治しやすいと考えられているからではないかと言われています。

楽して稼ぐのではなく、苦労して得たお金こそ意味があるということなのでしょう。

 

また、トレードは実際にモノを作ったりしているわけではないため、生産性がないなどと言われてしまうことも一因でしょう。

 

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投資とトレードの両方が必要な理由

 

どうしても、日本人の中では投資が良くて、トレードが悪だと思われがちになってしまいますが、この2つは両方とも必要です。

なぜなら、市場は流動性を担保することが必要だからです。

 

市場は流動性を担保することが必要

 

投資とトレードの両方がないと、市場の流動性がなくなるためよくありません。

なぜなら、株も債権も、無限にあるわけではなく、売りたい人と買いたい人がいないと売買が成立しないためです。

流動性・・・資産を現金と交換しやすいかどうか。株・債券・FXで言えば、売買したいタイミングで売買ができるかどうか

 

例えば100万株という上限があるAという株を誰かが買い占めていて、売りに出されなければ、他の人は誰も買うことができません。

そのため、長期運用をするためにAという株を買いたくても買えない状況になってしまいます。

 

例えば、売られはしても買う人がいないBという株がある場合、コツコツとB株を買い続けていた人が目標額に達した時は、いざ売りたくても売れなくなります。

また、株を発行する企業が資金調達をしたい場合も、買い手がいなくて困り、経済が硬直してしまいます。

 

よって、頻繁に売買する人がいなければ、商品の流動性がなくなってしまいます。

流動性がなくなった商品は、買いたいタイミングで買えず、売りたいタイミングで売れない状況に陥るため、非常に良くないです。

 

ただし、初心者は投資からスタートするのがベター

 

ここまで、誤解されがちなトレードやトレードを行っているトレーダーの方は決して悪くない、というお話をしてきました。

だからといって、誰もがトレードをするべきかと言ったら、そうではありません。

先ほどお伝えしたことですが、大事なことなので繰り返しになりますが、投資よりもトレードの方が難易度が高いです。

そのため、資産運用初心者は、まずは投資から始めるのがベターです。

投資でコツコツとお金を積立ながら運用していきましょう。

おすすめの投資方法については、以下の記事をご覧下さい。

 

 

もちろん、資産運用初心者であっても、いきなりトレードで力を発揮する方も中にはいらっしゃるでしょう。

そのような凄い方は、ぜひとも力を発揮できる方法で資産運用をするのが良いです。

 

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まとめ

 

お話してきたことをまとめます。

  • 投資なのかトレードなのかは、あくまでその人の性格や能力で判断すべきであり、善悪で区別するものではない。
  • 投資とトレードの違いは、利益を出すまでの期間の長さと、利益を出す難易度。
  • 投資が良くて、トレードが悪だと思われがちなのは、汗水たらして働くことが尊いと日本人の中に刷り込まれているため。
  • トレードは悪ではなく、初心者には難しいだけで、株や債権、通貨の流動性を担保してくれるなくてはならない存在。トレードで頻繁に売買されるからこそ、買いたい時に買えて(売る人がいる)、売りたい時に売れる。(買う人がいる)
  • 資産運用初心者は、難易度の低さから、投資から始めるのがベター
  • トレードの売買でお金が回ることで経済が回っていく。

 

投資もトレードも両方ともなくてはならない存在のため、偏見がなくなってくれるとよいと思います。